すべてのおすすめ
男は冷蔵庫の中で傘を飼育している
夜の方が良く育つときいたので
朝になるとわくわくしながら傘に定規をあてるのだが
傘の長さが変わっていることはなく
その度にがっかりする
けれど男は知 ....
二日酔いだった

目をつぶると昨夜集中して見たエロサイトの残像が浮かんだ

くだらないバナー

朗読会の準備は着実に進行されたが

肝心の朗読はだめだった

セックスも生活も破綻し ....
覚えていること
今日覚えていること

財布の整理をしたこと
アロエの葉っぱの伸びように驚いたこと
死ななかったこと
皿を割らなかったこと
急ぐことはないということ
いずれいろんなものが ....
昼寝から目覚めるとぐるり真っ青になっていて
真っ青になっていてでんぐりがえった僕の眼球
眼球から涙は流れず一滴の血もこぼれない

かなしみ
僕は何しているんだろう?何もしていない僕のほころび ....
           こっちこっち


      そっちどっち?

                   こっちだって


           そっちだって?


      ....
ウェスタンブーツで
アスファルト蹴りあげて
伝票整理も経費精算も明日にして
スカートの裾ひるがえしながら
カウガールみたいにタクシー飛び乗って
とりあえずどっかに逃げちゃえよ
ほら
ビル ....
さっきから君のことが
好きでたまらないと思っていたが
さっきより君のことが
好きになっていることに気がついて
こりゃもう仕方が無いので
風船みたいにいつか割れちゃうのかな
なんてのんきなこ ....
遮断機が下り
列車は近づき
他の音は止み
鉄路になびく
草の背は蒼
草の背は蒼


薄い曇が
空を覆い
星は絶えず
北へ流れ
呼びつづけても
夜はひとり
月はま ....
猟師と漁師の血を引いている
量子物理学者のマトリョーシカは
呪われたように青い青空を見上げながら
ペットボトルのミネラルウォーターを一気に飲み干して
そして
巧みに張り巡らされた仕掛けを軽や ....
卵を眺めている
何の卵か
判らないから
卵の中から
何が出てくるのか
さっぱり判らない
卵かどうかさえ
実はあやしいのだ
いっそのこと
割ってしまえば
少なくとも
卵なのか
そ ....
中野の図書館のプラネタリウムで
部屋が真っ暗になって
お星が一度にたくさんあらわれた時には
吸い込まれて泣けた
銀河は悲しいから
それで知らない隣の人と手をつないだ




洗濯槽 ....
アホの振る舞いは
小さい頃に母に叩き込まれたから
自然と所作として表れる

でもバイパスを渡るときは
高校球児のようにお守り握って
全てを忘れて決死の勝負
渡りきって汗をぬぐい安堵感いっ ....
なんてことはないんだ。

今朝、母は雪を見ながら(正確には彼女にしか見えていない雪だ)卵焼きを作った。
キッチンに立つ母を見るのは久しぶりだけれどやはり、しっくり、とくる。
料理をするために洋 ....
きみの長い睫毛の先で雨の雫が虹色に輝くのをぼんやりと眺めながら

ぼくが死ぬ最期の瞬間に思い出す映像がこれだったらいいのに

と思う六月
真夜中のとばりに一人きり
風の音に目を覚ます
横に眠っているはずの君は
ここにはもういなかった

君は私の右腕に頭を預け
その髪の匂いに微睡んだ夏
あれからいくつもの季節が過ぎたけど
 ....
落っこちたのに
僕は生きていた
確かめるものはなく
暗い陥没点から深く
上空
光の一点を見つめていた

ねじれない空気
透き通る闇
すすけた壁
恐いのにただぼんやりしている

 ....
濡れた鉄塔を越えて

そのままの振動で
ゆがんだステンドグラスを割らないように命は膨張する
このふしだらを運転する技師は
都市にいる幼児のみに聞こえる歌を
アドリブで歌う。

朝刊を配 ....
 

