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美しい花が咲くよ
飲み込めないものを置き去りにして
美しい花が美しく咲くよ
思い出を糧に
忘れられた形を残して
美しい花が咲く美しい夜に
僕たちの魂は震えているよ
僕たちの魂は淡雪のよう ....
朝がまた地球を回し始めます おはよう
シャワーの朝をあびてわたしの土に春がきました
雪どけの下のかすんだ緑 その下の新しい緑
時間が春の模様替えを始めました
冬にあたためていた春を
遠くの太 ....
今日がサラダ記念日だという君に
水玉模様のワンピースを贈りたい

どれでも好きなのを選んでください
サイズと寸法は
その方の
身長と体重と
年齢をおっしゃってくだされば
 ....
月が欠けたので
宇宙へ
行くことにする
あの欠けた部分
埋めれそうな気がする
最近、心のバランスがうまくとれなくて
(ほとんど落ち込んでいたのだけれど)

でも うまく哀しめないので
(小さい頃からそうだ)

お風呂で ひとりで 誰にも聴こえないように 潜っ ....
わらいながらないた

冬のくるしいことは
もうじきにおわるんだとしんじて
きょうきはかかとすれすれのところに
しまいました

あたたかい
かぜはしおからく
さいたまは あざやかで ....
もうすぐくるだろうとおもった

青いさかな色の光沢に塗れて

だけどこなかった




右手の握力がなくなっていくのが
なんとなく感じられて
たしかに感じたのだけれど
 ....
何を書こうか分からんチン
電子レンジで言葉を焼いて
食え喰えなんて、もういやだなあ
なあバイト君

僕はバイト君じゃないさ、しがない詩を書くアホさ
アホは関西弁では、いいことで
バイトは ....
たらちねの殻梯子からおりてくる
あの白いもののなまえを

ぼんやりと霞む視界だけれど
ああここにはことばがある

たくさんの羽虫が
いのちを喰いつぶして
ああでもつらくはない

 ....
幸せがシャワーノズルから出て左肩に落ち
つくられて22年経った体をつたっていきました

遠くにある時計の針の音は聞こえません
湯気のぶつかるしゃわしゃわした霞む音しか

髪から落ちるそれは ....
あまりにも寒いわ。
黒いワンピースを着た女は、ビロードの裾を翻して二階から下の窓へ飛び降りた。

空はきらきらと揺らめいている。

今日は黄色い月は見えない。

イマノウチ

ぼんぼ ....
ほら見て
街灯が星になるため昇っていくよ

空へ 空へ 空へ 空へ 空へ

ほら見て
本当は見えないんだ

夜へ 夜へ 夜へ 夜へ 夜へ

ほら見て
涙も昇っていくみたい

 ....
彼を見たとき
彼の声を知っている
そう
思ったんだ

彼の睫がとても冷たいことも
知っているし
彼の鎖骨が氷のように冷たいことも
知っているし

知っているし  ....
  柳と風
  プラドー美術館
  黒いマントの少年がよぎる
  鳥ではない
  黒いマントの少年だ
  マドリッド
  ボスとブリューゲルを見に
  はるばる来たのだ
  信号待ちに ....
背中合わせに君の奏でる音を伝う
絡めるのは小指だけで構わない
僕を歌って
けれども
身じろぎもせず息をひそめて
眠ったふりをとおす
それがきみのためになればいいのだけど

夜が終わるのを待つあいだ
カーテンの裾からもれる淡いひかりに
痙攣するまぶたでこたえなが ....
君の声がキコエルから
 声を全部スクッテあげる
  ヨンデいるわけじゃない
   黙々と声をナラシテいる


君の声がキコエルから
 声を押し殺してあげる
  ナイテいるわけじゃない
 ....
{ルビ消色=けしき}


白磁器に付着した口紅を懸命に右手の親指で拭き取る。

すべて消え去った氷の冷めないグラスの紅を拭う。

ガラスのわき道で電波を待ちながら鏡越しにグロスを見つめて ....
綿アメみたいにふわふわに さ
綿アメみたいにふわふわに さ
ころころ転がって さ
くるくる転がって さ
ころころくるくる転がって さ
転がっていればいい さ
くるくるしてればいい さ
綿 ....
野茂がいなけりゃ、イチローだってICHIROにゃなれなかったんだ。
忘れてんだろ、そこんとこ。頭おかしいぜ、てめぇら。

