永遠という名の、
花を憶えている。

綺麗に咲くのは、
野原を嫌うから。

砂漠を選んでは、
行く道を探して。

出逢えた蜜蜂は、
本当に優しいの?

194日が過ぎ、
記憶 ....
幸せの絶対量は変わらない

苦労してきた人なら、それだけの経験が身につき
苦労しなかった人なら、それだけの運が証明され

財力が乏しい人なら、今在る物の工夫を楽しめるし
財力に満ちた人なら ....
貴樹(あなた)は何を想って生きている

三百年の晴れ間と雨を
浴び続けて今に至るに
自らの新しい緑を見つめ
仲間の散る瞬間(とき)を泳いだんだね

ふと淋しいと思った朝は
小鳥が羽ばた ....
30、29、28、息を切らした
駆け巡るは時か我か
さらにスピード、増して

25、24、23、諦めている
絵札無きポーカーだね
有り金出しても逃げ出す

それは美談さ、我が身振り切り ....
昔、呟いたことのある
「キミの右側を歩きたい」。
3年経って思い出したら
本当に大切なのは場所じゃない、

やっと、そう、思えたんだ。
来たるべき季節に
新たなる幕を拓き

歩み来た道を
一つに重ね合って

喜びを、風のなかで
辛いことも、屋根のしたで

分かち合える喜び
最高の契根
朱か蒼か?

蒼な顔は、

紫を経て、

朱になる。
確かにそうだろうね、
僕の中のぼくは呟き
僕が被るボクの振る舞いに
否定という肯定を認める

ボクが前を突き進む中、
ぼくの居場所を探していたら
いつしかボクの皮の手も引かれ
笑えない ....
僕はきっと問うだろう
あの時何を捨てたの?
それで何を掴かんだの?
自答はできずに

ずっと問い続けるだろう
涙は流れてきたの?
何か光は見えたの?
わからない

やたらむやみにご ....
静かに流れる日々
浮き足立つでもなく
不自由なき時間
満たされてるでもなく

少しのトキメキも
詩(うた)への憧れも
冷めない飲み物も
予期せぬイタズラも

いつしか消え逝く日々
 ....
狂喜の薔薇
珊瑚の夢
遠のく景色
悪しき夢見ぬ
流石の記憶
高鳴る津波
絵師なら飛躍
日、ようく散ると
赤裸々、哀愁
点から点へ
つないだ線が

赤い糸であれば
それは恋糸

思い、思って
思い焦がれた

糸を編んでいこう
点と点の手

下ろす瞼は夢見るため
夢見るのは君に会うため

世 ....
人は道を歩みながら
その道を選んでいく

人は道を歩みながら
その道を固めていく

人は道を歩みながら
その道を狭めていく

人は道を歩みながら
その道の果てを臨む
眩しいくらい煌めく星だったのか
耳刺す夏の樹に棲んだイキモノか

裏切られるは慣れていたけど
予期せぬ期日 ハタ、と白の紙捨てられた

ダイヤじゃ足りぬ 「新たな」ダイヤがいい
世に出ぬ ....
僕が若返る運命ならば
見える景色が他とは変わり

僕が若返る運命ならば
過ごす時間と場所が変わった

僕が若返る運命ならば
視線と言葉の色は違って

僕が若返る運命ならば
最期には ....
形に出来ない物事を
言葉に込めると、いつからか

言葉が事実を乗っ取って
表せぬ物を振り落とす

いつしか独り歩き始めるは
足場得た後の葉の方で

例えば素直という言葉
総てを受け ....
ふたりのバッグを運んだ男が微笑の顔で部屋を出る
分厚い扉を閉ざした 鍵を確かめる ふたりは近づく
辛い2月の寒さも 互いにあたためあうから

