感情は小石一つで簡単に転んでしまうもの

山脈つたいの尾根を歩いている感情

左は恋愛感情

右はただの顔見知り

笑顔一つで簡単に左に転びます

渓谷に架かるつり橋を渡り切れれば ....
わたしたちはいまも迷子だ
なにもかもを揃えたとしてもどこへも届かない
あふれたいのにまだそこにいる
水たちの憂鬱を細胞に湛えている
  ドアを開け
  右足から宇宙へ

  夜に青く消える

  帰る場所なんて
  なくなってもかまわない
  そんな気持ちで消える


  知らないどこかにたどり着いたら
   ....
空に落ちたんだ
空というよりは
底なし沼だった
どろどろ溶けた
空気がまとって
少し空気抵抗が
かかってたから
ゆっくりそこを
あしでかきわけ
はじめたけれど
ずっとまえか ....
私、他人が好き
いつも、知らぬうちに近づいてきて
指を摘んでそっとひと言、
ご機嫌いかが?

これであなたに会うのは最後だろう、
と悲しい言葉も浮かびます

そんな事を考えて、一瞬で蒸 ....
もしも今夜が最後の夜なら、

誰に知らせるだろうか。

どこに行くだろうか。

どこにも、だれにも、

帰る場所が解らなくなってしまって。

もしも今夜が最後の夜なら、

そん ....
六月の雨が止むまで振るタクト 光、響き輝く
内底から内底から
響き輝く、光
 創造され創造され
光、響き輝く
  広がって広がって
響き輝く光
   闇の領域、貫く


閉域を逸脱し狂い
魑魅魍魎跋扈跋扈、
 ....
いったいどれだけ自分の中から
わいてくるものなのかとおもって
そのうち悲しみなどに浸れなくなってくるのだった
  丘にぽつんと咲きました

  海が少しだけ見えます

  キミの声が聞こえてきました
  耳を澄ますと
  キミの指に摘まれました


  カーテンの隙間に
  ボクをかざると ....
土色をした歳月の掌が
猫の舌のようにざらつく突起で
軟らかな思想を舐め取っていく

塩責めされた蛞蝓は
実はそっくり中身だけ
粘膜を抜け出し
逃げていた

{引用=「それは 思想 ....
ささやかれている
この世の終わり

大きい火山が噴火したり
全てが海に沈んだり
この世の終わりというけれど
始まりでもあるんだな

全てがまっさらなくなる
というものも
気持ち ....
            150726

車ごと埋められた僕たちは
炎暑の中で窒息している
国の成り立ちはかなり暴力的だと信じているので
これも新しい国への礎になれるのかなと信じて
酷暑の中 ....
あの娘がXXでなかつたら ひつきよう好きには
ああ君が眼鏡を外すなら 僕の心は
この女が馴れ馴れしく 背中をはたいてにやけるのを辞めたら 俺は
基準基準不純恋煩い

あの人がまさか私なんかと ....
暗闇迫り
バタフライ飛び回る
紫と黄の鱗粉を撒き散らし
なんて美しいのだろう
どうして誰も気付かないのだろう

誰も居ないからだ
衣を剥がされ
さ迷う誰も

喧騒の街と悲鳴の肉
 ....
 .... 本を閉じるように
重なり合って

行間を埋めただけの
「愛してる」の言葉

夜が明けるまでには
また恋に書き上げた

ただ淋しかった

ただ満たされたかった

ただ逃げたかっ ....
青かったり黒っぽかったりするドロップス
青い青い、そら、そら
黒い冒涜、スペースキャンディ
熱気球のような慌ただしさで伸び溶けた
都会の雲。雨が降り注ぐとそこにはアスファルトの溶け残りが
混 ....
僕等はこのまま天日干しにされて
ひからびてツチへ帰るだけだ
僕等はこのまま目覚める事はなく
誰かの研究材料になるだけだ
僕等はこのまま誰かの言いなりで
卑怯者に成り下がるだけだ
僕等は激し ....
心が火照っているうちは
心が急いているうちは
詩は生まれないよ

