無情に泣くならアカネ色
光の獣、敬愛の人、
連れ去っていってくれませんか
黄金の人、あの角まで知ってる君で


無情に泣くなら隅っこの
過去になる、それをひきずる愚か者、
光の ....
 まぁ、画面の前のそこのあんた、僅少な時間をあたしに預けてみないか。
数ある投稿の中から、この散文をクリックしたあんたにも責任はあるんだ、ちょっとだけでいいんだ、見て欲しいとは思っていない、この文は ....
月曜日
地面に並べられた各種弾頭のことを考える
打ち上げられたスペースシャトルの存在を信じながら
リリシストたちの高い志をリスペクトし
雨上がりのひんやりとしたゼリーのような空気の中を  ....
原始脳である赤の球体はモノクロームの格子柄の上にあって
意識化された恋人の象徴であった

多くは扱いを知らないで弄ばれて腐っていく球体
もはやグレイを帯び翻弄され暗闇に追いやられる

しか ....
女が「れ」の字になって倒れている 春は別れの季節です
わたしの家は洞窟です
今日のご飯はどんぐりです
カミツキガメに噛まれて
指の先っぽが紫色になりました

役場へはもう行かないの
役場へはもう行かないの
役場へはもう ....
ミッドナイトデスローズに気をつけろ
忌まわしきあの夜 お前が遺したメッセージ
何を言っているのかさっぱりわからないので
家に帰ってからお父さんに聞いてみたら
わからないことがあったからといって ....
(一)クレイム

クレイムは自分が愛されていないと言うが、愛を得られないことに対する苛立ちの感情に支配された{ルビナルシシズム=自己愛}に満ちていた。つまり逆説的に言えばクレイムは対象を愛していな ....
宇宙の中にかたつむりが咲いている
無重力の中、黄緑の飴玉が雨のように落下していく
みずみずしい果物が口から溢れる今その瞬間が
ブラックホールに吸い込まれて消え失せた
宇宙人 ....
打ち出でてみればそこは青く

ウミネコが謳い白く泡だつにぎやかなオモテだ

楽園だなあと思うオレ

「ようっ」と挨拶交わしてくれるじゃないか

嬉しいじゃないか楽しいじゃないか

 ....
1986 その映写機は生まれ






歌詞は書き留めずに吹き流すのがいいと
古い頃を見返すように鳴るアナウンス
今夜の一本はロンドンの人の行き交う地下鉄を
セピア色調にし ....
遠い日の記憶が

いちばん近くでゆらめいています


私たちは いつかきっと そこへ帰って行くのでしょう

もう すでに 始まっていますよ



{注傷ついたココロ=トラウマ}は ....
昨日は水曜日
カウンセリングに行く
きもちのなかでの幅がなくかなしくもないがたのしくもない
記憶力が低下中
なにもおもいうかばず
こころにひっかかるものもなにもない
あいかわらずの毎日がた ....
山と谷がある

山と谷はあそこに置いといて

柿がある

落ちて腐って

真っ黒に

傷んだものは忘れて



冷えたソリがある

雪が はよ来い
 ....
そびえる山の向こうの山模様

鳥、または忘れられた鳥

珠玉、飽きられたそれ


怪人たちの忙しい、何も起こらない毎日過ぎ過ぎる 怪奇の
背中まわり込むまでの歩行と ....
『おちんちんをおちんちんと意識して確信したのはいつか?』と問われると、これは非常に答えにくい、何しろ股間の沽券に関わる問題である(しかも股間の保険には未加入だし)。少な .... こみ上げてくる吐き気のように、逃げ道が無い

リビングに不安を敷き詰める
人工物であるがゆえに安堵する
足元が濡れている
泥混じりの水に侵されていく
夢の中ではもう、肩まで浸かっている
 ....
いつもと同じ場所から何ら変らずに
初日がひょいっと昇ってきただけなのに
「ありがたや」と皆で拝んだりする

昨日までの日の出とどっか違うのかな

江戸時代の「つけ」とかの借金って
支払期 ....
ヒリヒリしたことばを書くとしても
きっと奴らは寝ているだろう
生まれてから今まで
ずっと目を開け続けている人間などいないのだから
みんなどこかで見解をこぼしている

ソクラテスは無知の知だ ....
僕の好きな人は 僕の知らないところで ボコボコに殴られている
そのころ僕は コンビニのお姉さんに「弁当をあたためますか」って聞かれただけで
大喜びしている

