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今朝出したゴミがそのまま残って
「燃えないゴミは水曜日です」と張り紙がしてあった
水曜日の朝も残ったまま
「今日は水曜日です」

仕方なく持ち帰り部屋の隅に置きっぱなしにしていたら
いつの ....
朝ぼらけかすみし山の冬木立
鼓膜に残る響き息の跡

ときはかねときあかねさす井戸端の
夕餉の支度暮れのにおいは

山の中静かに凍る湖が
数億年の冬眠を守る

暖冬に明日、明後日と大 ....
はじまりのおしまいのはじまりのおしまいのは(じ)まりのゆくえ、わかりませんとか云わないで

ゆくえ稜線のかなたまで染まってゆく、葉緑体のベンゼン環おしまいのは(じ)まりへ

まりみたいな月はど ....
師走は
わざわざおいでくださった
昼下の陽に
茶の用意だけ、が塩梅です春へ

師走は何かと気ぜわしく
あれこれすることが多いから甘めの紅茶を一杯飲んで
一息つきましょう
正月に失礼がな ....
慣れし故郷を放たれて夢に楽土求めたり
一度低く
故郷を放たれて楽土求めたり
一度低く
を、放たれ、土たり
いちど
を、土求めて
オクターブ
故郷求めたり

胸の奥底深く湧き水の波紋 ....
部屋に椅子がある
隣に体育座りをした母がある
雲が青さを通り越して
手をとり椅子に導く、空は久しぶりね


玄関に並んだ靴
妻は夕食を作り、息子はトミカに夢中
1のつぎの靴 ....


夕空と海の混じり合うそのすきまに
すべり込むうみどりの影のさみしさ
赤い包みのキャンディーをポケットから取り出すと
口に入れる間もなく
風景に溶ける




”ちかみちは ....
午後ティー淹れたティーカップ
祝日の遊園地
中も外もまわるまわり
衛星カメラを
反転させても
とどかない
銀河系のベランダに
望遠鏡を置く
砂粒をあつめたティーカップが
暮れの手前で ....
そうなろう
そうなりつづけよう
来年もそこにいよう
また台風が先に来て
それでも豪雨のやむ一瞬に
背番号がなくても
立つ場所があるなら

星から降る雨が流れて
やみまに観測する一線を ....
さやかなこまかなことばさきとどかぬのならそまず散るだけ

おとしぶみおとした文の子守唄

せきをしてもひとりよりすこしふかい秋はひとり

焼きいも売りの声すこしたかく
石黒くなりショパン ....
こしごえさんのwcさんおすすめリスト(10)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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お正月- wc自由詩4*23-12-3
鏡川- wc自由詩9+*23-12-3
即興4行詩- wc自由詩1323-11-12
なないろ、五行歌風- wc自由詩11*23-11-4
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