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真夏の虹になったきみを追いかけて
どれだけの夜を過ごしただろう
失われた時は戻らずに
風に揺れる木立をサクリと歩いている

こんなに想っているのに
こんなに感じているのに
空に飛んでいっ ....
深海に眠る英霊たちよ
君たちの骨を拾う者はいない

ぼくに出来ることは
ただ歌い 
祈るだけ…

君たちの血肉で
ぼくは此処にいる

心やすらかに眠り給え
酔い酔いて
はるばる来たり
漂泊の
独り旅ゆく
冬の路

背にかかる
粉雪払い
往きゆきて
弥生の夜を
垣間見る

漆黒の
夜空舞い散る
さくら花
{ルビ闇路=やみじ}の ....
{ルビ金色=こんじき}の小雨降る黒織部
久々に薄茶を{ルビ点=た}ててみた

煩雑な日々を忘れ
紆余曲折の路を振り返り
そっと息をつく

これから歩く白い道を占い
手のひらに包み 温め ....
{ルビ昨夜=ゆうべ}観た夢の中で
ぼくは麒麟になっていた
千里の空を駆けて
鳳凰となったきみを求め
何処までも 何処までも 空を駆けてゆく

遠い空の彼方
彼らは今も胸の中に生きている
 ....
らぁ~! らぁ~! と 叫んだ夜は沈みゆく

静か過ぎて聴こえない

破短調{ルビ奔=はし}る{ルビ宵=よい}に酔う

突破する壁は厚くて泣き濡れた

ドクドクと胸は彼方に飛んでゆく
 ....
かくとだに
想いを馳せて
きみはいま
祈り捧げる
満月の夜

たらちねの
忘れた歌を
想い出す
今宵静かに
ぼくは歌うよ

あしびきの
夏に登った
山なみに
今はもう亡き ....
真夏日に
ビールもてなす
友の父
月の昇らぬ砂浜に
{ルビ唐紅=からくれない}の空眺め
忘れた歌を想い出す

衣を染めた{ルビ白鳥=しらとり}は
{ルビ空=うつ}ろな波に身をまかせ
{ルビ還=かえ}る{ルビ棲家=すみか}を ....
友人から電話が入ってきた
世間話しが途切れ
Tの事になった

お前が行ってしまってからどれくらい経っただろう

記録を{ルビ創=つく}るとお前は言っていた
俺は止めろと言った

きっ ....
子供たちが去った夕暮れの公園
鋼色の空に咲く
小鳥のような白木蓮
その一輪をきみにあげたくて
手を伸ばしても届かないもどかしさ
枯れた林を彷徨い
冷たくなった手のひらに
息を吹きかけ暖める
きみに捧げるために拾った
紅い
紅い…
珠玉を握りしめ

月の言葉に誘われながら
独り歌を唄う


いまきみに恋し ....
黒曜の空に
梵鐘を{ルビ撞=つ}く音が満ちている
一年の煩悩を洗い流すように
来る年が平穏であるように
森羅万象に響いている

{ルビ諸行無常=しょぎょうむじょう} (全ては変化するのだ) ....
いままでどれだけ花が散るのを観てきただろう
いままでどれだけ雲の移ろいを観てきただろう

ぼくはいまだ彷徨い 戸惑い {ルビ躓=つまづ}きながら歩いているよ
いまはどんな辛い事も嬉しい事も楽し ....
オレは世の中の99.9999%以上の事象を知らない
バカで バカで どうしようもないバカなのだ
酒を飲んではくだを巻き
夜の闇に溶けるだけ

たったそれだけの存在を
月だけが優しく頬笑んで ....
ふたりで拾った
透明で硬く紅い卵

ぼくが生き物係になって
手のひらで暖め孵化を待っている

何が生まれるのかわからない
虫眼鏡で眼を凝らしてみると
真ん中がトクトクと脈動している
 ....
きみが望むなら
この両手をあげよう

きみが望むなら
この心臓をあげよう

ぼくは風となって遠い旅をして来たから
もういいんだよ

いま欲しいのは
きみの頬笑みをひとつだけ

 ....
見間違えるほど
美しくなってゆく君は
夢の中で何をみているだろう
夜毎ぼくは眠れなくて
ウイスキーを舐めている


庭園に落ちると感じた刹那
ぽとりとひとつ紅い花
西の空を見上げては ....
お前のことを聞いたのは
つい最近のことだった
婚約者を残して逝ってしまった と

お前はビールが大好きで
出張先のホテルで溺れたと聞いた

お前は技術屋でオレは営業屋だった
オレたちは ....
夜の{ルビ静寂=しじま}に独り遊びは慣れている
悲しみと 愛しさの狭間でウイスキーをあおり
君を待つ秒針だけが過ぎてゆく

