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真昼の空気越しに見る空は青くて
目には見えない風がひんやりして気持ちいい

空気が透明でよかった

なんてね

でも

さっき君の声が僕を呼んでいるとき
君の声は透明で何も見えなか ....
 
あなたとわたしの汗が滴る肌 舌をはわせてあげる

あえぎ声 はてるまで

何もかも とけてしまうまで



 
僕が大真面目に詩を語るとき
きみは鼻で笑うかも知れない
確かに僕は馬を引き連れてオドケル
鎖につないだ烏帽子の猿たちを宙に回す
アンクルなつま先
底の抜けたブーツ
しかし考え ....
           ――K.F.へ

理由も目的もなく、理由や目的を作るためにあなたは生まれた。あなたはこれから生きるという不思議なめまいの中に巻き込まれていくが、全ては既に古く、同時にまったく ....
月の柔らかな光 デコボコが妙に悲しい
群れを為し 水を求める 草食動物は
こんな夜をどう感じているのだろうか

憂いに耽りながらも我が子の為
草食動物を求める 肉食動物
強さを知っ ....
少し冷たい朝に
悪い夢を見て起きる
深呼吸で
心を落ち着かせる

坂を登る前に
嫌なこともあるけれど
深呼吸で
前向きになる

すれ違うあの人と
目を合わせるか合わせまい ....
そこには何もない だから懶惰に耽る
見えない現実に 見えない心を封じ込める
猫背になって 冴えなくなって
感じないことが増える事に 敏感になる

今 懶惰のサイクロン じわじわと壊してい ....
 山脈や湖が私の臓器である
 海流や雲海が指先から皮フに走り寄せる
 各地の毛細血管で猫が平和に
 寝ている欠伸している
 私は月の鏡を覗きこみ、睫毛にこんもり
 オーロラを ....
純度だけは
高かった

未熟な幼い
私の愛を

貴方は
シャーレに入れ
蓋を被せて
純粋培養しようとしたから

それは
純度の高いまま
根深い憎しみに
変貌しました

 ....
夜空には前夜があった。
液晶に情報が重なってゆく
それと同じように。
細かい星がたくさん生まれては
次々と死んでゆく
君に影響されて書いた詩で
照らせる事があるとして、

9月の液体、 ....
船は水平線を追いかける

疲れた今日が沈み
絶望が沈み
青春が沈んでいく水平線

追いかける船も
やがては
水平線に沈んでいく
 
目には見えるけれども
決して捉えることは出来な ....
思う心の先にある

すべてを見通そうとする心

見通そうとする心の先に

見たくない 知りたくない と思う心

知りたくないと 思う心の先に

すべてを見たい 欲望がうずまく

 ....
 
所変われば旨さも変わる

しかも賞味期限つきときたもんだ


あんたとあたいの正しさも、そんなもんだろ



 
木に止まる一羽の鳥 蝉の鳴き声にうんざりしている
巣では子供達が餌を待っている {ルビ蜥蜴=トカゲ}を狙ってるの
{ルビ叢=くさむら}には{ルビ飛蝗=バッタ}や蜥蜴が沢山いる
子供達の大好物 ....
純白の雲から
いつか夏の終わり
銀色に耀く雨粒となって
熟れた小さな果実のように
堕ちていったBluesky
なくしていた蒼い傘が
見つかりました

遠く霞む
紅にたたずむ山脈の
 ....
衝動的かつ冷静さは皆無
迷うではなく凶暴
未来の為ではなく今の欲

それが私だと村長は言った
「皆からは素晴らしいと言われる」
心から残念そうに呟いた

少女には意味が分からなかった
 ....
秋が来ていた

遠い遠いところから
この家のどこからか

そっと耳を澄ますと
秋がわたしを呼んでいた

遠い遠いところから
あの日と同じ声がした

呼ばれるままに
仏間の襖 ....
昨日君は僕に言った
「もう、終わったの」って
「もう、止めにしましょう」って
「もう、別れましょう」
「あなたが何だか遠くに感じて怖いの」
それから彼女はさよなら二回でごめんなさいを ....
なんなりと なんなりと
幌の中 豚小屋に 鬚の集まり
空間に 靄がモヤモヤと
薄い光 浮かぶ薄い感情

