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そらの色
教会に鳴るしあわせの
鐘に震えて聖域を模す


海面を
盛り上げるように白鯨が
祈りにも似た息吹を吹き出す


街角で
ちいさな悪魔がギター弾 ....

夏の夜はほたるわたりしたきがはに やがてしぐるるあきの山風

常夏
山ふかみいほのまがきに咲きのこる 風にゆりつるなでしこの花

篝火
かがり火にいざなはるるや 夏虫のあきかぜ ....
  

(短歌十二首)


満月の
原始の森に木霊する
もののけたちのすき透る声

海峡に
飛べない蝶が無数落ち
波に攫われいずこへ旅立つ

西の空
はるかかな ....
  

急ぎつつ
ただ透明なアリの群れ
探しているまに日暮れる寂しさ


虚ろという
遊びにできない悲しみが
甘いと感じる夜ココア飲む


憎しみを
風呂場の鏡のまえ ....
  

(短歌七首)

ミスすると
百億円の損をする 
契約みたいに守る約束


ただ前を
みるだけみたいなメガネの子
レモンの恋をしたげな制服


あなたには
 ....
素晴らしい人に育って
素晴らしい大人になって
素晴らしいでしょ?

#短歌

りんりんとピンポンダッシュで逃げ遅れ
鳴き続けるは鈴の黄昏れ



煌々と動脈だけで生きてます
誰 ....
みあげてもみあげても空は足りなくて骨になったら海に行きたい 何もない一日 雲を泡立てて貝殻模様のカップを洗う


花の雨 眠るわたしのこめかみにふれているのはくちびるですか


モノクロのアネモネきっとあなたならうすむらさきを選んで写した

 ....
白日の
夢に漂う
龍涎香
鼻をくすぐり
覚めたは夢か

龍脳の
さやかに香る
睡蓮の
池に漂う
白い花びら

さらさらと
水の流れの
ささやきは
羅国のしずく
微か ....
ぐるぐると渦巻くものを描く少女いとけなさからそれは太陽


青空を隔てる窓か潮騒と昔日の風を隔てる窓か


あの日とかあの時とかをわたしも持ついまもういない命との日日


お布団にう ....
アヴェマリア
乳香焚きしめ
我が子抱く
口からこぼれる
菩薩の名前

枯れ果てた
我が子を抱え
歌いつる
母の教えし
数え歌かな

帰り来ぬ
我が子抱きしめ
空仰ぎ
 ....
「前を見て進んでますか?」そんな問い聞こえてきそう曇った夜空

湖に映った僕は揺れているもう一人いる僕が微笑む

川の水汚れはなくて透き通る石斑魚は早い動きを見せる

初恋の人に久々に逢っ ....
みたされて游ぐからだの陰を彫る 夕立に似た匂いの指先 四つの日キリンをみながら頬張った母のおむすび東北の味


時計みて思い出すほど時間とは遠くにあって想うものかも


味噌まぶし俵のかたち海苔はなしおふくろの味もう二度と無し
香を焚き
疲れを癒やす
ゆうべには
ほんの少しの
笑みがただよう

五味六国
クイズのような
ゲームする
我が家のならい
静かにすぎる

伽羅を焚き
立ち食い蕎麦を
す ....
さくらさくら、さよならだけを待っていた花びら散ってエデンの彼方


はつなつの門をくぐってアルカディア永遠の君へ薔薇へ旅する 


夏草を裸足で踏んで逢いにゆくシークレットガーデン君は
 ....
月の夜に
踏切わたる
影ふたつ
なみだに震える
かすかな歌声

背負われて
下る坂道
肩越しに
昇る満月
怪しくにじむ

帰りみち
路地を漂う
夕仕度
カレーの香りに
 ....
何もかも
消え往く景色
灰色に
香を焚きしめ
君待つ部屋に
ぶらんこの夕べはいつもさみしくて百を数えておしまいとする

日陰にはどくだみの花みっしりとわたしは毒を愛しています

砂山に取り残されたスコップは誰かの置いた傘の中にて

夏になるほんの少 ....
愛人の前でさえ見せる父の顔娘自慢でくしゃくしゃの顔 雲ひとつ、旋回、カモメ、逗子海岸、きっと、さよなら、白い包帯 くちびるから悲しみのエコーもう二度とさよならなんて言いたくないのに

金色の雨になって会いに来て閉じ込められた私はダナエ

ひとしずく君の涙がこぼれたら小瓶に入れて取って置きたい

聴こえ ....
 
