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(短歌七首)
ミスすると
百億円の損をする
契約みたいに守る約束
ただ前を
みるだけみたいなメガネの子
レモンの恋をしたげな制服
あなたには
....
ちょっとだけ
疲れた気がする小雨の日
まだ大丈夫だよ笑顔になれるし
騒がしく
生きて来たかな冬の夜
月の吐息に揺れるみずうみ
その笑顔
だけがわたしの苦しみを
癒 ....
そうやってあたしたちは
その歌が聴こえてくるのを
信じて待っていた
今夜こそありがとうと云えるという
溶け始めたグラスの氷みたいな嘘を
溶かさないよう ....
イヤホンが外せない深夜3時に
けっこう珍しい白黒の夢を二度みた
なにも起こらなかった昨日今日の
彼の真っ黒な慟哭を聴いた気がするよ
すべてを棄てたって云ってたよな
なにひと ....
(短歌八首)
どくどくと
流れる真っ赤な血の音に
気づく冬日のバス停に立ち
落ち込むと
いうよりすこし反省を
しているだけの雨の日の花
夢を二 ....
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