言葉では表現できないものを
言葉で表現する

団子 机 足跡 名前
叢 飛蝗  ....
極端な過剰と不足の中で
肺腑をえぐる夜を越さねばならない
それがどんなに辛いことか
君ならわかるだろ

秋の夜は長いっていうけど
本当だね
僕の神経は
当の昔に焼き切れてしまって
も ....
眠れないのかい?
珍しいじゃないか
深い暗い穴の中へ落ちる事は
意識すれば急に怖くなる

起きていたいのかい?
珍しいね
もちろん僕は付き合うさ
君が安心して
無意識の世界へ ....
時計が刻む

真面目なリズムを

心で合わせて

朝を迎えた


君の温もりが

冷めていくような

ベッドの上で

飲み干したスープは


君の笑顔に

また ....
 論理というのは
 ギアボックスみたいなもの
 私たちの心に構築され
 その行動を、司る

 でも、
 スチールの
 箱の中に押し込められた
 小さな歯車の数々が
 錆びつき、牙が欠 ....
何年ぶりだろう
二人で食べる黒蜜のあんみつ

手術前のある日の病室

老舗の和菓子屋の前を通り
ふと気づいて買った
お土産のあんみつ

あんみつの中には
紅白の求肥や赤豌豆
漉し ....
思いがけない{ルビ邂逅=かいこう}に男女はお互い{ルビ憐憫=れんびん}の情が湧いた
二人は胸の内で 相手が声を掛けてくれるだろうと思っていたが
どちらも声を掛けられなかった その時初めて未だに好 ....
哀しみは秋の日差しのように
ポロポロ
ポロポロ
こぼれるけど
いつまでこぼれるだろう
どこまでこぼれるだろう
哀しみは河の流れのように
サラサラ
サラサラ
流れるけど
いつまで流れ ....
 
過去は逆立ちしたってかわんねー

でも、未来はどうだ?

今しだいじゃねーのか



 
どれぐらい好き

という睦言のために
店じまい
しかけていた
頭を働かせるとき

君はもう
お客様の顔つきになっているので

さっきまで
あんなにあったものは
なくなってしまう ....
オレンジ色の光の中
ゆらゆらとただよう水面の下で
記憶の断片をつなげていく
切り取られた写真
数コマの映像
丁寧に一列につなぐ
お母さんが宝物のようにつなげてくれた

どうしようもなく ....
 綴じられた手紙の様に
 君の心を読むことができない

 それを
 どうしても知りたい

 僕のことを
 どう思っているのか

 今、自分が
 ごつごつした
 隕石に変身して
 ....
中原純乃さんの自由詩おすすめリスト(206)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
君が入れてくれたコーヒー- ichirou自由詩17*14-9-21
はてるまで- 殿上 童自由詩22*14-9-21
道化- アラガイ ...自由詩9*14-9-21
誕生- 葉leaf自由詩314-9-21
- 陽向自由詩1*14-9-19
深呼吸- 瑞海自由詩3*14-9-19
懶惰×今- 陽向自由詩1*14-9-18
太陽と背伸びする乙女- ヨルノテ ...自由詩614-9-18
培養- Lucy自由詩19*14-9-17
この痛みは名前のない液体、- 左屋百色自由詩11*14-9-17
水平線- イナエ自由詩20*14-9-15
葛藤- 佐白光自由詩3*14-9-14
そんなもんだろ- 殿上 童自由詩23*14-9-14
鳥のひと休み- 陽向自由詩10*14-9-14
Into_The_Bluesky- りゅうの ...自由詩19*14-9-14
村長と少女- 陽向自由詩5*14-9-12
- chiharu自由詩15*14-9-12
IllKIllU- 凍月自由詩6*14-9-11
たどたどしく_なんなりと_僕- 陽向自由詩5*14-9-11
渡る夜- 渡辺亘自由詩314-9-10
涙の夜は- 凍月自由詩7*14-9-9
Birthday- ミナト螢自由詩114-9-8
錆びついた歯車- まーつん自由詩12*14-9-8
あんみつ- ……とあ ...自由詩34*14-9-8
邂逅- 陽向自由詩7*14-9-8
後ろ姿- 渡辺亘自由詩1214-9-8
未来- 殿上 童自由詩20*14-9-7
どれぐらい(くらい?)- nemaru自由詩1*14-9-5
つなぐ- ららばい自由詩214-9-5
ただの女- まーつん自由詩12*14-9-5

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