はざま探訪
かぜきり
空をみあげながら どこからが宇宙なんだろうと くびをひねる
はてしない
てのひらをみあげながら どこまでが自分なんだろうと ぼうようとする
らちもない
めがねをはずして拭きながら
ぶれたせかいのはざまにひたる
三つならんだ昼間の月も
ひとつになるのをまっているのか
ちょうのごとくにひらひらひらら
溜息ひとつ
拭いた眼鏡をたたんでしまい ゆらりそろりとあるきだす
しかいは とても あざやかに
自由詩
はざま探訪
Copyright
かぜきり
2005-06-02 10:41:19
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