ふたりが手にしたグラスに注がれるワイン黙って見てい ....
一つの歌を通じて
君と僕とは繋がれた

奇しくも男女を描く歌
二人の「脱出」描く歌

器用でない回答に見えた
不器用さ故の愛着か

赦し合えた二人が、遠く、
離れた場所で結ばれた
 ....
私は信じる。

西洋文学史を見よ
結ばれぬ愛にこそ高き評価がくだり

月下美人への評価は
その短命さに荷担されている

曲も詩も小説も絵画も
哀を知らずには美しき芸術にはなりえず
 ....
セックスは関係ない
ピリオドも必要ない
足元はいつも広く

「本当は腰元から
巻き付けていたいんだ」
隠してる 秘密暴く

求め過ぎないでね、理由は。
自分にすら掴めないのに

 ....
まだか、少年チック
ごめんな、ピアスが捨てられなくて。

じつは、天然シック
これまで言わずにいられなかったが

まさか、怨念リップ
浴びせられたらやるせないからね

だから、残念サ ....
僕の夜に開かれる、夢に現れる公式
「なぜか、僕のせいになる」
キャストもスタジオも決まっていて
「最後は、僕のせいになる」

扉を開ける
景色が歪む
有る物は失せ
瞳が僕を刺す

 ....
両腕にカタパルト独り占め
弾丸は稲妻か?素早くて
つくづく色気づく二の腕に
絹の折り鶴置いて息吐こう

地平線に届くような
声、高らかに、拡声器無し

イコール・ム・リコールのスタンス ....
この街の灯(あかり)が消えぬうちに
夢に現わる丘を目指して歩き続ける
言葉はやがて生まれず
ずっと風をよける 陽のみえる丘まで歩き続ける

冷えた僕の体をあたためる人もなくて
醒めてた僕の ....
えぇ其れは大変結構なシロモノで/なんだかガブガブ愛されるもんで/蟻は蟻でも梨も蟻に成っちゃうし/イレギユラアに蟻が梨にすら成る/そいつが人を安易に結び付けたり/真逆で契約上結目切りを行ったり/それはそ .... 気付かず歩いて来た道のりに
たくさんの感情を織り交ぜながら
定期的にやってくるこの日は
僕に感謝を思い出させる

生まれる前からの巡り合わせと
生まれるために育まれた愛と
生まれるまでの ....
雪が解ける、
肌が見える。
冷たかった?
日は浴びた?

根は夜明け、
茎が日の出、
葉の青空に、
花が開いた。

冬も待たず、
空想の中の、
野原描いて、
春を楽しむ。
今、東京の夜にいます。
赤羽橋に着きました。

ふと、顔を上げてみたならば、
東京タワーが見えました。

何、となく引き寄せられはじめ、
そちらに向かって行きました。

なかなか近付 ....
あか



うえ



あお



ぬる。

その

いろ



むらさき



ならない





なぜだ?
命の次に授かった
他には譲れない「名前」や
同じ部品が並んでいたとて
必ず見分けのつく「顔」も

ありのままでは存在しえず
第二の"神"から与えられて
虚構の人をウリ ....
邦秋(159)
タイトル カテゴリ Point 日付
白夜夢自由詩2*09/5/12 3:37
あるモノもねダリ自由詩1*09/5/10 17:44
着地なき空の旅自由詩009/5/6 23:05
カウントダウン自由詩3*09/5/5 16:04
本当の要素自由詩2*09/5/4 11:29
契根(ちぎりね)自由詩2*09/4/27 9:17
今は朱く自由詩009/4/21 23:38
雪城的自由詩009/4/15 10:15
FLIPPER自由詩009/4/14 6:57
混沌をピンクに乗せて自由詩209/4/10 21:14
赤裸々、哀愁自由詩109/4/3 12:41
コイイト自由詩0*09/4/2 1:48
あゆみ自由詩2*09/3/31 10:59
あらたなダイヤ自由詩009/3/28 10:16
シンクロナス自由詩109/3/22 16:38
ひとがゆえ自由詩2*09/3/14 12:07
a glass of wine自由詩009/3/12 23:25
カーラジオ自由詩009/3/11 8:41
哀美離—舞自由詩0*09/3/7 20:21
bootcut自由詩109/3/7 13:34
されど、千年トップ自由詩109/3/6 17:36
赤い椅子で眠った夜自由詩009/3/5 16:39
テーク・デ・イク自由詩209/3/4 7:44
陽の見える丘まで自由詩209/3/2 20:00
ぶるふらでー自由詩109/3/1 16:53
BIRTH-day自由詩509/2/25 22:27
空想スケッチ自由詩409/2/24 23:13
東京タワー自由詩409/2/24 6:47
あばぶかおん自由詩009/2/22 21:15
境界線自由詩109/2/22 17:41

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