手を振り返さなければ乗れた終電
いつも東京の片隅にいるの
誰にも気付かれず音楽を聴いてる
今日話した
たわいも無い話に
なんだか愛を感じちゃったりして
日が暮れて
やっぱり東京の片隅にいるの
みんな知らない人だけど ....
知らない気持ちに塗る薬が愛で
もっとあなたを知りたい気持ちが夢で
愛し愛されることが現実で
離れないように君の手を繋ぐことが
人間関係なら
僕らは孤独を知らずにすんだかもしれない ....
芝刈りの最中、可憐に咲いている名も知らぬ花を私は見た。
同僚に聞いても知らぬと言う。
私はその花がどうしようもなく気になったので、
皆の見ていぬうちにこっそりと花を抜き、作業着のポケットに詰 ....
咆哮せよ
のどからの
ひ弱な声ではなく
身をふるわせて
黒々とした
月の照る下
咆哮せよ
咆哮すればこそ
きみの声は
艶やかな音の 一点を突 ....
そっと今も
地球に隠されている
新しい一日には
夜明けの太陽から
陽射しが煌めいて
鳥たちが
鳴き始める約束の朝
窓を開ける
君の微笑みに
旧来の知人から
感謝の手紙が届い ....
七色に輝く水しぶきを浴びて
キャッキャと走り回るあなたを
私だけのファインダーに
永遠に閉じ込めておきたくて
夢中でシャッターを押したのに
あなたのぶれた指先や
揺れるスカートのレースしか ....
世界平和を祈っている
定義は足並みを揃えたくても個性が並ぶ 此処は館
個々の定規で懸命に幅をとってゆく
両腕を反りながら翼に相成る
愛を祈っている
人間のDNAに余分につ ....
だいたいお前は、
わかってない
人の気持ちなど
これっぽっちだって
さっきだって
何も考え無しに
言って、
人を傷つけただろ
オレは知ってるんだよ
....
心の上澄みだけをそっと掬って
重ならないよう並べてみる
何とか言葉のかたちをとっていて
美しいようにも見えるそれは
見知らぬ仲間のもとに届いて
時折共感や発見をもたらしている
らしい
....
呼吸をするように生きるんだ 息を吸ってはく
それを意識すると いつの間にか思ってもいないのに深呼吸をしていて
ほっと落ち着いている自分がいるよね
呼吸をするように生きるんだ 息を吸っ ....
はじめまして
わたくしというものです
わたくしというものですから
わたくしというものです
はじめまして
おわりまして
サヨナラは
....
おわらない夜にする賭け事は
滅びた国のうしなわれた勝利を
追い回すようなもの
順繰りの敗北が
波形となってあらわれる
一千と二夜と永遠
うみがある
くらいうみ
死んだ人たちの
....
.
いびつだというのがわからないな
出るたびにきになってじっとのぞくのだけれど
あれははじっこが靄か闇に突っ込んで
隠れてるようにしかみえないんだ
.
あるいはそらのあおにやられてとけ ....
壊されたかった。
半分の月が
見下してる時に
わたしはタバコを吸って。
投げ捨てられもせず
うつむいて。
つま先で
粉々に。
また夜が降ってくる。
塵 ....
23:59の私
00:00の私
日付は変わったけど
1分でなにが変わったかな
真っ暗闇に進んでいる
けれど気持ちが幸せで
思う気持ちが大事で
思われることは素晴らしい ....
3時のワルツ
日が照って
暖かい風が吹く頃に
今まで知らなかった
あなたのために
手取り足取り
教えましょう
1・2・3のリズムで
私が左足を引いたら
あなたは右足を出し ....
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*
あなたはわたし わたしはあなた
愛を頂戴、毒をあげる。
言葉を頂戴、嘘をあげる。
声を頂戴、棘(トゲ)をあげる ....
少し冷たい朝に
悪い夢を見て起きる
深呼吸で
心を落ち着かせる
坂を登る前に
嫌なこともあるけれど
深呼吸で
前向きになる
すれ違うあの人と
目を合わせるか合わせまい ....
ど う し て 生 き な い の だ
な ぜ わ た し た ち は
な に も な い か ら な の か
砂 で 在 る の か
砂 で あ る な ら
僅 か で も 砂 ....
電波で繋がる
伝わる? 私たち
画面の奥
喜怒哀楽
目隠しされたみたいに
ほんと?と聞いて
ほんとさって言う
あなたの目はほんとじゃない
画面を通すと
素直になる ....
夜空には前夜があった。
液晶に情報が重なってゆく
それと同じように。
細かい星がたくさん生まれては
次々と死んでゆく
君に影響されて書いた詩で
照らせる事があるとして、
9月の液体、 ....
船は水平線を追いかける
疲れた今日が沈み
絶望が沈み
青春が沈んでいく水平線
追いかける船も
やがては
水平線に沈んでいく
目には見えるけれども
決して捉えることは出来な ....
失う日を想い泣く
誰より長く隣にいる
それでもいつか別れはくる
君が嫌う
君が他を好く
君が死ぬ
私が死ぬ
愛情の情に傾く頃
君の白髪を笑いたい
今を覚えて狂いたい
君の面影に ....
飛び降りてみるのもいいかもしれない
きみの昔話は、ちょうど開けた土地を過ぎ
ひどく思い切りのいい 崖に着いたところだった
足もとで禿鷹が喰っているのはなんの屍肉か
....
夏の終わり
夢の終わり
花火が散るのを見届けたら
一人誰かいなくなった
誰かわからないことで
傷ついて 穴が空く
今私に降りかかる
呪縛とか 幸せとか
全部 全部
....
純白の雲から
いつか夏の終わり
銀色に耀く雨粒となって
熟れた小さな果実のように
堕ちていったBluesky
なくしていた蒼い傘が
見つかりました
遠く霞む
紅にたたずむ山脈の
....
.
なつかしい匂いは場所が覚えている 線路の隈が匂いたたせるのか
それとも地名がわたしの古いニューロンを刺激するのか
アスファルトの箱庭にされてしまっても場所は記憶を失わない
律儀につながっ ....
街の中で
あなたに呼び止められた気がして
街の中で
あなたの服の匂いがした気がして
街の中で
あなたに会いたい気がして
ふりかえって
何もない道
何も聞こえない
....
あの地平は
過去の誰かが居た
今は誰も居ない
誰かが見た景色は、価値が無かった?
しかし今の誰もが
見たのか?
見えたのか?
見えなかったの?
見えるのを待つのか
これから見に行 ....
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