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生きている性質に,進むことを促すような
活動領域がどこかにあって
そこの何かごく小さな信号のようなものが
僕の進むことを前提にともっている,
そんな気がします。

そしてそこでは
誰かと ....
ウルムの大氷期のそのさなか
夜の手触りと、ほのかな曳光に、
うらがえる雪はのぼりゆく
 ひかりを帯びていて、
 しゃん しゃん、雪が、

ともあれ、このように、考えのまえにすでに、寒さが
 ....
空気中を諸分子が漂うとき
光と一緒に駆けていく何かがいます。

冷たいかぎりの空のむこうに
銀色の紙がヒラヒラ見えるでしょう。

あれはその何かが 早朝の霧雨の中で
願いを燃やしたので  ....
   {引用=バージェス化石群のうかぶ
地底の暗がりで
水晶の音を聞きながら
ねむっていた
あなたへ

拝啓}
東北本線の夜行便が
山沿いの陸橋をちいさくわたり
けわしく青らむ空の奥 ....
涙する者は
死んだあと

青いかなしみとなって
宇宙遠方の

つめたいの霧のなかを
何かを考えてるふうに 歩き続けます


ひとが何光年もの希薄のなかを
さまようはずは ないです ....
塔野夏子さんの朝倉キンジさんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
明けの明星- 朝倉キン ...自由詩406-1-26
СНЕГ- 朝倉キン ...自由詩3*06-1-5
セレスティアル- 朝倉キン ...未詩・独白505-4-12
風景観察官の手紙- 朝倉キン ...自由詩23*05-4-4
冬空の通信- 朝倉キン ...自由詩1605-3-24

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