でも野茂が行かなくても、新庄はメジャーに行った気がする。
誕生日が同じ ....
おっぱいを触ったら
固かった

しかしそれは
おっぱいが固く張っているのではなくて
ブラジャーのパットが厚く丸いのだった

私が
私自身が騙されるのだから
つい
女の胸元を見てしま ....
こどもが眠ったあと
散らかったおもちゃをお片づけ
床に落ちている小さなペンギンを拾って
ふと
わたしは
しばし見詰め合う
ちょっと歪んでいるのは
100円ショップで買ったからかな
かわ ....
燃え盛る炎で焼け焦げた僕
ひと思いにかじって丸呑みにしてしまいたい
左足の指先をとりあえず摘んでみる
ぼろぼろと宙に舞う
鉄くずなのか
黒焦げの炭かわからないけど
ちょっと前まで僕は四角い ....
黒 トンネルを抜け螺旋階段を下る
透明 ジェリー状の海は僕の周りを囲う
もうみつからない 髪の先まで塗り潰す 黒
小さな風呂場 一粒のジェリー
握り締める 溢れ出すメープルシロップ
白  ....
その手に何を掴もうか。
君は、何も考えずに
唯、手のひらを優しく握る。

ふわり ふわり

君の手から零れ落ちる幸せのカケラを僕にも少しくれる。
君は、何も考えずに
唯、僕の指先を優し ....
嘲るならあしたにして
いま気分がのらないから
ずきずきする虫歯の穴
鬱陶しいバルクメール
うんざりする哲学バカ
みんな消してさっぱりして
きれいな空むなしい空
そうできたらなんでもする
 ....
機械に変わり果てた
冷たく硬い手足
なくした血の臭いを
求めて這い続ける
わたしはヒトでしょうか
あなたはヒトでしょうか
紅茶を淹れてみます
ヘドロを吐いてみます
すっきりしないままに ....
星を数え歩けば
南にほらカラス座
大都会の空では
道しるべにならない
小さすぎる星たち
六と四のリズムは
かるくかるくはかなく
星屑よりちいさく
きらきらきらさらりと
流れて去るうた ....
よごれっちまったかなしみなんて
そんなもんまだ書くつもりかい
でっちあげなよでたらめ書けよ
あんたはあんたを信じなさいよ
それができなきゃあたしは知らん
勝手にやんな好きに嘆きな
あたしゃ ....
仰向けば重たげに垂れる舌
首に添い肩に寄る手と脚と
なまぐさい銀色の銃弾と
夢でしか抱き得ない赤ん坊
空のいろ雨のいろ土のいろ
変えられず消せもせず創り得ず
肉体の放電を止めぬまま
楔打 ....
ベンジャミンさんの未詩・独白おすすめリスト(85)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
美しい夜に- いとう未詩・独白18*05-3-30
優しい仕事- ふく未詩・独白5*05-3-29
水玉記念日- あおば未詩・独白3*05-3-22
私の愛で- 阿部未詩・独白7*05-3-18
哀しむ方法- 阿部未詩・独白6*05-3-17
神奈川流星- オオカミ未詩・独白1405-3-15
しんでもいいといえる容易さで- オオカミ未詩・独白305-3-13
かわいい雨の中で- 石川和広未詩・独白10*05-3-11
白濁炎上- オオカミ未詩・独白1605-3-9
その流れるそれが- ふく未詩・独白1*05-3-7
snack_snow- 未詩・独白305-3-4
ほら、うん- ふく未詩・独白1*05-3-4
鎖骨の彼- 未詩・独白2*05-2-22
ボスとブリューゲルはいっぱい赤い種をまいていた- 天野茂典未詩・独白205-2-6
背狭- 未詩・独白705-2-2
「雨のはなし」_- キキ未詩・独白17*05-1-29
聴呼声- 未詩・独白4*05-1-28
消色- 未詩・独白3*05-1-27
綿アメ- 未詩・独白4*05-1-25
完全なる独り言- 虹村 凌未詩・独白3*05-1-21
「曲がりなり」って何- 蒼木りん未詩・独白4*05-1-20
100円ショップのペンギン- チアーヌ未詩・独白4*05-1-17
紅恋- 未詩・独白6*05-1-17
ブラックキャメル- 未詩・独白2*05-1-17
- 未詩・独白3*05-1-11
六六の唄- 佐々宝砂未詩・独白1*05-1-10
四六の唄- 佐々宝砂未詩・独白3*05-1-10
六四の唄- 佐々宝砂未詩・独白3*05-1-10
七七の唄- 佐々宝砂未詩・独白9*05-1-8
五五の唄- 佐々宝砂未詩・独白3*05-1-8

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