暗闇の中、

鞄の中から鍵を取り出そうとして、

なかなか手にその感触を掴めなかったときに、

急に現れた一本の街灯、


例えるならば、そんな感じでしょうか。
冬だけに見ることができる

澄み切った青空の下で

宛てなく歩く私の中は

万華鏡のような美しい混沌


すぐそばにある景色だけ見れば

他人でも微笑む柔らかな空気

レンズ ....
表情無き声をエメラルドグリーンの
細胞と気管支震わせ響かせてる

「逆さまな答は正常の否定」と
待望の結末 見えたら飛び降りる

走り出せば今日も地は泥濘み始め

偶然のリアリティ 逆 ....
部品の再会が果たした最低限要素の集まりは
此処に天然の音鳴りの役割を再開させたので
他との差異化一途に前進のみを継続したいが
競合と比較した故の最下位を気にも食わない
部位と決別する千載一遇の ....
朝、何気なく交し合う一言も
合言葉のように繰り返した一言も

物語を描く長い長い文章も
旋律にのせた特別な文章も

手紙で綴りたい想い伝えるメッセージも
メールで済ませたありふれたメッセ ....
この声が風に乗ったなら、

この想いが海を渡ったなら、

無駄に独りで過ぎる今日も、

きっと救いで溢れましょう


この躯が雲に写せたら、

その雲がままで運ばれるなら、

 ....
僕らが地球にいる限り
必ず朝はやって来る
人の心は無視をして、
勝手に朝はやって来る。

だけれど僕らは厄介な
感情抱えて生きるから
無であるはずの朝にさえ、
その日の気分を映し出す。 ....
ローラーコースター。
始まりはいつも笑顔から。
期待を抱えて走り出す。
ゆっくり坂を上りきる。

ローラーコースター。
一気に坂を下りていく。
笑顔奪って強張らす。
心を揺さぶり空(か ....
此の生、受けた現世ならば
居心地が悪化しているね
嫌えるものばかりが称賛?
どうせなら、ほら、笑顔で逆走

羽根広げても飛べない空
薬塗っても癒えない傷
理想は持ち合わせぬ勝算
だから ....
「愛してる ただそれだけを 伝えたい」?
「着信が 入ってないと 淋しくて」?
「いつもいつまでも あなたに 会いたくて」?
「たくさんの 言葉と幸せ ありがとう」?

 一四世紀前が今だっ ....
 悦楽の時が続き
 絶頂を迎えられる
 創り上げた楽園を
 果てる迄味わい尽して

 その手、挙げて
 声、鳴らして
 頭揺らす
 快楽
  
 震える聴覚
 眩しい視覚
 深 ....
誰かのために何かして、

見返りはいらぬ、というあなた、

自分が信じた理想の中の

「無償の愛」を、掲げるの。


誰かのために何かして、

もちろん物は求めない、

それ ....
君は深く
僕は浅く

水面から見れば
口は揃うだろう

冷たい雪
暑き射す陽(ひ)

人の皮膚だから
運命められた

数字ならば明白
美意識は測れないさ

だから
君を ....
どうしてあなたはいつの日も
そんな前向きでいられるの?

「間違いない」とか「確実だ」とか
そんなに断言できちゃうの?


