わかりやすい言葉で告白

遠回しに言われても
心にあまり響いてこない

ストレートな言葉がいい

相手と向かい合って
心を温もりで繋ぐ

ベールに包まれたように
周りの音が聞こえ ....
  果樹園の頭上を滑る鳶の影  
  廃材が積まれた惨めな河辺
  男がトラックの荷台に腰掛け
  たばこを吸いながら私のほうをみている
  私の人生から消えていったあらゆる者たちが
 ....
君の目に映るヒカリをただ見てた花火見るたび甦る夏 大丈夫だと思った
普段通りだった

今なら飛び立てる
エンジンに点火した

手応えがあった
あってはならない
手応えがあった

妻の姿を探した
どこにもいなかった

バスルー ....
果樹園を照らす光になりたくて首席奏者はより黒くなる 人々の不安な気持ち煽りつつ飲む焼酎がも〜うたまらん ベルトコンベアに乗せられて
揺り籠から墓場まで
今日は昨日と明日を結ぶ“=”
「コチラ本日モ異常ハアリマセン」

加速していくカレンダー
何も刻めぬ人生に
刻まれるのは月日だけ
時は無 ....
全ての生命が鉱物のようにまどろんでいる
太陽は新しく昇ったばかりの新人で
世界の照らし方がわからない
ぎこちない光を浴びながら
水のように低くしたたかに歩道を歩く
私はすべてを根拠付 ....
            |           
            |
           ごく、
         近視眼的思考で
      詩のようなものを書いたなら
     ....
強くはないと
自覚していても
強い人になりたくて
強がりばかり言っているから
その分余計に痛い目にあう


優しい人にはなれないと
解っているのに
優しい人の振りをするから
その分 ....
私から
まっすぐ
届け
この想い

私から
まっすぐ
響け
この鼓動

あなたから
まっすぐ
届く
その想い

あなたから
まっすぐ
響く
その鼓動

曲がるこ ....
てのひらからこぼれるままに
ことばを拾う
忘れていた物の色やかたち
あてはまる隙間のない断片をかかえて歩く
なつかしい風景に返すためにあたためる

星々をめぐる
それは散在する島々のよう ....
冬枯れの桜並木
まえを行く人の うしろ姿が冷たくても
愛された きのうがあるから
がんばれる 今日がある


たとえば お弁当作ってもらって
たとえば そこは危ない ....
クロッカスは一斉に咲く
身を寄せ合って揺れている
つめたい春の風に
小さくなって震えながら

ちょっと離れて
鉢植えの福寿草 まだ一輪だけ
太陽の親戚筋とでも言いたげに
少々毒気のある ....
やめちまえ
やめちまえよ全部
君の望むまま
何も気にかけぬまま

恐れなどない
後悔も存在しない
覚悟もないままで
恨みを吐いたわけでもない

やめちまえ
やめちまえよ全部
考 ....
弦におちゆく
悲しみは
ソリストからの
揺れ甦り
浜通りを
吹きぬけるのです


フォルテの
余響に
羽ばたく
哀しみ
オルガンに
重なるように
二胡がなく

哀しみよ ....
庭に遊び場があったころ
雨の後には水たまりが出来
蒼空を写していた
青空には雲が流れ
雲の中にぼくの顔があった

けれども
水たまりが有ると
ハンドテニスや長縄跳びが出来ない

早 ....
豚を処理する夢を見た
腹が減っていたからだ

BBQにしてマスタードソースを
たっぷりかけたところで
目が覚めた

芳ばしい皮の匂いが
辺りに漂っている

身体が熱い
燃えるよう ....
桜の花に誘われて散歩するわたしの行く手の
立ち枯れた葦の叢から飛びだした番い  
ギャッと鳴いて 慌てふためき 灌木の陰に潜る雉子
間違えはしない
登校した私を小学校の玄関で
毎朝迎えて ....
雨上がりに
僕の頭から
貴女の頭に
虹が架かって
とても素敵だ
そのときは
二人とも
赤フンをしてるんだ

二人を結ぶ
虹の下を
世界中のばかというばかが
旗を振りながら行進し ....
繋いでくれた優しい手に
愛してると伝えたいから
灯りをひろげ願う笑顔に
ありがとうと伝えたいから
lalala〜と一緒に踊るように謳いたいから
二十億光年の輝きに
希望がほしいな


 ....
山吹けるスタンドでホットな珈琲
あチラとこチラをつなぐ糸
見えない電話線巻きつけて
飛行機見つけたって指さす右手
フッと笑うニッと笑う
思った通りの人だったから
ホッとしたスッとした
待 ....
  

