すべてのおすすめ
ブラジルサントスの珈琲は飲む人の注意力を増し
キリマンジャロだかブルマンだかは飲む人をリラックスさせるのだそうで
でもそんなことどうでもいいなカフェインが欲しいだけだよと
夜九時半の駅前ローソン ....
昨日を映す鏡がある。
鏡の中の私は
コーヒーカップ片手に
煙草をくゆらしている。
煙草の煙が文字を描く。
危険
と読める。
昨日の私はいらただしげに
カップを持っていない方の手で
空 ....
数々の試練と黙殺の流体とドシャ崩れの中をミズコはただ直線に歩いてきた。歩いてきた。眼をしかと開けと父のどこか暗い部屋からの通信を傍受しながら。直線とは全く架空の任意の点を結んだものだから、彼女は生きて ....  朝寝すずめの 電柱につらなるを覆う 

 なまぬるい 足裏の おさなごがつかむ先の 
 
 酒臭い あくびに吸い込まれて ゆく

 うすよごれた野良がのむ 雨だれのなかの

 よ ....
明日、うわさでは僕は傘をうわさどうり
に、こんこんこんこんからりんこ、としてやった、、不謹慎
1920年〜1924年にかけて徐々に生まれそして
育った僕はロシアへ向けて竹やりを数分間添えた
だ ....
ひとはみな
愛の途上でおわる
どうせいつか 
消える身なので
大差ないが
若い死にふれると
おめおめ
夭折もせずに生きのびて
うしろめたい石である
わたしの
古傷がしめやかに疼く
 ....
  

  恋を失って12年
  それでもだれか
  こころのなかで
  慕っているものがいたか
  どうだかわすれてしまった
  『わがノルマンデイ』* もない
  それでも人は生き ....
夜更けに
タンタンとタイヤを鳴らし
鉄の階段を降りて
僕の自転車が
外へと出掛けて行きます
(ほんとうは僕の自転車ではない
 きみから借りたままのもの)

マウンテンバイクだから
 ....
電車に駆け込む、37℃の平熱
昨日の夜食は暴力のオブラート包み揚げ、
鼻つまんだら食べられるけど、おいしくない。

電車の中はオンザステージ、ヒットパレード
ファンクにきめる少女たちを讃えろ ....
愛と
つぶやいてみる
それから
でたらめに
石と

愛の石
ではない
石の愛でも
ない

愛のような石
石のごとき愛

なんか
ちがう

てゆうか
なにやってるんだ ....
歩行者は夜9時を過ぎていく
ぼくの身勝手でやさしさを決め込んだ算数が
ドライな公園でひたすら石を数えるように
きみは月を見た

マイクに空気を
あたたかく篭ったノイズが閉じては枯れ
なぜ ....
 
 おとうちゃん しっぷ はらはる
 あかんもう年や、ゆうて 腰に貼らはる

 おかあちゃん むね はらはる
 もうすぐあかちゃんくるんやで、ゆうて むね張らはる

 おにいちゃん テ ....
もういいだろう



コーヒーカップを片付けようとした
コーヒーがコーヒーではなくて
モーイーだった
モーイーなんて
くだらなすぎる
だじゃれにもならない
飲み乾してやった
 ....
昨日隣街で
宇宙の人に話し掛けられた


こんにちは
と彼は言う

こんにちは
と僕も言う


どこから来たの
と彼は聞く

すぐ近くから
と僕は答える

僕もそ ....
ここんとこ
お通じがなくて
苦しかったのは
詩を書くのを忘れていたからさ
と書いたとたん
痛いほど もよおして
トイレにかけこんだ
今日は 暑かった

今日は 忙しかったと

なにげなく 言い合う

いつもの 二人の会話に

今日も かなしかった と

言うのは やはり

重すぎるので

二人とも

 ....
大通りが静かな日でした
西側に傾いた窓から空を見下ろすと
秋でした
寝転んだ姿勢のままで
耳を使って確かめてみても
国道は確かにそこにあって
とても
静かな日でした


赤とんぼが ....
くそ じじい と

おまえは また そのすこし 

ぽってりとした くちびるを ゆがめて

はきすてるように いうのだろう


なんだよ と


ふたりのあいだにある へだたり ....
 
