がむしゃらに夢を追いかけるのも

少ししんどくなってきた

夢を諦めたわけじゃないけど

ここらでちょっと一休みするのも

いいかもしれない

必須アミノ酸の不足を

インスタ ....
転ぶのを恐れて
歩き出さない赤ん坊が
膝を擦りむいた

初めて声をあげずに泣いたのは
きっとその時だった

私が死のうとした理由をたどって
行きついた先の自分

我慢さえあれば
 ....
二〇一七年十二月一日 「みかんの皮」


こんな時間にどうしたの
そう訊くと彼は
考え事をしていて出てきたんです
こんな時間まで起きて何を考えてたの
ってさらに訊くと彼は
数 ....
網戸の外は青い空
網戸の内は灰の心

青はあくまで深さ増し
鬱はどうにもどん底で

世界と私は無関係
私が無くとも世界は続く

ああ、全くそれなのに
涼風が肌を不意に撫でる
その ....
詩を書いていると

言葉で迷路を

作っているみたいな

錯覚を覚える

出口のない迷路

誰にあてたか分からない手紙

答えのない問いかけ

往くあてのない散歩

そ ....
人生の走行距離はもう僅かかもしれないが
スーパーカブ程好きな乗り物は無いと思っている

角栄大臣の日本列島改造論で大陸との現実の橋ができていたら
スーパーカブに跨って日本のあるはずもない誇りな ....
プールの天井を見つめれば
そこは宇宙

光の乱反射は
全ての思考を超えていく

わたしは水面に
ただ浮かんでいる

E=mc²
アインシュタインの直観は
多分正しかった

わ ....
電子タバコの吸引器にもうガタがきている

新しいのを買いなおさないと、いけないかも知れない

ジリ貧なのにキツイところだ

金が無いから前歯も抜けたままだ

根元から抜けたから差し歯に ....
かなしみは
雨降るなかに
浮き上がり
泣いているのは
誰なのか
こころの奥処で震えている
遠く遥かな心象を
雨が静かに消していく

冷たい雨は降り続け
街はけぶり霞んでいき
救わ ....
哀しい象の群れ
午前中夢を見た

恋を踏み潰せ
心の中のアッフリカ
二〇一七年十一月一日 「年間アンケート」


 現代詩手帖の編集部に、年間アンケートの回答をいまメールに添付して送った。2016年の11月から2017年の10月までに読んだ詩集で感銘を受けた詩集 ....
朝、起きて詩のサイトにログインしたら
ポイントの通知が9件もあって
驚いたけれど、とても嬉しかった
コーラも買い置きが尽きたので
氷水を飲みながら
ワードの画面を開いて
パソコンのキーを片 ....
詩人の肖像は
誰にもわからない

あるときは
長く執拗な夏
異教徒の祈り

暮色の岸辺の苫屋の
清貧という夕餉

園遊会での貴婦人の
緊密なコルセットの誘惑

屋根裏の経済 ....
肩を抱きたい 肩を抱きたい、
麦わら帽子 夏のワンピース 黒髪
もてあます上唇を
さらにもてあます下唇が支えている
清楚な肉厚の均衡
開かれて不意にホワイトニング 鈴の音のようなホワイトニン ....
二〇一七年十月一日 「蝶。」


それは偶然ではない。
偶然ならば
あらゆる偶然が
ぼくのなかにあるのだから。


二〇一七年十月二日 「「わたしの蝶。」と、きみは言う。」
 ....
秒速2m
まだ来ない夜明け

一日ごとに
増えていく知識

一秒ごとに
尽きていく命

得たものはいつでも
失ったものに釣り合って
途方に暮れる

秒速2m
夜明けが追い越 ....
降り止まない雨が
心の奥底に言葉を溢れさせ
魂の隙間から
零れ落ちるような光滴たち
無数に煌めき散逸する
終わらない旅路の果てに
訪れるもの一つ
想い描けないなら
何億もの地上の眼を掃 ....
二〇一七年九月一日 「陽の埋葬」


 文学極道の詩投稿掲示板に、作品「陽の埋葬」を投稿しました。よろしければ、ごらんください。


二〇一七年九月二日 「2010年11月19日のメモ 」 ....
二〇一七年八月一日 「カサのなか」


いま、きみやから帰った。ラーメン食べて寝る。おやすみ。

 文学極道の詩投稿掲示板に、作品「カサのなか」を投稿しました。よろしければ、ごらんください。 ....
季節を渡ってくる雲を
草原中が抱きとめる
旅人は小銭をはたいてパンと
冷たい目覚めとを買う
天体のまばたきが鱗粉を降らし
舟は岸から離れていく
枝から伸びる実を吸っては
羽ばたいていく光 ....
二〇一七年七月一日 「双生児」