目前に

砂の庭片隅に咲くピンク花奉仕の路の家の門前

周辺に目立つ山無き三上山低くとも比べる山無
信念を曲げた夜には本を抱き兎を追ってアリスに戻る 「私」として生きてて背負うかなしさをたとえる形容詞がみつからない


生きることに疲れて橋に向かいつつ靴は脱げないことは知ってた


春の暮れもしくは初夏への道すがら黒い縁取り一通拾う
 ....
ひきだしがタイムマシンになってないまた新しい春が来ました 美術館で静かな心手に入れて無名の画家の思いに触れる

全身に吹き付けている薫風は緑の季節その次へ行く

ネガティブに考えてしまう君の癖子供の頃の厳しい環境

幾つかの国道抜けて辿り着く三名 ....
皐月の堅田

昼すぎの堅田に来たりともとともかいものせむときょうもまた

古の言の葉しゅじゅ取り合わせきょうの短歌は如何にかせむと

八十の声ききてさあ気落ちせずモーセとともにももはた ....
ロウソクの数は去年と同じ数また新しい春が来ました チューリップの心に残る色合いに逢いたくなって植物園行く

池にいる大きな鯉は元気いい庭色づけるそれぞれの模様

仕事終え普段着に戻り微笑んだ時間に追われなくなり自由

透明な心になれば見え ....
星野つばきさんの短歌おすすめリスト(47)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
清い人- 秋葉竹短歌324-3-23
源氏_其の五- 藤原絵理 ...短歌224-3-14
好きさえもすき透る- 秋葉竹短歌224-3-9
夜へ行く- 秋葉竹短歌524-3-4
歌いたい- 秋葉竹短歌324-2-27
怒られ短歌2- 妻咲邦香短歌523-10-10
_*- もっぷ短歌415-7-6
詩歌集「うずく、まる」より自選十五首- 夏嶋 真 ...短歌14*15-7-4
午睡- レタス短歌115-7-2
「かおるのおと」より_(五首)- もっぷ短歌215-6-30
ピエタ- レタス短歌115-6-30
初恋- 夏川ゆう短歌115-6-30
夕立- はるな短歌215-6-30
四つの日_(三首)- もっぷ短歌4*15-6-29
週末- レタス短歌2*15-6-26
シークレットガーデン- 石瀬琳々短歌2*15-6-24
母に- レタス短歌215-6-19
蜜月- レタス短歌1*15-6-15
公園だより- そらの珊 ...短歌13*15-6-10
愛人の前でさえ見せる父の顔娘自慢でくしゃくしゃの顔- 北大路京 ...短歌215-6-6
糞尿短歌3- 花形新次短歌115-6-4
悲しみの季節- 未有花短歌11*15-6-3
_目前に- 生田 稔短歌215-6-2
信念を曲げた夜には本を抱き兎を追ってアリスに戻る- 北大路京 ...短歌115-5-18
「すみれいろそら、あかねいろそら」_2015.05.16_( ...- もっぷ短歌315-5-16
ひきだしがタイムマシンになってないまた新しい春が来ました- 北大路京 ...短歌715-5-12
美術館- 夏川ゆう短歌215-5-12
皐月の堅田- 生田 稔短歌315-5-11
ロウソクの数は去年と同じ数また新しい春が来ました- 北大路京 ...短歌315-5-7
チューリップ- 夏川ゆう短歌115-5-5

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