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空は　晴れて　
緑が　萌えて　
鳥は　唄う　

どうしようもなく　
春で　
朝で　
まぶしくて　

どうしようもなく　
私は
女で　
せつなくて　

風が「る」のような　.... ぱさぱさと干からびて
色褪せてしまった
大学ノートを
赤い爪先で繰りながら

ため息ひとつ

セピア色と呼べば
聞こえはいいのだけど
少女じみた丸文字の
拙い言葉の羅列が苦　.... いま泣いたら
なぜかもう二度と
笑えなくなるような

そんな気がしたから
空に向かって入道雲を
ググっと睨んでやった

まひるに嘘をついたりしてはいけません

善良なあたしは
　.... いたらない
わたしが
なきながら

てのひらにうけた
こもれび

なにがよくて
わるいのか
おしえてくれた

あしもとにおちた
こもれび

そこをみつめて
そこからはじま　.... 降りやまぬ雨の重さにうつむきし額紫陽花より珠の零るる


泥濘に踏みにじられしすいかずら晴れない空と泣かないアタシ


わたくしが果てたらどうぞお食べなさい林檎の花は楚々とほほ笑む

ユメミ　リルさんの落合朱美さんおすすめリスト（5）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
春愁	- 落合朱美	自由詩	35	06-3-27
侵食	- 落合朱美	自由詩	11+*	05-9-6
まひるの嘘	- 落合朱美	自由詩	12*	05-7-3
こもれび	- 落合朱美	自由詩	8*	05-6-4
花いろいろ＿2	- 落合朱美	短歌	6*	05-6-2

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