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義父方の祖父の従兄弟の名を忘れ日がな一日オスカルの刑


慣れもせず言う事聞かずつちふまず必死で探す猫の住む家


「ナタデココ下から読んでチェブラシカ」守りたくとも解らぬ家訓


 ....
いつだって取り分け用事はない手紙暑い夏ですお元気ですか


熱き息傍らに聞き盆送り今日の日の人毎日の君


にわか雨染み入る砂浜のごとくのどかに揺るる稲穂のごとく


便箋の印に沿い ....
恐竜の背に乗った彼半笑い

ティラノから逃れるすべが二百円

生き飽きたブラキオサウルス吹いた虹

ストルチオミムスの名前やや忘れ

「花を見ず一億年間生きました」

「骨に歯を通 ....
スプラッタ父が西瓜を鷲づかみ

バケラッタ母がオバQ一気読み

オイ鬼太郎瞬きするってどんなもの

オイ鬼太郎泣いてはいない汗なんじゃ

鬼太郎にニヤリ笑われ汗ぽたり

暑かろう地 ....
相槌を打った拍子にしばかれる

理不尽と怒った拍子に褒められる

声もなく戸惑う拍子に捻られる

捻られた私はとうにコルク抜き

帰ること忘れてたまにコルク抜く

抜くコルク声なく ....
小声で呼ばれて小声で教えられた


(左左、ミミズが傘を差してる)


顔を向けようとして止められた


(向いたら気づかれる)


目の端っこで何とか見る
確かに紫色のミミ ....
生まれた日のことを覚えている
ちらちらと雪が降って
がやがやと人の声が聞こえた
そして何度か暗くなった
明かりは穏やかに灯った
鳥の声が聞こえた
硬貨の匂いがした
笑っていた
抱きしめ ....
何千という群れを養う
豊かな牧草地の中で
音楽は再生した
静かに呼吸しなければ
その音に紛れてしまう
星の明滅よりも微かに
息をひそめて


やがて高音部が聞こえてくる
そして低音 ....
それは不思議な行列でした
新月の夜でしたのに
ぼんやりと照っていたのです
そこかしこからケタケタと笑い声が聞こえましたのに
誰も笑っていないのです
一行は静々と厳かに歩みます
この世の者で ....
モラ(子)


−背骨−
黒焼きのサンマの背骨噛みながら十三回忌想う子二人


−ゼリー−
満ち欠けも両手離しで迎える夜{ルビ月花=げっか}固めたゼリーに満ちて


−産毛−
 ....
チョークの淵を遊ぶ子
意味のない歌を歌う
それはそれは怖ろしい歌

それは 怖ろしい歌


ひとつだけ覚えている言葉

「真昼の月を描きなさい
力は要りません
知恵も要りません
 ....
拾った割り箸で小さな十字架を作り
夏を越えられなかったクワガタの墓標とした

「もっとささなきゃダメだって。十字かって死んだ人つらぬいてるんだぜ。」
「こわいよ。そんなのできないよ。」
「い ....
クレーターの端っこで
眺めていたのは地球だった
あそこに僕の体験の全部がパッケージングされている


傍らにはエジソンが立っていた


(こんにちは)

の形に口を動かした どうせ ....
風に

 とばされて

      ビニール袋と

                     くるり

                                 くるり

 ....
・主人公                  

 手品が得意 名は呼ばれない

・恋人                   
 
 四六時中怒っている

・停留所でバスを待っている人  ....
朝起きると両目がハートマークになっていた
しかし見た夢は思い出せない


ご飯を食べているとキリギリスが大口開けて飯を食わせろという素振りをした
仕方なくレタスを詰め込んでやると礼のつもりか ....
かぜきりさんのヤギさんおすすめリスト(16)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
新妻カナコ(仮名)- ヤギ短歌16*05-11-20
消息の文- ヤギ短歌9*05-8-17
キミノホネサウルス- ヤギ川柳12*05-8-5
vsオバケ- ヤギ川柳7*05-8-3
コルク抜き- ヤギ川柳6*05-8-2
ミミズが傘を差した日- ヤギ自由詩10*05-7-15
生まれた日- ヤギ自由詩10*05-7-13
音楽- ヤギ自由詩4*05-7-10
銀の鈴参り- ヤギ自由詩10*05-6-11
蟹モラ- ヤギ短歌2*05-5-28
過ぎて行く- ヤギ自由詩6*05-5-6
十字架- ヤギ自由詩2*05-4-30
みずたま_〜ベンさん就職祝いにかえて〜- ヤギ自由詩4*05-4-20
飴玉- ヤギ自由詩4*05-4-12
登場人物- ヤギ自由詩8*05-4-11
時差エイプリルフール- ヤギ自由詩14*05-4-2

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