すべてのおすすめ
生きるため生まれてきたね春の猫
幸せの慣れというものの怖さよ
過激な私はどこまでも狂う
刺激という刺激を試した
静けさの中に炎たなびく
灰になっても愛してる
惑い惑って貴方へ辿り着く
行方知れずの ....
四時に起きて朧な月を眺め入る
おでんつつきつつ夢の音楽を聞いている
さびしい、部屋を片付けつづける
おっさんが猫語で話す聖夜かな
平穏無事に日曜終わりそう麦茶のむ
妻とふたり遊んで帰って横になる
一日一善くりごとの今日は成せなかった
簡単なことでいい語っておくれ春の夜風
簡単なことがいい語っておくれ春 ....
風景は東京ですか一番星
望遠鏡で覗いた宙が君の宙
春霖や心の森の診療所
お祈りのお時間、こころ沸騰しています
みんな疲れているのか言葉もなく働いた
お休みとなって卓上は菓子だらけ
口淋しさに星を齧る
何を書いているのかいと春の山
妻の女に惚れなおして夜をみている
貯金箱をころがしつづける
こどもの声がする春の夕べか
雑な居間を片づけずそのまんま
片付けきれない人生か
今日は今日としてじぶんを ....
くすりの苦さの口直しのお茶
かつて平穏の今はさびしくあるばかり
早春の 詩の 素麺のように弱々しく
しっかり立って今朝の青空を手におさめ
梅の盛りをじっと観て去り
囚 ....
母を恋う踏み絵のように春の泥
敢えて定型、季重なり
菜の花に春を見いだすふたりかな
春の風に動くすすきたち
朝は寒くも昼あたたかにして汗ばむ
立春を天丼食べて祝う
とにかく食べて掃除する
....
炬燵でゆたりゆたりしてアイスコーヒー
汲めども汲めども 詩心はみずうみの如し
煙草の数をかぞえて(溜息)卓のうえに置いた
屈伸をしてけさの体の点検をする
おなかがグウ、と鳴 ....
銀河のでたらめも受けいれる
目覚めよろしく冷えもここちよい
ねぎ味噌汁ありがたくいただきます、妻よ
朝から困ってしまって創作に逃避する
卑下することをやめる じぶん大切にす ....
今日も働いて帰って妻とふたりぼっち
少し食べて、やめて、物書く
どうしても星空にさびしみ想うのでしょう
「此処」は素になれる、ゆったりしよう
句作できるよろこびの抹茶ラテ飲 ....
そのさきに命灯したか針供養
庭に他所の猫来て欠伸する
夜更かしゝて何も得られず
分譲マンションの壁剥がれ落ち
丸い月のような蓮のうてな
種つまんで突き指
ほおにあの子の、爪痕が残る夜
雨の国道に、紫の猫をみたような
寝室の前で哭いている猫
女の夢を知らない、男は火傷する
冷たい ....
キッチンに一人っきりの秋思かな
祖母の手がせっせせっせと栗磨く
宵の秋コーヒー淹れて猫の横
まず今日の今を生きたし十三夜
温(あたた)め酒となりの部屋も灯りおり ....
朝から晩まで自転車で逃げる
雨だけは降るなとツーリングの空
つれない猫 夢にも出て来ず
経緯思い返す事さえ想像できぬ
明日もきっと退屈だもっと寝て過ごそう
かの日々に似るを恐れよ原爆忌
真似するくらいならなり切る
退屈一つ振り払いまた一つ
つまらない奴に恐縮し過ぎた
坊主好きでもお経は苦手
寒村に路面電車を見た
富士山から逃げおゝせ異国に入る
波音に目を閉じて高田松原
春風の中 いちごに恋寄せる
心奪われて奪い返せず
まっすぐ進めど波が足掬う
旅に出ればそれがいつも素敵なこと
あの時が最後だったかと思い出す
どこへ行こうと痒いものは痒い
地図がなくとも足はある
〇番線から月の汽車出る
微睡みて雲の夢など見る
浮いて沈んでまた葱を切る
漁火を数え漁獲を想像し
夜な夜な届く電波が眠りを妨げる
闇へと続く線路の先に赤い点
春雷か駅弁売りは走り出し
昼間から野焼きの空に将星隕つ
春風にこのヤケの空もってかせたい
脳の湖底へ春がするん
手枕痺れていてもその儘の骨肉
穴が無くとも穴と化す{ルビ貘=ばく}の空
おんがくにすくわれたるたましひよももとせの君君君 ....
餅くへば鐘が鳴るなり法隆寺
蟹くへば鐘がなります法隆寺
蕎麦くへば鐘がなるよね法隆寺
くへくへくへくへくへくくへくへくく
朧なる月は遠くにありにけり
蟻在りし真夏の夜の月 ....
落ち葉舞うもう絶え間なく絶え間なく
鰯雲流れ流れて西へ行く
木立の間茜の光冬陽落ち
りゅうさんさんの俳句おすすめリスト
(63)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
辞世ではない。
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るー
俳句
4
23-2-22
自由律俳句_「煮えくり返る唇」_2023.01.02.(月)
-
ルルカ
俳句
3*
23-1-2
自由律俳句_2022.03.17(木)
-
田中恭平
俳句
3
22-3-17
おっさん
-
水宮うみ
俳句
1*
22-3-13
自由律俳句_2022.03.13(日)_夕べ
-
田中恭平
俳句
3*
22-3-13
<東京>_一番星
-
るー
俳句
2
22-3-8
<風の通り道>_春霖
-
るー
俳句
2
22-3-6
自由律俳句_2022.03.04(金)
-
田中恭平
俳句
2
22-3-4
自由律俳句_2022.02.22(火)
-
田中恭平
俳句
2
22-2-22
自由律俳句_2022.02.17(木)
-
田中恭平
俳句
2
22-2-17
<リボン>_春の泥
-
るー
俳句
3
22-2-14
自由律俳句_2022.02.11(金)_午後三時
-
田中恭平
俳句
2
22-2-11
自由律俳句_2022.02.05(土)
-
田中恭平
俳句
3
22-2-5
自由律俳句_2022.02.03(木)
-
田中恭平
俳句
2
22-2-3
自由律俳句_2022.01.07(金)_夕べ
-
田中恭平
俳句
2
22-1-7
20211212
-
足立らど ...
俳句
4
21-12-12
自由律俳句「食べられる退屈」(112)
-
遊羽
俳句
1
21-9-24
魂を棄てた猫は、言葉が喋れないんだぞ
-
秋葉竹
俳句
2
21-9-20
しっぽがほしかった
-
もっぷ
俳句
5
21-8-12
自由律俳句「食べられる退屈」(76)
-
遊羽
俳句
2
21-8-12
かの日々に似るを恐れよ原爆忌
-
酔横
俳句
3
21-8-6
自由律俳句「食べられる退屈」(70)
-
遊羽
俳句
2
21-8-4
自由律俳句「食べられる退屈」(67)
-
遊羽
俳句
2
21-7-30
自由律俳句「食べられる退屈」(63)
-
遊羽
俳句
2*
21-7-26
自由律俳句「食べられる退屈」(49)
-
遊羽
俳句
1
21-7-9
駅弁といえば、えび千両ちらし
-
足立らど ...
俳句
2
21-4-13
アサヒと麒麟と貴方/とある日常を送るこのちっぽけな日々のなか ...
-
足立らど ...
俳句
3
21-4-6
21年春・自由律俳句
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道草次郎
俳句
4
21-3-25
仲秋
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アニュリ ...
俳句
1*
20-9-29
夕景(改訂)
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ひだかた ...
俳句
9*
18-12-2
1
2
3