おとうさん
あとどのくらい
私は生きるのでしょうか
あなたの
居ない世界に

あなたのことなど
ほとんど忘れて
生きてきた年月

これ以上なにが
見えてくるのか
知 ....
 春風に吹かれて

友訪ねともに買い物せむとてや車に乗りて弥生も末

今日の空うす紫に雲もなく川の青柳ゆれておりけり

車窓より春のそよ風吹きこみてややもひんやり光りさす道

真昼なり ....
「みんなが俺を蹴りやがる
逃げても逃げても追って来る
囲まれては蹴りまくられて
仕舞には頭突きでふっとばされて
時には拳で殴られて
そんな毎日 地獄の日々―― 」


「みんなが私に夢 ....
空き箱を捨てようとすると
捨てないでと
声がする

ほうら
よく見て
案外魅力的な箱でしょう
中身がなくなったからって
存在価値がなくなったって
ことじゃないのよ
むしろ
そこか ....
とうめい が
好きですよ

漆黒も
好きですよ

漆黒が とうめいな日が 好きなのです

玄武の闇漆黒の岩石の中でケイセキは ちかっと 輝いて

その輝きは あまりに ちいさいので ....
こたつと蜜柑の季節が終わって
それでも フッと食べたくなる蜜柑
蜜柑産地のJAで赤い網袋に入って
300円の値札を付けて並んでいる
{ルビ寒=かん}の間{ルビ室=むろ}に貯蔵されていたものだ
 ....
あたしは誰とも
共感なんてしたことが無い
本当は
誰にも同情なんてしていない

カラスの群れの中に
カモメが迷い込んで

鳩の群れの中に
インコが紛れ込んで

周りの誰とも違う歌 ....
夕暮れを追い越すように燕飛ぶ
星野つばきさんのおすすめリスト(139)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
愛の告白- 夏川ゆう自由詩215-4-18
廃材- 草野春心自由詩815-4-17
君の目に映るヒカリをただ見てた花火見るたび甦る夏- 北大路京 ...短歌115-4-17
「自称詩」過ち- 花形新次自由詩115-4-16
果樹園を照らす光になりたくて首席奏者はより黒くなる- 北大路京 ...短歌115-4-14
「自称」大予言短歌1- 花形新次短歌1+15-4-14
ルーチン・ワールド- 捨我自由詩115-4-14
- 葉leaf自由詩815-4-14
ビバ、老眼!- 夏美かを ...自由詩37*15-4-13
優しい人になりたくて- Lucy自由詩17+*15-4-11
「竹」- ともりん自由詩115-4-9
花を敷く- 梅昆布茶自由詩2015-4-9
『桜のなみだ』- 座一自由詩9*15-4-8
どこかの庭で- ただのみ ...自由詩17*15-4-8
やめちまえ- 捨我自由詩115-4-8
ニ胡の調べに- 黒木アン自由詩9*15-4-8
- イナエ自由詩15*15-4-8
BBQになる- 花形新次自由詩215-4-7
雉子- イナエ自由詩15*15-4-7
楽しい- 花形新次自由詩115-4-7
祈り- 黒木アン自由詩515-4-5
出口はこちら/即興ゴルコンダ(仮)時間外.25- こうだた ...自由詩3*15-4-5
満月- Lucy自由詩12*15-4-5
春風に吹かれて- 生田 稔短歌315-4-2
雪のとけた校庭で- ただのみ ...自由詩20*15-4-1
こうして今日もわたしは片付けられない- そらの珊 ...自由詩16*15-4-1
とうめい- るるりら自由詩25*15-4-1
三月の蜜柑- イナエ自由詩15*15-4-1
フォアグラ- Lucy自由詩14*15-3-31
夕暮れを追い越すように燕飛ぶ- 北大路京 ...俳句1115-3-24

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