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港に オレンジ
オーシャン そまる

地下の 喫茶に
ジャズ 流れ

みなとのみえる 丘へゆく
ただ白い道 杖をつきゆく

冷えた グラスが
鳴く ほどの

しめった  ....
  
『じいちゃん、海をとってる』

小魚を掬い上げている
お爺さんをみていた
3歳くらいの女の子が
そんな言葉をたどたどしくこぼした

そろそろ帰ろうかと
ビーチで今日一日の後 ....
夏空の下
気ままなドライブを楽しんでいると、
ローン35年と言う看板が見えた

あと35年生きられるなら
オレはなんだってできるだろう。
オレは何者にだってなれるだろう。
 ....
 

俺は「無」から生まれた
なにも苦しみや悲しみや絶望や失望から
生まれた訳じゃあない

膨張する欲望を
慎ましく隠し込むことが
正しさに似たおこないだと
知ってずっと
知っ ....
世界は美しい
その美しい世界が歪んでしまったら
俺はそのとき
それでもまだ世界のことを
好きでありつづけられるだろうか

夜はいつだって
泳ぎたくなる星空をしている
夜はいつだ ....
  
洗い流しても洗い流しても
消えてくれないソイツらが
擦っても擦っても
剥がれ落ちてくれないソイツらが

いつまで経っても
俺を眠らせてくれない

ソレは
体の周りの空気の ....
正義なんて無いよと嘯いたソイツの目には
うっすらと涙が溜まっていて
それをみた俺はもうなにも云えなくなって



寂しさを
「寂しくない」と云う夜の
効きすぎているエアコンの風 ....
  


  花火と雲と風と影

梅雨明けに久しぶりのあまたの星、満月の夜
部屋の割に大きな柱時計は
間違いのない《とき》を刻んでいるのか?
それともただ文字盤を
針が三本移動してい ....
  

光りを失った灰色の瞳たちには
それだからなおさらに美しくみえて

むかしながく住んでいた街みたいに
想い出がゴロゴロと転がってる感じで

僕にはその大きめなガラクタが
手 ....
世界が 平和で あることを

むろん みんなが 祈るとき

そんなに 長くは ない夕べ

赤い 夕陽が 沈むとき

悲しみ なんて なくなれと

じぶんに 向かい 祈ります ....
もう、あまり、くそっ、とか想うことはない
かと想っていた
ま、下品な言葉使いだから、そう云わない
とかいう意味ではなくて
あまり、他人を羨ましく想わず
いられるようになったからかなと ....
なりきり詩です。
場所もシチュエーションも違うけど
すこしだけ似たような経験、したかな?
───────────────────────────────

  「バカ可愛い、略してバカカワ」 ....
  


今日もまたあなたを傷つけた

心のか弱さにくらべても

言葉はなんて

不自由なんだろう?




お終いまで好きでいられたのは

あの日の雪がや ....
  

アンジーがみずから

帰り来る月夜の吸血鬼に
その白く細い首を
差し出し
その瞳には歓びの涙が浮かんでも
固く結んだ真っ赤な唇から
甘やかな夜の声が漏れ堕ちたとしても
 ....
純粋な幸せがほしいだなんて
なんてわがままな希望なんだろう

生まれたかぎり生きてゆく
みたいな
生きることを祈らなくても誓ってる
みたいな

純粋でいっさい
一滴の泥もかか ....
言葉というのは
光の反射のよう
どこでどう曲折するのか
鏡に聴いてもわからない

みんなひとりで大きくなったような顔をして
まるで迷子の心細さなど
味わったことも無い顔を ....
  

激しい 嵐が 過ぎ去った
そのあと
訪れる 新しい光や やさしい安息は
まるで愛する人のように
僕のこころを そっと くるんでくれる

すべてを 許せるくらいに
憎し ....
 

小学生のころのある夏のこと
田舎のじぃちゃんばぁちゃんの家へゆき
なぜか大人用のサンダルで
近所のひまわり畑をまっすぐに走った
むせかえる草花の匂いがし
刺すような太陽が眩し過 ....
  

トロイメライみたいな幸せが
どの扉を開けてやって来るのか
わからないままに
幸せなんて要らないと云い切っていた
心に杖をつかなければ
真っ直ぐに歩けなくなった
あの ....
 