見て聞かされる側はいつも
思う以上に冷めた瞳(め)で

 ....
「ごちそうさま」。
「ありがとうございました」。


 心からおいしいと思った気持ちが
 自然と口からこぼれ出た。

 それに対して満面の笑みで、
 感謝の言葉、返ってきた。

  ....
食べるためでも、
死なないためでもない。

私が虫を殺すのは、
ただ、嫌いだからなの。

きっと世界一凶悪かしら、
私というイキモノは。
四ツ葉のクローバーの出現は
一万分の一の確率らしいね

あなたと巡り出逢えたことは
それ以上の確率だろうけど

手にした瞬間の幸せの確信は
過去の三ツ葉と違ったからね

僕らが生み出 ....
「ここに、500円の道具があります。
これを使うとあなたは幸せになれます」

とあったときに、

「ただし、少しの代償を伴います」

として、

「ここに、1000円の道具もあります ....
関連避け応えた
外気感じなかった
卒倒待ち望んだ
礼拝欠かさなかった

感触見間違えた
感度も差をつけてた
清流赦すまいと
最愛裏返した

DEAD VALLEY
DEAD VA ....
ヒトが生きてる理由など
生まれながらにしては、ないよ
ただ、最愛の命から
偶然授かったこと以外は。

野良犬が何の理由をもって
アスファルトの上、餌探す?
庭の蟻は何の理由で
行列をつ ....
自決を行うのであれば

息を止め続ければいい

その先に呼吸を許せば

それがあなたが抱く答
悪魔の声を耳にした

喰われた仲間、思い出した

人は喰わない、と口にした

悪魔をさらに憎みだした


人を憎むその前には

裁きの儀式、行って

「人間性」の有無を見る
 ....
少なくとも少し前の

デジタルの世界では

僕が総てだったんだ

体の一部取り外せば

大にも無にもなれた

時は流れ世代は移り

残り九つの仲間達も

独り立ちしていった
再起? 元に戻せる悦び等味わう必要も無く
吐息、 深く濁して、瞳開きながら眠った

背徳、 残し去るは、紫の夢
解得、 できぬ体、灰色まで薄まれ

心と言葉と子供の頃の

叫んだ声今更 ....
目覚めも
歯磨きも
身支度も

いってきます、も
いただきます、も
今日は雨だな、も

幸せにできる方法があるんだ
だから、ここに、来てごらん
ぺっとがすきだから
いきものがすきだから
ぼくらはすきなもののため
どうぶつえんにあつまった

いつでもかれらにふれられるなら
かれらをしあわせにできるなら
ぼくらはすきなもののため
 ....
一つと同じ数字の無い
IDが張り巡らされた部屋で
ネクタイにポロシヤツと
不揃いのフアツシヨンで溢れ
「昼白」や「電球」等の細長く
不揃い色の蛍光灯が敷き詰められる中
冷え過ぎる空調に
 ....
国中に溢れる 行き先を示す
青地に白字の道標

右に曲がれば、左に曲がれば、
何処に行き着くか示してくれる

道の形が違うがために
道の繋がりが多すぎるために

この世には一つとして ....
尽きない悩み まだそこまで
力尽きるまではいかないね

ほら、太陽求める向日葵も
蜜を求める蝶も綺麗だから
わがまま言えるのか?

愛を独り占めしたい 欲張り放題
愛溢れるキミを愛した ....
細い紙で作った輪の

内側にできたその道を

宛ても無きまま歩き続け

知らない間に辿り着くのは

微かに違えるはじまりの場所

巡り戻りし新たな昔

次の景色は未知の現実
 ....
邦秋(159)
タイトル カテゴリ Point 日付
存在といえば自由詩0*09/12/13 10:21
心の鏡自由詩0*09/12/12 23:42
逆撫 (さかなで)自由詩1*09/11/26 20:34
サイカイ→サイカイ自由詩009/11/25 21:54
ことばの乗客自由詩1*09/11/18 8:26
幸福ローテーション自由詩1*09/11/11 23:20
それでも朝はやって来る自由詩1*09/11/7 0:08
不快遊具自由詩0*09/10/25 20:59
STARCAT自由詩0*09/10/20 12:12
十人単色恋模様嘆句 (ジフニンタンシキコヒモヤフナゲク)自由詩0*09/10/18 0:45
楽園自由詩1*09/10/12 14:25
私は、求める自由詩0*09/10/9 22:51
dye自由詩2*09/10/6 11:36
ホウソウ (哀愁ポジティブ)自由詩1*09/10/3 11:11
anti-business自由詩2*09/10/1 9:42
認めます自由詩3*09/9/27 17:35
幸福の連鎖、願って自由詩6*09/9/25 18:03
次のステップの条件自由詩2*09/9/19 0:00
DEAD VALLEY自由詩0*09/9/18 9:13
生きる理由なんて自由詩2*09/9/15 0:29
浅はかの自覚自由詩1*09/9/11 21:32
僕は悪魔自由詩1*09/9/8 22:53
えいと衰退自由詩0*09/9/8 10:12
諦めの詩(うた)自由詩2*09/9/4 11:36
いいこと自由詩4*09/8/31 9:16
代理動物園自由詩4*09/8/26 23:47
糸に紛れた紐自由詩2*09/8/23 20:26
青色の看板を見て自由詩1*09/8/21 10:15
オドモ自由詩2*09/8/18 23:33
loop自由詩2*09/8/16 15:20

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