夕立
つるべはしぐれ
指先

防風、防水、防寒手袋
きみが忘れた公園も
ひぐれも時間も半袖も

スニーカーだけ走り出して
追いつけなくなる

撤去された
ジャングルジムと砂場
 ....
昔していたことのある仕事を 一人
夜に思い出させられた時 でも
不意に当時の朝が目の前を横切る時
僕はいた 今日の通りの目の前に


今日はミスドに自転車で行った
曇り空の下で そして  ....
戻っていきながら進んでいく

今をみれば百一歳の石っころへ硬化し
見ず知らずの人に蹴飛ばされては
しなやかに躍動する天空の放物線なし

人生に水を愛情を捧げ遣りながら

青く濃くなる天 ....
あなたに上げたくて
青い銀河のほとり
ひとり佇み
紫色した星を摘む

紫色は静かと言うこと
赤(熱)と(冷)青が争って
{ルビ抱=いだ}き合って
溶け合った融合の色
だから
静かに ....
人は何故生きるのか
死ぬのか
大いなる問いが
大いなる答えとなる
師は私を愛してくれた
一生を貫く愛を与えてくれた
あの師のように!!
あの師のために!!
生きていく
そして臨終の時 ....
わたしがここで話すのは、木の実をたべ、透明の毛をもち、草にねむるつめたいくまたちのことだ。街に降りた熊たちの、(淋しい淋しい)という餓えた声に今日も胸をいためているくまたちのことだ。
たしかに秋 ....
金木犀がたった数日でいなくなった公園で
わたしたちはどんぐり拾いをした
ここにも
そこにも
あっちにも
おいで、おいでと
どんぐりがわたしたちを呼ぶから
キミのズボンのポケットはすぐにい ....
山を登らず貫通しようとした
暗闇のトンネルの中で
出口が見つからないまま
時間の感覚を失った

現在地も見失った
位置情報がオンにならない
精神年齢がわからない
自分が誰かもわからない ....
きみが笑うと
砂糖工場が爆発する
蝶蝶は交尾をはじめて
ポットからコーヒーが溢れだす
体の一番外がわのところで
気持が逆流する
きみが笑うと
わたしは爆発する
うすっぺらい昼間がめくれ ....
ネットって
浅瀬で楽しくしていても
いつのまにかに足を取られる

悲しみの
風が吹くなら吹けばいい
僕たちふたりは繋がっている


莫大な
罪をこの身に封じ込め
たまに泣 ....
逢いたくない時は
放っといて
逢いたくない時は
放っとくから
逢いたくなったら逢いましょう

あなたは別に
他の{ルビ女=ひと}を口説いてもいいわ
私だって
他の{ルビ男=ひと}と会 ....
嫉妬に身を焦がし
丸焦げになった日々も
もう遠い

あれは
プライドだったのだろうか
契約だったのだろうか
薬指に指輪を嵌めたとき
私以外に愛さないと
あなたが誓った約束

守ら ....
自分でも信じられないけど、
もう家には帰りたくないんだよ。

君には信じられないかも知れないけど。
この狭くて汚い部屋が、
君が帰ってくる場所だと信じてるんだ。
惨めたらしくね。

今 ....
初めてブラックコーヒーを飲んだのは
いつのことだっただろう
大人ぶりたかったのかな
カッコつけてたのかな
初めては絶対苦くて苦くて
とても美味しいとは想えなかったと想うけど

今 ....
最初から知ってた

きっと私のどこかが感づいてた

あなたが私のことを好きでないこと

好きになろうとしてくれたのかもしれないけれど

あなたは一人で夢を見てた

私の笑顔が素 ....
言葉は時計の針みたいにぐるぐる回って
心が真ん中で立ち尽くしている
箒で払った箒星
何もない暗闇で目を覚ますのを待つ
真夜中の静かなタイムラインに
すべてぶち撒けたくなる衝動
そうしたところで明日は変わらない
どこにでもいる平凡な人間

