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静かだなあ
今夜はなんとも静かだ
昨夜からの疼痛が
今は嘘のように収まって
気持ちも
まぁるく落ち着いて
こうして詩の言葉を綴る自分が居る
ちらっと記憶の奥を覗いてみたり
火照る身体を ....
  

小さな球体の内側を
ぐるぐる回っているだけなんだよ
どこまで歩き続けても
いつまで生きられたとしても
見覚えのある景色が
わずかに 気のせいほどに色彩を変え
懐かしく (すこし ....
のっぺらぼうのように
ありのままを 
否定して生きた

全き愛のひかりに 
こころは解放された

目からうろこ

ああ自由だ
わたしは私でいいのだ
けして罪びとではない

ゆ ....
ウッドデッキの
木と木の間の細い隙間に
花びらがすすっと入っていくのを見た
少し離れたところから
目を凝らすと虫が抱えていたようだ
蟻にしては大きかった
ごく小さめの細身の黒っぽい蜂の ....
夏の空、玄関口
立ち尽くす己
庭木の揺れ、うねる大気

ああ世界が広がっていた!
己とは無関係に
何処までも眩しい異郷よ

五歳の時のその体験を私は決して忘れない
じぶんとは全く無関 ....
さびしいというのは

状態としてはべつに悪いことではない

それに起因して

やがて悪い状態になるかもしれないというだけのことだ

だからさびしいということを

悲観的にとらえるこ ....
みんな死んでしまう
あたりまえのように
いつのまにか
死んでしまう

夢中になり
ころげまわり
生きていくうちに
死んでしまう

太陽がのぼり
沈んでいくように
いつのまにか
 ....
静寂が欲しいんだ
朝いちばんの新鮮なやつ

誰もいない部屋で
ひとりきりの
井戸の底のような
ひんやりとした感覚

物音ひとつしない
しーんと静まり返った
おのれの心見張るように
 ....
‪夜に狭い部屋の中で座ってじっとしていると何も聞こえない 何も聞こえない遠くから やがて水の湧く音がしてくる みずのわく みずの ゆるゆるゆる とぽとぽとぽ ぽきゅん? ぽきゅん? 湧く音がしてくる  .... きのう

セミはことしいつ鳴き止んだかを

思い出していた

わからなかった

鳴き出した日もわからない

とっくに無頓着に生きていたんだ


窓のすきから台風一過の昭和の空 ....
なんということだ

大きな寄り道をしたもんだ

もう寄り道なんかするもんか


10年前からなにも成長していない

10年前の9月17日からなにも変わっていない

そんなこと想像 ....
五十も近くなって

懺悔の意味がわかりはじめた

世の中は夢まぼろし

そこにとらわれていたら

真実と同居できない


夢まぼろしにとらわれてごめんなさい

真実と同居して ....
そらが明るくなって
さみしかった
ことりが羽ばたく音が
しずかにひびいて
まちの
そこここでは
あさが燻る

たべそこねた月が
うすくしろく
ケロイドみたいに
空に
はりついて ....
わたしの時間はあのときから
すっかり止まってしまったんです

そして悲鳴はとっくに人の絶望ふみしめて
わたしは空っぽだから
からだじゅう毒で塗り固めているんです
じゃないと立っていられない ....
人生の秋に 
この季節を行く

落ち葉が舞う雑木林を
ゆっくりと歩き

黄昏にゆれる影を見つめ
なみだ ひとつぶ こぼす

旅行鞄と聖書を片手に
ひとり 列車に乗る

最期のカ ....
今日も心臓が動いている
肺も動いている
胃も動いている
腸も動いている
多くの内臓が
仕事もしないでぶらぶらしている
僕のために
毎日さぼらないでまじめに動いている
それによって僕の命 ....
此処が何処だろうが
誰が誰だろうが
私は私だ
宇宙を横切り
宇宙大に広がり
あらゆる処に点在する
在る処の私だ

人はもはや帰属先への執着を捨てていくだろう
人は自らを異邦人として見 ....
ジニーが死んだ
名前なんかつけたから
何度壊してやっても
やがてまた同じところに低く浮かんで
逃げもしないし
玄関横の
しろい壁とオキザリスの
プランターの間を斜めにつないで
全然邪魔 ....
虹の根元を今日の夕暮れ初めてみた

輝く太い白柱、虹の弧を支え
余りにリアルなその立体の佇まいに
遠い遠い常世から
       繋がり報知する
   そのサイン 
確かに見事に聳え立ち ....
水彩のように
やさしい それは儚い夢