僕は無力だと 涙を流して 焼 ....
Think small
ワイドショーでは
毎日ひどいニュースが流れている
母親を殺した父親を殺した息子が
たった今殺されました
なんて、心寒い時代なんだな
だけどそんなこと
君を傷つけた ....
さあ
お昼休みだ
ランチの時間だよ
どこいく
なにたべる
どうでもいいけれど
さっきは怒ったりしてごめんね
きみがそんなに落ち込んでいると
こっちもすっきりできないだろ
今日は
わ ....
きょう、美代子ちゃんと神社で遊んだ
美代子ちゃんに
「桃子ちゃんの持っている宝石を見せて」
と、いわれた
宝石のこと、ずっと内緒にしてたけど
キティちゃんのポーチを持ち始めたから、ばれちゃっ ....
金属製のペインティングナイフでキャンバスに油絵の具を塗りたくっている。
イーゼルの横にある机にはテレピンと絵の具が付いているらしいパレット。
伸ばしている途中の中途半端な長さの髪が、どうしようもな ....
自分自身という言葉の群れが後頭部から溢れ側頭部をなぜて前頭葉のひかりをあびている
フルに満載の瓦礫の山がくずれそうだ
カーブする轍
傾く我々で
ゼロにたちきることができず
目をとじ ....
涙はチロチロと泉へ落ちて
もう両手ですくえるわね
相手がいないとできないこともあるわ
天の川のように涙のつぶは宝石にならないかしら
薬指はまだ空いてるの
わたしの素敵な小踊りを
 ....
フケ太郎は雨を降らす
地面につく頃には
雪になっている

雪太郎は黙っている
静寂を両肩に載せて
軒下よりも背は高く伸びた

巨太郎は物語の中に収まり切らない
こちらの方 ....
子供たちは
キティちゃんのホークで
なぽりたんを召し上がる

何千キロという海の大きさも
何十万ガロンという容積も
その喫水の深さも
まるで想像できない
きっと、大切なことなのだろう
 ....
☆ ∴..☆ ∴.☆ ∴..☆ ∴...☆ ∴..☆

扉を開くと

優雅な薔薇の
花びらが
ひとひら ひとひら
いとおしく

カトレアの花が
ふわりと風に揺らぎ
紫の香りを
 ....
ジャガイモの皮を剥いたことある?

妻に尋ねられ
そういえば
記憶に残っていない

娘が小学校低学年のとき
いもの皮むき みんなでしたとき
血だらけになった男の子がいたらしいよ
娘が ....
udegeuneruさんのおすすめリスト(205)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
光の獣のいる所- 榊 慧自由詩4*08-4-27
_トラウマ- つぐこ散文(批評 ...11*08-4-13
チベットに自由を!!- モリマサ ...自由詩1108-4-2
赤の球体- 西日 茜自由詩2*08-3-19
殺人- ヨルノテ ...自由詩108-3-19
本日の業務取扱いは終了DEATH- セガール ...自由詩308-3-18
ミッドナイトデスローズ- セガール ...自由詩308-3-17
羅列による平坦で陳腐な文章[その1]- 西日 茜散文(批評 ...4+*08-3-15
布団の中の真白い魚- ヨルノテ ...自由詩4*08-3-11
寝床の海- 西日 茜自由詩9*08-3-6
1986_映写機は生まれ- 鎖骨自由詩2*08-3-6
カタルシス- 西日 茜自由詩8*08-2-23
カウンセリング(テスト)- モリマサ ...自由詩708-2-16
幽日- ヨルノテ ...自由詩108-1-31
変身- ヨルノテ ...自由詩308-1-31
批評祭参加作品■「_寝た子は起こすなそやからおちんちんについ ...- PULL.散文(批評 ...1*08-1-28
海面上昇- rabbitfighte ...自由詩4*08-1-5
「生まれ変わったね」と君が言ったから一月一日はリセット記念日- 恋月 ぴ ...自由詩22*08-1-3
内輪差を説明するイラストの中の後ろタイヤに巻き込まれる少女の ...- ピッピ自由詩807-12-21
苦痛クッキー- 青木龍一 ...散文(批評 ...12+*07-12-9
Think_small- Tsu-Yo自由詩407-11-26
昼休みに口ずさんだ適当な歌- 壺内モモ ...自由詩107-11-11
エロティック- 壺内モモ ...自由詩4*07-11-6
客観的なドッペルゲンガー- 榊 慧自由詩507-11-6
やわらかく毛穴がひらき世界が- モリマサ ...自由詩707-11-5
ゆっくり星空を見てて- ヨルノテ ...自由詩407-10-29
シリーズ- ヨルノテ ...自由詩107-10-29
キティホーク- 佐野権太自由詩21+*07-10-24
優雅な花園- 鈴鈴自由詩2*07-10-23
じゃがいも- 乱太郎自由詩17*07-10-9

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