どこか遠くへ行きたい
どこでもいい
歩きではなく
自転車がいい
遠くへ行けるだろう
速く進めるだろう
風を感じるだろう
風を切るその瞬間が大切だから
どこか遠くへ行って
道に座っ ....
そこまで古くもないのに
とても遠い思い出の中でしか
もう息づいて居ないと思っていた
小さな居酒屋の中で
六年ぶりに合わせた顔達は
どれも少しだけ年老いていて
それでも変わらない声をして ....
地下鉄の風に吹かれて
灰色の階段を上がる
地上に出る前に
用を足そうと
便所にゆく
入口に
「 只今清掃中 〜そっと入ってください〜 」
という看板が立っており
....
寒い夜
隣を歩く君の手を
握ってポッケに
詰め込めたなら……^^
僕の演じた役はぼく そのもの
いいかえれば過去にそうであった ぼく
そのときの 心のうちだった気がする
演じてる 演じてた 演じようとしてる
でも最後には必ず前向きになってた 僕はここ ....
僕が働く村は 小さな漁村で
大工仲間のゴルカ君と ベンチに座ってお昼ごはんを食べる
ゴルカ君の奥さんのロシェさんはお料理の先生で
ゴルカ君の持ってくるお弁当はいつもキラキラしている
ゴ ....
君の笑顔がうれしくて
痛い
君の冗談がたのしくて
辛い
君の手の平が温かくて
苦しい
....
どうも!
かくれんぼで鬼になったのはいいが。
百数えている間にみんなに家に帰られた事のある。
そんな日の夕焼けが目に沁みて仕方なかった僕がここにいます。
どうも!
当たりつきのアイス ....
母なる海
更なる深海
棲みつく
数多なる妖精たち
数多なる朱儒たち
暗闇の中
故意な主張もせず
透明の四肢六肢八肢
生命を明確に見せつける
体内の消化器官たち
威嚇用のLEDライトのよう ....
漆黒の夜が明けて
だんだん空が白んで
青空に変わったら
サヨナラしなくちゃ
楽しい時間は
あっという間に過ぎ去って
永遠に続くことはなくて
どんなに抱き合 ....
Happy St. Valentine's Day.
がんばれ! 日本中のおんなのこ!!
おんなのこは、
....
あおしんじゅの森は
樹海の森だったし
あたしはその結晶を とても美しいと思った
粒の小さい 白い涙のようなそれは
体に悪いと知っても
飲み込み続けるよりなかった
ゆるい雪のよう ....
ごろごろしたっていいじゃない
だってこんなに暖かい休日なんだもん
うなじにもいて
みぞおちにもいる
雨はいろんな速さの生きもの
応える声に重なってゆく
肌をついばみ
葉のようにすぎ
甘く指を噛み
飛びたつしるし
強さでもな ....
それって秘密だよ
思わせぶりに微笑んだ
あなた
ドラえもんじゃないくせに
ポケットから何やら取り出しては
桜の木に振りまきはじめ
(まだまだ寒いよと眠ったままなのに
まだかまだかと貧乏揺 ....
風をぐっ、と掴んで
わたしの髪が、ふうわりとクールダウン
こころもちが静かにチルアウトする
ついに視界がひらけて
この丘からの風景は、やさしく収斂されて
頼んでもいないのにひどくうつ ....
幻想を かすかに、いだきながら、
ぼくたちは、 恋をする。
それでも、やっぱり、
現実は おそろしくて、
なにかの幻想を いだいている。
もう ....
まっすぐに伸びるために揺れているの
どうか抑え付けないで
電車を待っていると
どこからか風鈴の音が聞こえてきた
チリリン
海は楽しかったな
今年は二回も行ったっけ
チリリン
花火きれいだったな
毎年見てた場所また行けるかな
チリリ ....
掌で
容易に潰せる
小さく脆い
夢ですが
いつか
大きく強く
羽ばたく日を信じ
輝きだけは
失くしません
千羽揃えば
きっと
きっと
全てが焼かれて。
夜が来る。
明日は。
今日の続きじゃない。
ブランチに行く途中にリスの死骸
両腕を体にピタとくっつけ
両手をグッとグッと握りしめ
眉は八の字
眉間にしわを寄せ
唇もグイッと結んで
天を仰いで通り過ぎた
多分 今日は
死骸の側 ....
吹き抜ける風
溢れるひかり ....
真上より、キレイに見えるんだ。
果てが薄闇にかすむ一本道
日が昇れば
僕は人を殺しに出かけていく
私が売るものは
身体ではなく情報なのよ
と
凛とした横顔
足首の清々しい青
彼女はコールガール
僕のたった一人の ....
いつのまにやら
とても小さな物語が降って来ていた
たまには、傘を差さずに帰ろう。
「昔の彼女は、元気ですか?」
そんなこと、知ったこっちゃない。
僕は今、愛を持ってるんだ。
「昔の彼女は、元気ですか?」
君のコトなんか知らないし。
君の彼女のコトな ....
『かわいいはつくれる』
なんて、聞きたくないなぁ。
もっと自然で。
もっと純で。
良いと思うよ。
ごめん
あと五分だけ。。
なんてセリフ
想像したこともないよね
君の寝顔
無敵の寝顔
膨張して
こぼれる
その瞬間は
誰の指でも
同じだ
ウミガメと泳ぐ
夢を見た
プールで
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