水滴がひとしずく
滲み広がる ひとり浮遊する

白い光が渦を巻く
それは不思議

なんなのだろう
ここは何処なのか 風がふく

懐かしい ....
夏の暑い日
しょっぱいおっぱい飲みたい
ぼくは泣いているのに
どうしてひとり置いてくの

病気がちな ぼくを
病院まで連れて行く
握った手が いつもより固く繋がれて
いつもより ....
雨が
矢のように降る
雨が
鉄砲玉のように降る
天が
地上を
攻撃しているようで
怖い!
詩を書く
死を嗅ぐ
初秋の空
ぽっかり
青仰ぐ蒼
鬱屈狂気
吐き出し
開く天蓋
陶酔境地
記憶喪失
漆黒の宇
未知の途
迫る獅子
詩の死の
洗礼浄化
入水浮上
起死回生 ....
40過ぎのババアの
男女関係の話を
夕飯時に聞かされる
こっちの身にもなってみろ

得意気に
「男女の関係はありません」
って、アホか!
あります=相手の男はちょい変態
じゃねえか! ....
埃っぽい風に。
影は躓く。歩幅が踊る。

冷めた肌に田園風景。
サヤに行儀よく並ぶ蛙。
未だ冬眠している。

沢山がぶら下がる卵胞を、
睨み落としたくて。
見つめた後に瞼を ....
男女の関係はありませんが
オーラルの関係にはありました
えっ?それを男女の関係と言う?
いやいや(苦笑)
オーラルの関係は
男と男、女と女の組み合わせでも
成り立つ訳ですから
それを男女 ....
人はみな明日がくると   
思っている

たがその未来は      
不確定だ

何が起きても       
おかしくない未来がある


死神の 
姿はみえなくても

その足 ....
事故みたいに綺麗な太陽だった。夏が俺のまわりをまとわりついて鬱陶しかった。俺はそれを拭って足元の水溜りの中に捨てた。すべてが微妙なバランスの調律の上で成り立っていた。俺は狂っていたんだと思う。ピンク色 .... 黒い空から夏の問いが、
身体に差し込まれて
意思の間隙で
するどいものが窺っている
虫の音を風が運んだ夜に
生きるものはみな静かに重なり
目を瞑っても怖くはない

視線を置きわすれては ....
虫の音が聞こえてくる
身も心もおちつく。

闇におちるように
なにもかも預ける。

夢は覚めてゆく・・・

「気持ちがいい
ひといき入れようか」

「お茶をいれてくれ
おちつい ....
水戸 うしんさんの自由詩おすすめリスト(193)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ありがとう- ひだかた ...自由詩16*17-9-22
球体- Lucy自由詩8*17-9-20
ありのままで- 星丘涙自由詩5*17-9-19
ウッドデッキの細い隙間に- Lucy自由詩17*17-9-19
ある夏の光景- ひだかた ...自由詩8*17-9-19
悪党のうた- 吉岡ペペ ...自由詩417-9-19
いつのまにか- 星丘涙自由詩4*17-9-18
ひとりで独りではない- 星丘涙自由詩3*17-9-18
夜に狭い部屋の中で- ゆあさ自由詩117-9-18
昭和の空- 吉岡ペペ ...自由詩517-9-18
10年前の9月17日- 吉岡ペペ ...自由詩217-9-18
懺悔- 吉岡ペペ ...自由詩917-9-16
しののめスープ- むぎのよ ...自由詩13*17-9-14
- 秋葉竹自由詩217-9-14
人生の秋- 星丘涙自由詩3*17-9-14
内臓- zenyama太 ...自由詩117-9-14
此処という場所〇私という人- ひだかた ...自由詩6*17-9-14
ジニー- Lucy自由詩14*17-9-12
虹の立つ- ひだかた ...自由詩6*17-9-12
白い秋- 星丘涙自由詩5*17-9-12
『しょっぱいおっぱい』- 座一自由詩9*17-9-12
集中豪雨- zenyama太 ...自由詩3*17-9-12
脱出死詩(改訂)- ひだかた ...自由詩517-9-12
アニーよ、相手の身になれ- 花形新次自由詩3+17-9-11
_euphorie~euphorieスイング_&_バイ- おっぱで ...自由詩617-9-9
男女の関係- 花形新次自由詩217-9-8
地獄の門_- st自由詩217-9-8
無題- 人はいつ ...自由詩117-9-8
ある個体- いっと自由詩117-9-7
おやすみ- 星丘涙自由詩4*17-9-7

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