裸になれば
SEXの仕方も
たいして差はない

特別な人間にな ....
また今日もコインランドリあゝ秋か ○「正義」
テレビや新聞は
いつまで正義ヅラして
ものを言うつもりだろうか

○「政治」

*有権者は
十年先のことよりも
目前のことを求めたがる

*政治家は
難しいことは
 ....
いずれそのうちAIは阿修羅像を作るのでしょう

 
日本におけるAIは何なのか悩んでいて似てるという意味でインターネットのときは黒船来襲みたいな「小説」を好んで読んでいたことと比較しても違いすぎ ....
良いか悪いかではなく良いか嫌かしか無くない?嫌な事が最近どしゃぶりで辛過ぎた。願いは叶わなくて良い。ただ平和を求めたのに、人はねたみうらみつらみ。嫌なので関わらないでください。言葉を発する前に私はどし .... 体は大事にしなくちゃならない
お金は蓄え増やさなきゃならない
だからたばこは吸わないし
かさぶたの方がきっと安上がりだ
便利な言葉が飽和して
よく分からなくなっていく
だからたばこは吸わな ....
不意に
呼吸が苦しくなった
喉元に赤い茨が込み上げて
胸を焼く
どす黒い嫉妬
選ばれる公平と
選ばれない不公平が
黝く全身を侵す
希望などない
このまま息絶えるまで
冷たい褥に横た ....
夜更けて流るる秋の歌沁むる

果樹も木もなべて古りたる秋の庭

間を置いて鈴虫のこゑ草の中

数減りて二人の対面十月会
人肌寒く吹く風と
舞い踊る枯れ葉にキスをする

そんな赤茶けた土の上
数羽のカラス
袋啄みて中のゴミ荒らす

それを見ていた鳩
首を傾げて見つめてる
電言柱の雀たちも
遠巻きに見下 ....
命に帰る
私には 悪の部分がある
だからこそ
善く生きたい私
善く生きたい命

命を
見つめすぎると
悲しくなるけれど
命の命は
幸せに気付く
幸せとは
命が嬉しくなり満ちるこ ....
歯を抜いてマイナス1
噛み合わない分
噛み合うところで負担して
馬力は8割か9割

失ったものは
帰ってこない
マイナス1のまま
工夫するしかない

マイナス1のことばかり気にかけ ....
素直さのない
夏の熱砂が残す灰、夜想曲の静かさで
降り積もる
森は、夏の温もりになごり
いつか 一つの季節を追いやる
季節風は海の果てに姿をけし
かけ違えられた犠牲の森の彩
見捨 ....
○「美尻」
上高地は今外国人が多い
梓川の河畔を歩いていたら
黒いタイツをはいた外国人女性の尻が
とても美しく思わず見とれてしまった!
小さな子と一緒のママだったが
上高地の自然の美しさに ....
Ⅰ. 花形新次という現象 ― 「言語の現場」の更新

花形新次の詩は、まず第一に「ことばの現場」を剥き出しにする。
そこには技巧よりも「発話の必然性」が先行しており、詩が生まれる瞬間の生々しい〈 ....
梅昆布茶2さんのおすすめリスト(397)
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わすれ物- wc自由詩12*25-10-23
雨の街角- 番田 自由詩425-10-22
宙宇の石っころ- ひだかた ...自由詩7*25-10-21
星標- りつ自由詩3*25-10-21
無題- 渡辺亘自由詩125-10-21
つめたいくま- はるな散文(批評 ...325-10-21
どんぐりを置く- そらの珊 ...自由詩12*25-10-21
トンネル- 自由詩525-10-21
きみが笑うと- はるな自由詩625-10-21
悲しみの- 秋葉竹短歌225-10-21
理想の恋人- りつ自由詩3*25-10-21
- りつ自由詩2*25-10-20
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ブラックコーヒー- 秋葉竹自由詩425-10-20
最初から知ってた- 花野誉自由詩10*25-10-20
神様が創作した空- 水宮うみ自由詩525-10-20
真夜中のため息- 自由詩525-10-20
コインランドリ- 喫茶大島俳句425-10-20
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いずれそのうちAIは阿修羅像を作るのでしょう- 足立らど ...自由詩125-10-20
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10分間の絶望- りつ自由詩5*25-10-19
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命に帰る_※(曲付き)- こしごえ自由詩6*25-10-19
マイナス1- 自由詩1025-10-19
秋無月- 月乃 猫自由詩13*25-10-19
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