快晴の青空に
真っ黒なちいさな穴がみえる
なになのかは
わからないけれど
細胞が怯えているのは感じる
けれど
なにを対処できるわけもなく
時はただただ過ぎてゆくだけ

 ....
  

さいきんノンアルコールビールを
飲み始めて
むろんアルコールの代わりにだから
あまり勧められる話じゃ無いんだけど
だいたいのノンアルは
けっこう美味しくて
おまけにアル ....
 

許されないはぐれものが
めぐり逢った輪のなかで
忘れられない約束をした

長いときを経てすこしも
信じられなかったという
悲しみで結びあう旧世界

やつれ果てた希望の ....
  暗い目をして 海へ

暗い目をして ブツブツ云う
私を嫌ったひとは 嫌いかえしたいな
いつまでも好きと想うな 自惚れないで
わからないなら べつに良いけど
わからな ....
  

首周りが
ちょっとだけ寒い
ストリート歩く バイト帰り 朝焼け
カラン!
とどこかで空き缶転がる音が鳴った



生きること
前を向くことあゆむこと
風に向かっ ....
 

紫色の
声が出なくなったのは、

冷気に触れた安らかな眠り薬の価値を
あらためて知ってしまって苦しんで
その罰に身を委ねてしまいたくなった
あのとき突然に、だ。

胸の中 ....
罪を
ね、
時間がやさしい風で
洗い流してくれるよ

これは
ほんとうの経験さ


恋愛も
ね、
そんな風に忘れられるなら
憎しみも
悲しみも
ね、
透明になるま ....
いまとなっては
すこし悲しいくらいの
干からびた笑い話だが
僕は
じつは
二十歳になるまでに
死にたかったから
世界をバカにするのも当然だと
信じていた

どんなあたた ....
  

カサヲサセバ
素直になれるだろうか

オチテシマエバ
寂しさは治るだろうか

アメガフレバ
消えてなくなるだろうか

ヨルニナレバ
子どもに戻れるだろうか

 ....
  

とある休日
ひとり
グランドを走りつづけた少女は
急に立ち止まると
雲ひとつない青空をみあげました

そこには空しかみえなかったけれど
しあわせのすべてがみえた気がしたの ....
 たとえばこんな朝の来ない街をみおろす悲しみの夜の果てに

その夜は山に登った。
みおろすと日の出のまだの夜の街に、
穏やかで幸せな眠りが訪れており、
すこしでも起きているそこここには、 ....
レタスさんの秋葉竹さんおすすめリスト(125)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
たそがれの色- 秋葉竹自由詩424-8-1
とある夏の終わりの風景- 秋葉竹自由詩424-7-30
夏空の下- 秋葉竹自由詩424-7-30
光に希み闇に祈る- 秋葉竹自由詩324-7-28
修羅- 秋葉竹自由詩224-7-27
不眠のうた- 秋葉竹自由詩424-7-24
ピュア- 秋葉竹自由詩324-7-23
花火と雲と風と影- 秋葉竹自由詩324-7-21
カラフル- 秋葉竹自由詩224-7-21
残光よ- 秋葉竹自由詩424-7-20
爆暑!- 秋葉竹自由詩324-7-18
バカ可愛い、略してバカカワ- 秋葉竹自由詩124-7-14
雪降りつづけども言葉は届かなかった- 秋葉竹自由詩2+24-7-6
アンジーのために- 秋葉竹自由詩124-7-1
純粋な希望- 秋葉竹自由詩424-6-30
愛をこめて花束をまっすぐに- 秋葉竹自由詩324-6-30
嵐の痕- 秋葉竹自由詩224-6-26
夏休み- 秋葉竹自由詩124-6-22
夏の幻の- 秋葉竹自由詩124-6-20
破急- 秋葉竹自由詩324-6-19
- 秋葉竹自由詩124-6-19
闇の道を照らせない灯火- 秋葉竹自由詩324-6-13
疾風の世界- 秋葉竹自由詩324-6-12
やっぱ_笑って- 秋葉竹自由詩324-6-11
涙色の声- 秋葉竹自由詩324-6-10
ひとつまみの恋愛のはなし- 秋葉竹自由詩224-6-7
綺麗な声- 秋葉竹自由詩224-6-6
- 秋葉竹自由詩224-6-6
終わりのうた- 秋葉竹自由詩224-6-5
たとえばこんな朝の来ない街をみおろす悲しみの夜の果てに- 秋葉竹自由詩124-6-2

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