ひととして恥じないように生きなさい母のやさしい声にすがった


遡る記憶の果てにあたたかい宵闇のなか手をつなぐ君


ここは街ここは七色ここは夢ここはだれかが創った海底

 ....
 



午前5時曇った東の低い空ぼんやり焼ける朱色の遊び
十五メートルほどのブナ林の中で私は休んでいた
ドカベンをかなり残し昼食を終えた
指定ごみ袋を枯葉の上に敷き腰を下ろしている
風はまだ冷たくなく、肌着の汗は乾き始めている



まだ紅葉 ....
積まれた缶ビールを弔って
食器の過去を洗い流し
灰になった溜息に埋もれて眠った

寝不足を冷たい水で隠してみても
鏡には疲れた昨日の俺が写る

「電車とお客様が接触し…電車が遅延して…
 ....

金魚の色を掬うように、
未来の匂いを言葉で掬う、
ディスプレイには光る女の子が映っている。
彼女が衛星から静かに送られてきたことを、
僕は知っている。


孤独な宇宙に、
詩は ....
ようやく晴れて引っ越し先も決まり
遅くても来月からひとり暮らし

VIVA ひとり暮らし

創作に夢中になって
ご飯を抜いても文句を言われない

VIVA ひとり暮らし

好きなご ....
透明な空気は澄みきり、どこまでも清々に

ぼくの体の中のゴミを洗い流す

落下する水流が演ずる水音に

ぼくの頭の中の垢が細かく砕け散る

水落ちるたびに生まれる泡は跡形もなく消え ....
ゴルの連衆には未だトラウマを抱えてしまっている参加者がいるのだろうけど、日本の創作ネットでいちはやくAIを受け入れてくれたネット詩サイトもこれでしばらく安泰で、老婆心にすぎなかったのかもしれないけど、 .... 知ってるかい
あたかも不思議な地さ
それはね
この小さなアパートの中で
ぬかれるんだよ

ヴィジュアル系
の 内側 が
見えました
その為でしたか

ああ
ゆーれい

成 ....
夜空に浮かぶ雲たちが
死者を迎えに来るまえに
相次ぐ孤独をねじ伏せて
秋の月光浴びておく

駆け込む心の川底に
溺れかけてる恋がある
メガネがないからみえないと
あかるい笑顔で ....
余韻の水溶、
不規則な周期で、
ほろほろと何度も崩れかかる、
水面に映りこむ蜃気楼、
そのぼくらの抱擁と微睡みのマーブル模様、
そのきわめて曲線的な光の屈折率に、
目くるめく眩暈が比例して ....
三叉路の交差点改良が終わり
夏はまだ蒸し暑かった
誰かの投げた石が
東西に流れる二級河川の水面に
小さな波紋を描く
あっ、魚
勘違いした人が指を差して
本当だ
と、隣の人が相槌 ....
         歌ってきた

     きみを見つめてきた

  そして 鹿の角を数えて 折ってきた

 銀の器に流そうじゃないか

あれは黄金の鏡よ 

 指さして き ....
妄想に心踊らせ眠る。
それが僕の日課

踏まれた跡が残る革靴も
ワイシャツの背中についた誰かの口紅も

隣室のカップルが歌う流行歌も
二階のオッサンが吸うタバコの煙も

雨が激しく降 ....
小さな安アパート
たまに貯めた浴槽に
二人で入るのがルーティン

見て、土左衛門…
頭を洗う僕の横から聞こえた彼女のジョーク
小さな浴槽に浮かんで、演じてるんだろう
僕の泡にまみれた眼じ ....
情報の火花を蹴散らして
どっしりとしたペースでやって来る
時代遅れと言われても
どこ吹く風に乗って舞い降りる

季節の挨拶は気取ったものではなく
「今日も暑いね」と軽くひとふで
想う時間 ....
夢は破れてツギハギだらけ
心の川には血が流れ
そんな僕でも今夜の月なら
夜空をみあげて光を愛せる

キラキラ光る無数の星を
統べるおおきなお月さま
雲は流れて惑いつづけて
草む ....
月の無い夜は
私が月の代わりになる
嵐の夜は
たった一つの光を灯し続けるから
あなたは安全だ