期待と不安がよぎる交差点
ヘッドライトだけが過ぎていく

ぼく ....
何故… 何故…
君は其処にいるの?
遠くて
遠くて

いまはまだ届かない

水上飛行機のプロペラを回していけば
すぐなのに

いまは鍵を持っていない

予感が{ルビ奔=はし}る ....
鯛       花は桜いろ
サワラ     甘やかなピアノのメロディーは
赤貝      血潮の香りが胸を刺す
はた      深く広がるハーモニー
つぶ貝     彼方を眺め噛みしめる
え ....
バリバリと
マヨをかけては
レタス食う
ほとり ほとりと
冬の 路

ぽつり ぽつりと
{ルビ詩=うた} {ルビ謳=うた}い

ほろり ほろりと
{ルビ啼=なき}き 濡れて

おーい おーいと
友を 呼ぶ


枯れ ....
行きゆきて
独り旅路の
白い道

蝉しぐれ
岩の清水を
手にすくう

笠あおぎ
入道雲に
息をつく
いまは無い
おでんの屋台
何処いった

焼き鳥の
匂いが誘う
帰り道

チャルメラは
スピード上げて
走り去る

もつ煮込み
野菜だらけで
吐息つく

コンビニに
行 ....
私は{ルビ開襟=かいきん}シャツを着て
路地を左に曲がり
ズボンのポケットから白いハンカチを取り出して
首筋を拭ぐった

家の山茶花の垣根から
{ルビ割烹着=かっぽうぎ}を着た妻がアイロン ....
天竺の行者は言った
無量大数よりも大きな数字を
ガンジスの砂を感じながら
無数を解いた

今もスーパーコンピュータで円周率を計算しているが
果ては無い
無駄なのだ

この宇宙の果てに ....
黄昏に
金の雨降り
幼子へ
みどりの壺に
骨を入れよと

泥沼に
もがき苦しむ
指先で
届かぬ糸を
手繰ろうとする

ブランコを
二人でこいだ
姉さまは
浴衣すがたで
 ....
今夜は独りウオッカをあおっている
他に客はいない
棚に飾られた真鍮の潜水ヘルメットを眺めながら
海の歌をくちずさむ

ララル ラララルララ~ ラララ…

何時だったか
黒いドレスに赤い ....
ひだかたけしさんのレタスさんおすすめリスト(191)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
紅い花- レタス自由詩4*24-1-12
鎮魂_【弦楽のためのアダージョ】- レタス自由詩4*24-1-12
五行歌_春を待つ- レタス自由詩6*24-1-11
玩物喪志- レタス自由詩3*24-1-10
五行歌_神獣- レタス自由詩4*24-1-9
よるのうた- レタス俳句3*24-1-9
枕詞- レタス短歌4*24-1-8
二十歳の想い出- レタス俳句2*24-1-8
夕景- レタス自由詩6*24-1-6
Tに捧ぐ- レタス自由詩7*24-1-6
五行歌_午睡- レタス自由詩9*24-1-4
夜の歌- レタス自由詩4*24-1-2
除夜の鐘- レタス自由詩5*23-12-31
葬送- レタス自由詩6*23-12-30
ナメクジの唄- レタス自由詩9*23-12-30
珠玉- レタス自由詩9*23-12-28
想い- レタス自由詩9*23-12-28
五行歌_夜想- レタス自由詩5*23-12-26
訃報- レタス自由詩11*23-12-25
Too_far_away- レタス自由詩5*23-12-25
夜間飛行- レタス自由詩3+*23-12-24
寿司【改訂】_- レタス自由詩12*23-12-23
共喰い- レタス川柳4*23-12-22
季節の中で- レタス自由詩6*23-12-21
芭蕉のオマージュ- レタス俳句3*23-12-20
お腹が空いた- レタス俳句4*23-12-19
幼い頃の夢- レタス自由詩3*23-12-18
地に平和を- レタス自由詩8*23-12-14
五行歌_白日夢- レタス自由詩3*23-12-8
石の花- レタス自由詩523-12-6

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