すべてのおすすめ
また買ってしまった…
飲みたくもない抹茶みるく
あなたがおいしいって言ったから
もう忘れたはずなのに
私は抹茶のほうが好きなのに
あなたが私にみるくを入れたから
もう抹茶には戻 ....
空を咲かせて居りました
敷き詰めていたので 海にも似たり
ほろほろ しょっぱい
風はやさしく
大地はあたたかく
流れる水は清らかで
輝く炎は 我らを照らす
とおい とおい 時の果てから
とおい とおい 夜空の星から
小さく響く
それは や ....
本当はあれが欲しい
昔風の、赤いトースター
あれに、真っ白真四角の
スーパーのパンを入れて
しばらく待ってると
2枚一緒に
「パンッ!」と顔を出すのが
心憎いから
でも ....
夕陽オレンジがとても綺麗だ
と
あなたもそう感じたのなら
わたしの手は握らなくていい
舌を出しながら遊んでればいい
まわる毒がまわったら倒れたらいい
これはきっと夕方のはざま
....
やさしいひとはすぐに
かなしくなる
やさしいから
かかえこんでしまって
もっともっともっと
かなしくなるのに
だれかのことばかり
おんなじこころに
しまってしま ....
しかしまあどうだ今朝のこの赤ん坊っぷりは
何にも考えてない
何にも考えてないで
シャウトしてるぜ
オパポー
オパポー
おぱぽう
おはようじゃなくて
おぱぽうだ
....
今日あなたが
やりたいことをできたのは
昨日あなたが
やりたいことをできたから
今日あなたが
やりたいことをできたなら
明日もあなたは
やりたいことができるでしょう
やりたいこ ....
ベッドの上で
二人向き合って
レモンを切った
そのナイフに
お前を映して
見ていた
ベッドの上で
二人向き合って
レモンを切った
そのナイフに
映ったお前は
....
ぼくは詩を書きたい
沈黙を語るものほど
雄弁を語る
今日もまた
朝の散歩をしていると
森の木々に出会いました
天を知らないのではないかと想うほど
夏の風とともに
その幹 ....
道に数々の華が咲いて
水溜りに輪が広がってゆく
外に降る雨は
私の心(なか)にも しとしと降る
そんな時は 心も身体も凍える
雨 雨 雨・・・・・
....
時間が、かたちになるとしたら
思うよりも綺麗に見えるかもしれない
夕日を右側に受けながら
止まった部屋が揺れた気がする
ほんの少しのリズムを
みんなが取り戻していく
いつかよりも欠けた ....
どうしよう なきそうだ
いままで あまえていた
ははの
せなかから
すべりおちてしまった みたいだ
あんまり
ちいさくなっていたから
なでてあげようとした ....
ぼくは詩を書きたい
当然に疑問を抱かないことが当然ならば
疑問を当然とすることが疑問である
今日もまた
朝の散歩をしていると
清風に出会いました
この風は太陽からつくられ
....
雨の天使が
岩の物語を読んでいる
{ルビ静寂=しじま}と{ルビ静寂=しじま}を
鳥の声が{ルビ継=つな}ぐ
焼き捨てられた本の煙
地から天へ帰る雨
恵みの恵み
....
ぼくはこのとびきり静かな部屋で
きみを奏でよう
その旋律が風に乗って
世界中を旅して
花を咲かせますように
きみに出逢いますように
ぼくは詩人
心は見えなくとも存在し
色もまた
無色であっても存在する
今日もまた
朝の散歩をしていると
いつもの花畑に出会いました
ほどよい咲き心地
その広げる葉は ....
ボルトを緩めると
あめ色が流れ出てきてしまいそうで
おとといから触らないようにしている。
頭の中は、それ。
誘蛾灯の青の下、
ただ、乞うている。
声だけが残る
焼け落ちて
....
あまりに長い間ひとりでいたせいか
ある日わたしはふたりになってしまった
わたしたちはさすがに元ひとりだったので
顔も体つきも声も性格もそっくり同じだった
「さみしかったよね。」
「う ....
空は 晴れて
緑が 萌えて
鳥は 唄う
どうしようもなく
春で
朝で
まぶしくて
どうしようもなく
私は
女で
せつなくて
風が「る」のような ....
赤みがかった
ふわふわの
わたあめみたいな
なにかが
頭の上にあって
それが愛なんだと
みぃちゃんは言った
みぃちゃんは金魚すくいが好きだ
やるほうではなく
やるのを見てるのが好 ....
付き合って一周年だからケーキを焼くとキミが張り切ったとき、
嫌な予感はしたものの、僕は何も言えなかったんだ。
おいしそうな香りがしてるでしょう?と、キミが家に僕を招いてくれたとき、
明らかに ....
たとえばそこに私がいるということ
炭酸水の泡の中に私がいるということ
生まれては消え消えては生まれる
連鎖する中にほんの一瞬私が見え隠れするということ
たとえばそこに私がいるという ....
想いを残したい、と
言葉を紙きれに書いては
それを二つ折りにする
こうすればいつまでも色褪せない気がするでしょ
とかわいらしく笑うと
今日も君は紙を折るものだから
机の上はいつも君の想いが ....
自分を壊す試みに疲れて
ふと窓の外を見ると
静かに細かな雨が木々の葉を打っていた
今の私にはけっしてとどかない
やさしい雨に打たれているすべてがうらやましい
手を突き出して受けた雨は ....
あなたへの気持ちを
文字数にすれば
あふれてきっと
あなたは
読めないだろう
あなたへの思いを
詩にすれば
ナルシストなんて
きらいよと
いうかもしれない
もう書いたけど
....
夜の灯の下
藍は蒼
溶け残る道
呼びとめる声
氷をすぎる火の上で
音は昇り 月に会う
昼のにおい 日々の名残り
凍えては小さくまたたくもの
夜から分かれ ....
ただ あなたの存在に
深い感謝をささげたい
驚きと歓び 誠実と信頼 そして
愛という穏やかな奇跡のなかで
純粋な感嘆というものを
数え挙げている
つややかに蒼穹を視る
ことのは ....
君の笑顔がすきだよ
「いきなり、なによ」
笑ってる君は、かわいいね
「やめてよ」
あれ?
どうしたの?
「いいかげんにして」
もしかして、怒ってる?
....
『なくさないでね 私が大好きなきみだから』
ドアを閉めるあなたの仕草がすきだった
シャツを脱ぎ捨てる時の背中も
けだるそうな朝の顔も
なきだしそうな顔で口づけて
優しすぎてみえなかった
....
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