 ((寒い?
 ((もっと近く
 (冬の香りがするよ
 (まだやっと秋だ

素数と ....
つまんない、面白くない
昨日から今日までずうっと……

つまんない、面白くない
去年から今年までずうっと……

つまんない、面白くない
入院してからずうっと……

つまんない、面白く ....
僕には今日の終え方がある
最後の望みの様に
ポストを覗きこむ
何か良い知らせはないかと

やっぱりそうか
そんなに上手くはいかない
分かってはいたよ
でも期待もしてたんだ

予 ....
死にたい

時には
私だって
思うこともあるのだった
でもさ
わざわざ自殺しなくても
いずれどの道
死ねるんだよ
だから
わざわざ自殺なんかはしない

決めている
それに ....
夜のカフェで
手を繋いだね
本当はダメだった
アイスコーヒーの氷が
溶けるまで
ガヤガヤした闇と
白いマーブル

塔が
キラキラしてる
骨を
撒くとしたら
光の中がいい
今朝 
植物たちに水遣り中 
衝撃が走る

私のサボテンが
土の上に倒れていた

唖然としていたら

「サボテンがコテン」

チラと見た夫が言う

西宮から一緒に越してき ....
いつか誰も
いなくなったら

目のなかや
足の裏の
記憶も

匂いも

手のひらを
空へ

昇っていくの?

あなたの囁きも
分解される

たくさんの電車
目の前を ....
たすけられていきた
笑いあっていきた

ふざけあっていきた
求めてあっていきた

楽しかった日々の
想いはるかとおい

涙あらいながす
雨のなかでわらう

二度と来ない ....
 靴下の色を選ぶようになったのはいつからだろう

 白の靴下に違和感を感じたのはいつからだろう

 好んで白の靴下をはいていたように思う

 それが変化したのはなぜなんだろう

  ....
人生の第一章
愛されない思い出
愛していると勘違いしている
高度経済成長期の教育至上主義者の親のもと
それでも期待に応えれば
私は愛されると信じていた幼い私
豊かな時代に人々は夢追い求め
 ....
そんなこたぁ聖書に書いて無い!

今迄に至り、そう何人かの
信心深い詩人さんやら芸術家やら
実際に会ってみて びっくらこ

この世界の現実出来事に即し
観察し思考力動働かせ
自らの内か ....
ひとつの時が停滞し
その膝の上わたしは猫のよう
乳飲み子の舌の音
水の音色をさかのぼる

叢に覆われた
つぶれかけた空き家の中で
ひとりの少女に会った
帰る場所がないという
行き着く ....
あなたに貰った口紅を
塗り続けている

男が女に口紅を送る意味は
「キスをして返してね」
だよと
笑いながら教えたのは、私

あなたは
私にちっとも似合わない
淡いピンクの口紅を
 ....
梅昆布茶2さんのおすすめリスト(385)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
詩みたいに- 秋葉竹短歌225-10-8
秋朝- 秋葉竹短歌225-10-8
風はまだ冷たくない- 山人自由詩7*25-10-8
結局最後- 泡沫の僕自由詩325-10-8
- 由比良 ...自由詩725-10-7
VIVA_ひとり暮らし!- りつ自由詩4*25-10-7
滝辺のウタ- 多賀良ヒ ...自由詩525-10-7
「詩的免疫系のはじまり」(イジメの考察)- 足立らど ...自由詩125-10-7
地ぬかれ- 弥生 陽自由詩225-10-7
秋恋- 秋葉竹自由詩525-10-7
水精Ⅴ- 本田憲嵩自由詩1325-10-7
背中- たもつ自由詩11*25-10-7
黄金の鏡- 洗貝新自由詩12*25-10-7
妄想に心踊らせ眠る- 泡沫の僕自由詩325-10-7
微温湯で水死体を演じる彼女- 泡沫の僕自由詩125-10-7
文通- 朝焼彩茜 ...自由詩425-10-6
秋月- 秋葉竹自由詩325-10-6
灯火- りつ自由詩4*25-10-6
ずうっと……- 鏡ミラー ...自由詩4*25-10-6
予感と直感- 自画自計自由詩325-10-6
退屈知らず_※(曲付き)- こしごえ自由詩10*25-10-5
マーブル- チアーヌ自由詩425-10-5
サボテンがコテン- 花野誉自由詩17*25-10-5
空のスピード- チアーヌ自由詩325-10-5
ひとり、さむい、よるに- 秋葉竹自由詩425-10-5
靴下- 佐白光自由詩7*25-10-5
人生の第三章が始まる- 桜 歩美自由詩2*25-10-4
無い!ー◯ー\…信心深いアーティストと実際会ってみたら(改訂 ...- ひだかた ...散文(批評 ...5*25-10-4
寝過ごす夢を見た- ただのみ ...自由詩11*25-10-4
口紅- りつ自由詩4*25-10-4

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13