魂がズキンと静かに脈打った時
詩の言葉は落ちてくる
 宇宙を舞う詩の言葉が落ちて来るんだ

興奮は不安と恐怖の裏返し
 ....
  夜空があんまり遠いので 


  ボクたちは


  二本足で立つようになりました
馴らされた日々に漂ってくる
なにげないコーヒーの匂いに
ふっと 救われるときがあるのだ
どんな舟も決して満たすことのなかった
完全な航海を ゆっくりとわたしは開始する

宇宙を辷るひとつの ....
我々は遣って来た
静かに踊る草木
仄かに香る蜜
ジャングルから遣って来たのだ。

転がる砂石から、森の王者まで、
横たわる樹木を避け、
動物達の営みはすべからく道から外れ、
初めからこ ....
海が
光の海が
 広がる狭まる
  明るみ眩んで
  暗まり遠退き
 揺らぎ揺らいで
静まる感覚
奥まる意識


秘かな降臨
 気づきの一瞬
  凝視の息切れ
   いつもの ....
む おん
移動していくモノの影、

独り在る茫漠の床で

眠りの底から掻き分け掻き分け

異界の異様な感触を

意識の触手、体に刻む


ム オン
夜陰にひっそり回帰し。
木影に影を重ね 静かに見送る 
蟻たちに運ばれて往く
ことば 肉から零れ落ち

    熱い 取っ手を掴んだ

わたしは夏に生まれた
きっと夏に死ぬだろう
光の色彩が教えてくれる

 ....
月が描く円を
薬指に通して
遥か未来を見つめ

星の道を歩く
物語の優しさで
今は肩を寄せる
  今夜は
  新月だよ


  小さな
  なにかを
  さがすのに
  月の光は
  ちょうどよいのです


  でも
  今夜は
  新月だよ

  小さなささ ....
僕は体の真ん中に
時限爆弾を持っている
これお母さんも知らないんだ

いつか時間がきてしまうと
僕の胸が張り裂けて死ぬ
胸が張り裂けるような思い
とかいうけど
僕のは物理的なものな ....
入れても、注いでも、どこかへいってしまって空っぽだ

ふさごうにも掌じゃ足りないし
零れるまえに詰め込んでも、休憩したらもう見当たらない

困ったな
助けてよ

どなたかフタをお持 ....
凍月さんのおすすめリスト(794)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
感情という名の生き物- 佐白光自由詩115-8-1
floccinaucinihilipilification- はるな自由詩215-7-31
夜に青く- ひさし自由詩515-7-31
女の子ったら- 瑞海自由詩5*15-7-30
他人が好き- 水素自由詩515-7-30
淋しがりやの夜。- 狠志自由詩415-7-30
六月の雨が止むまで振るタクト- 北大路京 ...俳句415-7-29
闇と光/苦の深奥- たけし自由詩315-7-29
「涙」- 美砂自由詩415-7-29
オール_デイ_ロング- ひさし自由詩615-7-27
夕焼けを映す汚れた水たまり- Lucy自由詩11*15-7-26
この世の終わりが来るときは- 瑞海自由詩6*15-7-26
- あおば自由詩8*15-7-26
矛盾基準不純恋患い- なけま、 ...自由詩1*15-7-26
ひざまずく麓に- たけし自由詩515-7-26
無題- TAT短歌215-7-26
あとがき- 宣隆自由詩1*15-7-26
青い統制- 水素自由詩215-7-25
感情線- 溶融自由詩115-7-25
詩が生まれるまで- たけし自由詩5*15-7-25
夜の散歩- ひさし自由詩415-7-25
夜のサテライト- 伊藤 大 ...自由詩615-7-24
緑の王者- 水素自由詩115-7-22
神-秘の臨界- たけし自由詩715-7-22
無底回帰- たけし自由詩215-7-21
消失の夏術- ただのみ ...自由詩16*15-7-20
円を歩く道- 宣隆自由詩2*15-7-20
真っ暗い- ひさし自由詩6*15-7-18
ぼくのばくだん- 瑞海自由詩8*15-7-14
穴のあいたバケツだ- 若桜自由詩1+15-7-7

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27