 たった一言交わして
 すれ違うだけの人にも
 私を憶えていてほしい
 それは贅沢なことだろうか


 食卓や墓地や廃屋にさえ
 いつも人の面影があった
 私の生まれは人だから
 ....
帰り道 雑木林の遊歩道 


意識もせずに3人並んで  


等間隔に浮かんだ声


その意味に気がつくのは、3年後
こすった赤い眼の中
おちていく太陽が
すぎこしていった
夜へ

さみしいのまえに
たいくつがある
考える脳のくらやみ
がある


明日はデートだ
そんなことを空想す


 ....
たこ焼き屋のまえで
たこ焼きが出来上がるのをじっと待っているジャリたれは
いつも実存のことばかりに頭を巡らせているので
たこ焼きくるくるするの難しい?
としつこく同じことを尋ねては
店のおば ....
家に帰ると兄が花壇を取り壊していた


“マルを作るんだ”
“マル?”
“庭いっぱいの”


思い立ったがまま行動するのは兄のいつもの癖だ


ほんの1ヶ月前、兄の顔はまさし ....
ねえ、知ってるかい。


ゆうううつ、

ゆうううつ、


「あんた、それ間違っとるよ」

いいや、
いいや、かあちゃん
ぼくは間違ってなんか、ない
間違ってなんか。
だっ ....
どうかこの拙い{ルビ詩=うた}に

あなたの気持ちを詰め込んで

最も大切な人に捧げて下さい

あなたの気持ちがしっかりと

その人に届くまで

私はここで祈っています
良く考えたら

人って地球の上に約10億人いるんだよ


その脳に詰まっている言葉の重さは

一体何キログラムなんだ?
あたたかい あったかい それは屋根の上でかなほしのひかり ぼくは ほーほーと呼ぶよ あなたのとおい暖かみを翼はかたいし .... 余計なものはすべて捨てた
部屋にはダンボール箱が一つ
私は体を折りたたんでその中に入り
蓋を閉める

部屋には今、箱だけがある
おばあちゃんがわらっている
黒豆があんまりにもふっくらしていて
それはね、圧力鍋で炊いたのよって
たねあかしをしてしまうのが惜しいくらいに
私の魔法であると思わせたかったの


私は去年 ....
冷え切った校舎の裏
ささくれ立った言い訳をした日
嘘をつくのは単なる処世術ではなく
空気と同じなんだと信じることにした


地球は今この瞬間も律儀に回っている
無数の嘘を繋ぎ止めながら
 ....
初代ドリンク嬢さんの自由詩おすすめリスト(449)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ブラジルサントスの珈琲は- 佐々宝砂自由詩404-9-30
鏡の国からの強迫- 佐々宝砂自由詩404-9-30
ミズコに捧げ- 石川和広自由詩3*04-9-29
15センチものさしで_こころみるはいぶん- 六一介自由詩2*04-9-29
夕方の逆子ども- もるびん自由詩304-9-29
ひとはみな- みつべえ自由詩1104-9-29
渋谷へゆこう- 天野茂典自由詩504-9-29
夜行サイクリスト- 大村 浩 ...自由詩20*04-9-29
踊りましょうか- k o u j i * ...自由詩604-9-29
レッスン- みつべえ自由詩604-9-29
むずかしい月光- nm6自由詩704-9-29
はらはる- 六一介自由詩6*04-9-28
モーイーカフェ- バンブー ...自由詩404-9-28
宇宙の人- 松本 涼自由詩5*04-9-26
すっきり- みつべえ自由詩304-9-26
会話- こむ自由詩3*04-9-26
それとも- 霜天自由詩804-9-26
あくたいと_また、_その_こころ_の- 六一介自由詩12*04-9-25
人_(2004.9.25)- 和泉 輪自由詩2904-9-25
あ、は、は- 半知半能自由詩404-9-23
明日の予定です- 石川和広自由詩6*04-9-23
連続する立ち位置- 捨て彦自由詩1204-9-22
兄のマル- 喫煙変拍 ...自由詩904-9-22
ゆうううつ- 望月 ゆ ...自由詩2*04-9-22
天使の詩- 快晴自由詩3*04-9-22
人間の重み- 汰介自由詩304-9-22
_- 石川和広自由詩2*04-9-21
Simple_Life- たもつ自由詩1404-9-21
黒豆- みい自由詩7*04-9-21
朝の儀式- 窪ワタル自由詩15+*04-9-20

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