すべてのおすすめ
静かな冷媒の音
誰かの企画が売買されている音
主張された封止のデザインを
ただ商品として見ること
喉の渇きを覚えるまえに
百円玉を入れること

なあ、ボタンが点灯するのに
あと10円足 ....
私のすべてに帰依するもの。
私から外へ帰依するもの。
消えていく、あるいは、
はじまっていく暗い闇さえ、
今は一筋の光に照らされている。

手にした者しかわからない、
痛みとぬくもりが、 ....
私の影の
じめじめに
いつしか
キノコがはえていた
いけそうなのを
つまんでみると
なかなかオツな
味がした
だめそうなのも
なかなかあるが
だめなキノコは
うつくしかった
 ....
盗人に追い銭とかってさらに損したなんて云ってるけど
追い銭をしたのはあなたの方でしょう
自分がしたことをまるでなかったことのようにするなんて
盗人よりもふてぶてしいわよ あなた


 ....
「死ぬために生きる
それだったら もう少し 
生き続けられるかもしれない…」


となりに乗り込んだ ピンクのかたまりが
内部分裂 暴発を くりかえしているのにも気づかず
ほ ....
私には
“かる”
が足りない

{引用=狩る}
死に物狂いで
欲しいものを追い求める
信念が足りない

{引用=枯る}
本当に参ってしまって
乾涸びるほどの
絶望が足りない ....
静寂、
週末の精神的渋滞
万事休す


生き物の毛をむしった服で
心まで温めようとする
愚かだわ、愚かだわ

窓は薄暗がりの世界と
色のないふたつの目玉と
内と外を映す
 ....
野良が挨拶しているよ

疲れた毛を励まして
露出した皮膚を隠し
道の真ん中を
人々の営みの中を
堂々と
野生の威厳を振り撒き
声ひとつたてず
冷たい日差しを歩いているよ

こそこ ....
ばばろあって響きは
や~らかくって 好き

ちゅき ちゅき ちゅき
雀の チュンチュクが
目の前で 
そう 鳴いているかのような
錯覚

泣いてなんか いないよ
最初から  ....
脳髄の奥底で、
渦巻く怒りに似たことばは、
構築を知らぬまま
進むべき道の足跡ばかり探る。

*

机の上に仮面が置かれている。
仮面は口元をカッターでなぞられたように
笑っている。 ....
それであなたは、ト(イ)エバ

満ちてくるからだわずらわしい
海のこと考えてたら空が荒れて
沿岸の電車ことごとく止まる昼
彼女は青がこわいのだと言って
水族館におびえてる泳げるのに
彼な ....
中学生の頃のよう
なんとも言えぬ息苦しさに耐えてます
あの頃もてんかん発作に怯え
呼吸のしかたが分からなくなりました
あれから十年以上たったのに
今はがんが怖くなりました
いいえ、ずっと怖 ....
二人で引いたおみくじは
その元旦の初詣の甲斐があったのか

二人とも大吉だった


大吉にも中身が色々あって

満点の大吉もあれば
赤点の大吉もあるということを
同時に ....
遠い 遠い 空の 空の 下
あなたはどうしているのでしょうか

ただ胸にポカリと開いた穴から
静かにトウトウと流れ出していくようで

酩酊して
街の片隅のコンクリートで忘れ去 ....
夏井椋也さんの自由詩おすすめリスト(344)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
爆買いの世紀- 高橋良幸自由詩415-12-25
コンクリート- あおい満 ...自由詩515-12-25
キノコ- フユナ自由詩515-12-21
空き樽は音が高い- 涙(ルイ ...自由詩515-12-21
『DRIVE_ALIVE_SURVIVE』- 座一自由詩12*15-12-18
かる- 瑞海自由詩8*15-12-18
日曜夜明けドリップ- うわの空 ...自由詩715-12-12
野良のさよなら- 宣井龍人自由詩24*15-12-12
オレンジババロアロール- 藤鈴呼自由詩2*15-12-12
地図- あおい満 ...自由詩915-12-12
海/即興ゴルコンダ(仮)投稿.95- こうだた ...自由詩5*15-12-11
父へ- 川瀬杏香自由詩13+*15-7-7
縁結びのおみくじ- 瀬田行生自由詩17*09-5-31
AM05:46- 瀬田行生自由詩22*09-1-18

Home 戻る 最新へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12