悪魔の中にいる料理職人は
美しい野菜を炒めた

その前はパイプ椅子にタイミングを取りながら座った
汗をとてもかいたので、帰り道は遠くイラだった

その前は痩せていて精神的に薄暗い ....
「京都へお嫁に行ったら苦労するよ」
関西にいたら一度は聞く
でも君を見ているときは
そんな言葉はどこかへ飛んでた

カマカマカマカマ カマ カメレオン…

私はアホみたい方向オンチやから ....
太陽よ

あまり輝くな

孤独になるぞ

輝けば輝くほど

誰も見なくなるんだから
甘栗むいちゃいました
三点倒立で甘栗むいちゃいました
航空ショーで甘栗むいちゃいました
筋肉ミュージカルで甘栗むいちゃいました
死海で浮かびながら甘栗むいちゃいました
女性専用車両で甘栗むい ....
大阪駅前のな
でっかいスクランブル交差点
アンタもよく知ってるやろ
あそこのド真ん中で
赤信号のド真ん中で
車がブンブン走っとるド真ん中で
けったいな婆さんが踊っとったんや
ピンクと緑の ....
霜柱の かげに ひとつぶ ごまかしの

きかない俺 now standing here

ここにはもっと 暖かい夜

過去 蹴散らす 栄光 泳法バサロ泳法と今日ね
今日が  ....
終わりの時には
しっかりと眼を開けていたい
そこに見えるすべてを
記憶に焼き付けて行きたいから

おとといの午後
娘と二人で近所のスーパーに行って
お菓子売り場でかれこれ30分近く
ハ ....
どこに
どこへ?
見あたらない確かなものって何?

環状線で、きた
絶望のままにか

よれよれのTシャツで
ふらふら歩く
悲惨の影も見当たらない曇り空の遠く
頬がピクピクけいれんす ....
お花畑があって、
あるいはお花畑があることを切にねがって、
分不相応なドレスを身にまとった娘さんが、
いい年こいて錯乱して走り回ってます。
「おほほほ」なんて言ってます。すごいですね。
 ....
雲に乗り遊覧の旅
天上から下々の人々の生活を俯瞰
どうなのこの柔らかさ
眠るなという方が間違っている
それではおやすみなさい

そして数時間後に下を見ると

ここどこじゃー!降りられな ....
淡い色の
薄絹の
蕾の、開くのと
同じ音の
朝が開いて


アスファルトの
日向には、金の時が
日陰には、銀の時が
満ちて


ああ
もう
これ以上幸福には
 ....
彼は
街角の信号機に吊るされている
頸に
太い縄を巻きつけられて
どんな罪なのか
どんな過ちなのか
それを知る者は誰もなく
彼は吊られながらも 笑っている
それはひとつの風景
この世 ....
バスキアも
ウォーホルも
リキテンシュタインも
安売りTシャツの
プリントに成り果ててしまったよ

安売りTシャツいいじゃないですか
大いに結構
ダメですか
ダメなんですか
ダメじ ....
初代ドリンク嬢さんの自由詩おすすめリスト(449)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
七人の男(傘を育てる男)- たもつ自由詩4705-7-7
2005.7.7- 馬野ミキ自由詩9*05-7-7
祈り- 石川和広自由詩10*05-7-6
- 石川和広自由詩8*05-6-30
あっちこっち- 仮名自由詩305-6-30
カウガール・ブギ- 大覚アキ ...自由詩205-6-30
好き- ミサイル ...自由詩505-6-28
鉄夜- 木立 悟自由詩605-6-22
ママハワナママニナワママニハナハナハワナ- 大覚アキ ...自由詩105-6-22
- 大覚アキ ...自由詩505-6-22
銀河- 馬野ミキ自由詩1205-6-20
意外とバイパス- 木葉 揺自由詩8*05-6-16
かすみそうを送る- 吉原 麻自由詩11*05-6-1
驟雨- 大覚アキ ...自由詩205-5-31
私の横に今いない人- 快晴自由詩11*05-5-31
たどる- 石川和広自由詩9*05-5-30
濡れた鉄塔を越えて- 瓜田タカ ...自由詩405-5-29
ガリトン退行催眠ガリトン- 瓜田タカ ...自由詩205-5-25
京都はきまぐれ- 木葉 揺自由詩13*05-5-25
呟いてみる(太陽)- 桜 葉一自由詩405-5-23
甘栗むいちゃいました- マスイジ ...自由詩58*05-5-18
舞踏婆- 大覚アキ ...自由詩305-5-11
ニキニキ__ニキニキン_ニキニキ__ニキンニキン__スパーク ...- 山内緋呂 ...自由詩505-5-11
ジェイコブス・ラダー- 大覚アキ ...自由詩13*05-5-11
寝息は立てない- 石川和広自由詩10*05-5-8
世界パンパカパーン!- 角田寿星自由詩605-5-7
雲に乗って- マスイジ ...自由詩4*05-5-6
- A道化自由詩405-5-3
鋭角の風景- 岡部淳太 ...自由詩6*05-5-2
ポップアート礼賛- 大覚アキ ...自由詩205-5-1

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