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 液体枯渇の脳に注射器を射す
 崖に落ちてく列車の窓に映った
 黒く変形した俺たちの姿


 微塵も穢れなき青空の雷鳴を
 恐れ
 物陰で怯える
 地面に現れた ....
列車に向かって吠えて
吠え尽くそうとする
仔犬の目
は怒りに満ち
まだ私を許していない

信用金庫の前で立ち話をする二人
昨日もそこにいた気がする
確かに私はいなかったのに

 ....
 得意げにまわってる
 あの子は
 何も話せないから
 おどけてるだけなんだよ
 水色の音楽の真ん中
 はしゃぎ過ぎて
 黄色のスカーフが
 ほどけて
 落ちた ....
わたしのキャンディーボックスは閉鎖的な雰囲気
零れ落ちるわたしの手のひらにはフェイク
あくまでアップルフレイバー
でも一粒舐めると甘い夢を遡上する
わたしの原始的回顧
エヴァは、何故、林檎を ....
 口笛するけど音が出ない
 きみはうつくしい食器を洗った手で
 一枚の銀紙を折り畳む
 訊ねようとしたことを
 思い出すために
 つらい過去も思い出し泣いた
 カレンダ ....
 月曜日とにかく光射すバスの窓際に座って
 手のひらのにぶい氷が溶けてゆく
 仮死状態でありながら
 勃起する
 なくした心臓の空白
 暗闇からきわだつ白い幹を
 幼虫 ....
しっとり、これは
濡れるために、素足


群れる草の土に冷たく踏み入り
行き場を失くしたことのない、
何処にも行かない、素足でした、濡れるために


こっそり、あれは ....
「水」という字を見ると不安な気持ちになるので
女は薄目を開けて電話帳をめくる
おかげで大好きな「花」という字もぼんやりとかすんでしまう
今日はついてない
最後までめくり終えると印をつけ ....
幼年の眼界の℃ 庭園バーミングにTAIYOOのサン手-レサ
草花イーヴなR-胡坐とLuckな安楽椅子の 花流レースは行方知レズ
少女の瞑想譜 ソープオペラはロープ神の泥ップ死ーンから溢れる思惟を
 ....
クライン二錠℃ ガーゼ切る風はe蝶choのテーゼ
太陽風の落下傘下で酸化する 賛美歌ルマの3カーヴ×2で緑青
may草の足元LD-ME異相さレル蟻 Suiとテラス(遠景区)
1000の刑が宣誓サ ....
雨の夜は大介を思い出す
悲しくて悔しくて
泣いてしまった夜は
ずっと側にいてくれた
大介はわたしを
甘やかさず
突き放しもしないで
絶妙なバランスで
一緒の布団に寝てくれた
そして
 ....
 人間の体のつくりを真似て話しながら
 どこにもいない人間になれたらいいのに
 ぼくらは作られたもの
 あと一秒で生まれ変われると日常的に信じて
 浮遊するゼリー
 いつでも ....
 湿ったマンホールの中でひしめきあった豚たちが
 悲鳴を上げている
 チカチカする電灯の合間に
 血走った目が光って見える
 だからどうしようぼくたちは白い粉の洗剤を飲 ....
 
【一】
 
 
 春の倍音。
 
その色素の薄い、一斤染された肌に、低気圧は粘るロを開き、螺子で巻いた舌を這わせる。
常識が全身で身悶える。
振動する音幅の内部には、不幸を装った透 ....
せっかく外に出たのだから
妻と娘に土産を買って帰りたかった
二人が泣いて喜ぶようなものではなく
小さな包みのもので構わない
ほんの少し甘いお菓子で
お土産買ってきたよ
あら、ありがとう ....
ミュージック
たぶんそれ
それ
そうそうそれそれ
「ここ」に
ぶち込んで
意味の無いものを
流れる
ミュージック
体中を抜けてゆく
内側から変容する
どうだっていい感情
今すぐ ....
東京にスコールが降った夜
叩きつける車窓から
わたしは外を見ていた
欲しいものを手に入れたら
価値は等間隔で
あなたはきっとあの大きな家で
床上浸水
大変ね
タクシー横浜から午前2時
 ....
フットサル
足元で猿
ボールを蹴りながら
猿回しの猿に
回されてますよ俺
舞わされてますよ俺
華麗なステップ
素敵なトラップ
フィット
チーネの味は
忘れました
あなたがいな ....
その美意識の中では美しいとされているのか
目のない魚たちは見たことのない光など求めない
もしかしたら、その静寂は、ほんのひとかけらで
そのかけらさえ理解できない未来は過去になっていく
このまま ....
あなたに会えないと
悲しくて
あなたに会えた日は
うれしくて
こんなに好きで
でも愛されていない
いつもいつも
考えているのはわたしだけで
たまにやってくるあなたを待って
日々は過ぎ ....
線香花火は
線香の匂いがするだろうか
水辺の淵でひっそりと
雨のように流れ落ちる火花
蝋燭の炎が
自らのロウで噤むやいなや
細く白い一筋の上昇気流に紛れている、あなたの
残り香の腐乱による、鈍い苦痛を
わたしは貪ります