 いま日知庵から帰ってきた。きょうもヨッパである。寝るまえの読書は、ここ数日間、読みつづけている、クリストファー・プリーストの『双生児』である。いま、ちょ ....
二〇一七年五月一日 「もろもろのこと。」


 だいぶ本を処分したんだけど、またぼちぼち本を買い出したので、本棚にかざる本をクリアファイルで四角く囲んでカヴァーにして立ててかざれるようにしてるん ....
二〇一七年四月一日 「ある注」


 ディラン・トマスの268ページの全詩集のページ数に驚いている。こんなけしか書いてないんやと。散文はのぞいてね。こんなけなんや。ぼくはたくさん書いてるし、これ ....
生活に芯というものがあるとしたら
花を挿していなければいずれは緩んでくるものだ

日々の心のゆらぎは錆びた弦楽四重奏
山巓からの水脈が生をうるおしているのならば

堕落した駱駝は回文好きだ ....
肉骨茶のにおいが満ちる千の夜、
私は小人の戴冠式に出席し続けている。

呻吟するのはオオカミで、
睨む娘たちにかぶせる帽子は無いようだ。

ローリエの調べが髙らかに鳴り響いたので、
 ....
茜、

なびく




霞、

たつ

この道で


ひらり、ひらり、舞っていた

幼き、日の

彼岸花
ほとけさまは、たからもの

ぎゅっとにぎるの、たからもの

ここにあるから、えがおになれる



ほとけさまは、たからもの

ときにはいやになる、たからもの

だからエイっ ....
昨年のこと
とある詩のコンクールの審査を依頼されて
はい、はい。と気軽に引き受けた
どうせボランティアなんだから
身構えるほどの責任もないだろうし
兎にも角にも
年金詩人は暇だったのだ
 ....
二〇一七年三月一日 「ツイット・コラージュ詩」


 ブックオフで、ぼくの持っている状態よりよい状態のカヴァーで、フランク・ハーバートの『神皇帝』第一巻から第三巻までが、1冊108円で売っていた ....
いのちをつなぐものを希望と名づけよう
希望のべつの名を祈りと名づけよう

祈りは清流にすまう虫のごとくに
こころの闇に明滅し続けるのもの

祈りの幼虫が水中にカワニナをくらう
肉食の異形 ....
津煙保存さんのおすすめリスト(184)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ため息をつく- ジム・プ ...自由詩4*21-10-9
一歩- TwoRivers自由詩6*21-10-9
詩の日めくり_二〇一七年十二月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩10*21-10-4
鬱と青- ひだかた ...自由詩12*21-10-3
秋の日の昼下がり- ジム・プ ...自由詩2*21-10-3
スーパーカブ讃歌- 梅昆布茶自由詩1721-10-3
温水プール- TwoRivers自由詩10*21-10-2
電子タバコの吸引器にもうガタがきている- ジム・プ ...自由詩2*21-10-2
夜のスケッチ- ひだかた ...自由詩921-9-30
朝の呪文- ひだかた ...自由詩8*21-9-27
詩の日めくり_二〇一七年十一月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*21-9-27
朝の憂い- ジム・プ ...自由詩3*21-9-24
詩人の肖像- 梅昆布茶自由詩2121-9-23
ワンピース- 本田憲嵩自由詩721-9-23
詩の日めくり_二〇一七年十月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*21-9-20
ねむる- TwoRivers自由詩14*21-9-19
湧出- ひだかた ...自由詩821-9-18
詩の日めくり_二〇一七年九月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩11*21-9-13
詩の日めくり_二〇一七年八月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩10*21-9-6
黎明- 凪目自由詩221-8-31
詩の日めくり_二〇一七年七月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩10*21-8-30
詩の日めくり_二〇一七年五月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩10*21-8-16
詩の日めくり_二〇一七年四月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*21-8-9
夏の四重奏- 梅昆布茶自由詩1621-8-8
呻_ぎん(口へんに金)- 足立らど ...自由詩321-8-5
ライカ- 令和9年自由詩321-8-4
たいせつ- 令和9年自由詩321-8-3
一次審査のひと- たま自由詩13*21-8-3
詩の日めくり_二〇一七年三月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*21-8-2
- 梅昆布茶自由詩1121-7-25

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