空耳に耽る耳には、耳の
幻 ....
五年前に自殺サイトの掲示板やチャットルームばかり見ていたぼくは
ぼくの瞳がそれを僕の世界にうつしたように
いまわたしは空気ばかりみつめる。


「PARTY」


真夏のALTA ....
メディ知家のウンムラウ兎葬 Loopすモデの指輪r×finのピン
扉ヲノ・ノックinアトリAir、コデ韻ショウerのカーゼの中
笑ラフ塗装の赤.no墓に 踊るO$銅貨の王 he鳥の影n'月下に
 ....
「10月 」


少女だったころ
それは青空と同等で
わたしは生きる喜びを持っていた
埋もれていたものを
そのたび拾いあげても
掌から滑り落ちていく
昼間の悪魔は友人といい
夜中の ....
昔の知り合いから電話があって
ちょっと帰ってこないかって
ナンデって聞いたら
亀ちゃんが死んだよって

久しぶりに海に下りた
なんにでもなれるような気がして
なんにもなれないジレンマ感じ ....
 自動販売機の傍ら

 うずくまる人かと思えば

 ゴミ箱だった





TAXIは高いから 終電で帰るよ
それって私よりお金の方が大切って事?
違うよ ほら また明日会 ....
例えば、ゆるゆる喉を下る
ぬるい水、ひとかたまり
心臓を掠めそうで掠めない
何処にも、何も、満ちない


真昼を怠りたくて怠る身体では
空ろまで無気力な
ほら、 ....
さみしいことを言わないで
抱きしめて
撫で撫でしてあげたくなるから
あまり甘えないで
おっぱいの間に抱き込んで
すりすり頬ずりしたくなるから
どうせいつか足蹴にして
行ってしまうくせに
サンディの煙草は誰にも止められない
と、誰もが思っていることを
サンディはなんとなく知っている
黒く長い髪
茶色のひとみ
その他の身体的特徴
にもかかわらず
サンディといえば
 ....
大覚アキラさんの自由詩おすすめリスト(637)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
4分39秒- カンチェ ...自由詩605-9-21
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根源的な私的リビドーとアップルフレイバーのキャンディー- 芳賀梨花 ...自由詩8*05-9-13
悲しい摩擦音- カンチェ ...自由詩705-9-12
匿名- カンチェ ...自由詩305-9-12
ビューティフル- A道化自由詩1905-9-12
溶けてけ- たもつ自由詩9*05-9-11
LANA#2- 六崎杏介自由詩4*05-9-11
LANA#1- 六崎杏介自由詩5*05-9-10
クールな大介- チアーヌ自由詩1105-9-8
楽園- カンチェ ...自由詩11*05-9-7
時計の針の音しか聴こえない- カンチェ ...自由詩405-9-7
改定・トリアゾラム0.125mg錠- 人間自由詩905-9-7
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シャワータイム- チアーヌ自由詩605-9-5
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深海魚- 芳賀梨花 ...自由詩8*05-9-1
循環- チアーヌ自由詩705-8-31
夏の終り- チアーヌ自由詩505-8-30
蘇生三昧- A道化自由詩605-8-29
PARTY- 馬野ミキ自由詩1805-8-28
落下と兎- 六崎杏介自由詩505-8-28
小詩篇_「砂浜」- 芳賀梨花 ...自由詩10*05-8-27
ウミガメ- 芳賀梨花 ...自由詩13*05-8-24
クリスマス・カロル- 投稿者自由詩3*05-8-23
- A道化自由詩1205-8-19
さみしいのは- チアーヌ自由詩805-8-18
サンディのこと- たもつ自由詩43*05-8-14

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