自分の真実の姿を告白して、それによって真実の姿をみとめてもらい、あわよくば真実の姿のままで愛してもらおうなどと考えるのは、甘い考えで、人生をなめてかかった考えです。

三島由紀夫 不道徳教育講座よ ....
その人たちの
運命と
私の運命が
重なり
今がある



 ※ 家族・友人・知人を思って。
沈黙をする沈黙を
聴くと
私は
静かさで
満ちる



 ※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
雨降り 夕暮れを巻いて
物語を待っていた
バスが来て 人を降ろし
タクシーが来て 人を乗せて行った
日々は車窓みたくぼんやりで
右から左へ流れていった

むすめに 毎日 頬擦りを ....
ケケケケケケケケ
ケケケケケケケケ
ケケケケケケケケ
ケケケケケケケケ
ケケケハレケケケ

一番いい服を着て
お洒落な街へ行く
あなたに会う為に

ハレの日に晴れた
ケを蹴散らし ....
引き裂かれる
肉身の苦痛
精神の愉悦
繫ぐ魂を
大音量ノイズに曝し

何とか正気を保ちつつ

両腕のパンパンに膨らみ
尚も自傷行為を
繰り返さざるを得ず
遂に自らの肉身引き裂き
 ....
「語られるべき内容がほとんどなくても、
言葉は無限に増殖して一冊の本になることができる」
         (『文体練習』レーモン・クノー)

  ───── ───── ....
 雑木の密生する土手の外れに
 一本の柳の木が俯いて
 午後の暑熱を滲ませる貯水地の水面を
 のぞき込む
 
 鳥も来ない
 辺りに虫の音の靄る静かさ
 濃い藍藻に覆われた沼底でまだ
 ....
あんたがあの娘の詩才に惚れたから恋したのは知ってる
あんたが惚れる(口説く、恋する)のは、詩才のある娘ばかりだからだ

そのくせあんたは愛まで欲しいと云う

もう真っ平だね
あんたがどんな ....
未来から 始まる絵本 010


ことごとく図書館が
潤滑油に漬けられて
ピンチオープンした
過去はAIと同化し

10年前の10円玉はまだ使えるのに
電話BOXがなくなってしまった ....
深夜、冷蔵庫から
紙飛行機の
墜落する音が聞こえた
微かな音だったけれど
突然の出来事に暫くの間
中は騒めいているようだった
翌朝、扉を開けると
すべては終息していて
冷蔵庫の ....
○「人間存在意義」
人はよく
意味とか意義とか口にするけれど
果たしてこの地球上に
人間が存在する意味とか意義とか
あるのだろうか
もし人間そのものの存在意味や意義がないとなれば
我々人 ....
 とある事業所で働いている。四時の会議の前に五分だけ時間があったので、久しぶりに声をかけてみた。その、文学好きの女性の利用者さんは待ってましたというように、堰を切ったように早口で喋り出す。ぼくがふだん .... ピチャピチャッ
大きな浮き袋に乗って
わたしはツバルを目指していた。
鴎が降りてきて動力のイルカに指図する
 ~おらおら~そっちじゃない、あの蜃気楼を目指せよう~
デヴィッドがたっぷりの ....
 いま夜空で見ている星の光は

 何年いや何光年まえに放たれた光なの

 すでに星は消滅して

 光だけが宇宙を走りつづけているのかもしれない

 そんな光が交通整理もない宇宙に溢 ....
ここは箱庭、{ルビ葡萄色=えびいろ}地獄、
むわっと暑く、空気も葡萄色、味はない。
残念ですね、空気じゃ腹は膨れない。

煮えたぎる土鍋は、
カセットコンロに鎮座して、
ぐつぐつぐつぐつ黄 ....
{引用=
さはれさはれ、去年(こぞ)の雪、今は何処(いずこ)・・・・・・、


フローラ、アルキピアダ、タイス、エロイース・・・、ヴィヨンの古い歌に現れる女たちの美しき名のように、とてもやわら ....
参るし羽は弱々。ヨハネ走る今。
まいるしはねはよわよわよはねはしるいま


靴、誤魔化した私がまごつく。
くつごまかしたわたしがまごつく


だがリフレインは動く。広範囲レプリカだ。
 ....
ふいに立ち寄った喫茶店のBGMが
雨の音に負けて壊れていく

嫌な事もなければ
良い事もなかった
今年の夏に
折り目を付けられないまま
クリームソーダを飲んでいる

弾ける泡に
何 ....
白秋のドキドキとする木漏れ日に痛い失恋想う『放課後』 月の晩
私はいつものように君を探しに出掛けた

明るい内は君の為に働いて金を稼いだ

帰ってきたら夜の相手をした

月の晩
私はいつものように君を探しに出掛けた

黒檀のような髪、 ....
子供の持つ万能感を何らかの形で作品に出来たらと思っている。よく、子供が昆虫を虐待するような子供の持つ無邪気な悪を作品にすることは多い。何も知らないようで何もかも知ってると錯覚した子供に現実をクールに教 .... すぐそばに居ても
昔すれ違っただけの
他の誰かを思っている
罪に苛まれて
不意に口づけをすることで
更に罪を重ねる
おまえが愛だと信じて
疑わないものを
俺は背負いきれなくなっている
 ....
しずまりしずんで
またうきあがり
あがきあらぶり
いつのまにか
ふゆうし
すごしこえて
しずまる
あなたの
おだやかな
おももち
なにもかも
のりこえてきた
こくいんの

 ....
水たまりに水紋が

リズミカルに打ち鳴らす

雨がしとしと静けさを呼ぶ

子どもの公園

ブランコもすべり台も

手持ちぶさた

砂場のお山も

半分になりおまんじゅう ....
少女の家の浴槽の中でこれは夢だ、と判った。

僕を肩まで沈めるお湯はその面のすべてから苺の安っぽいにおいを放っていた(たぶん入浴剤の成分だ) 僕はこの少女の家の構造の対称性を想ってすべてが まさに ....
いらぬいらぬいらぬいらぬ
宮刑に処して{ルビ呉=く}れ
僕は四年間詩を綴る
珪藻の家、球は白濁し
粘弾質の液体を溜め込んでいる

不快人間だろう
神経毒で退治して呉れ
僕は{ルビ先=ま ....
 → 矛盾の坩堝

 - 「否定しない」
 - 「人種の坩堝」
  道端に少女
 - 個人ではなく
 - その姿。

 - 重すぎる。
 - ログが残ること。
 - すべての修学旅 ....
ただの消費者から
表現者になろうなんて
俺にはおこがましいかな
いやと言える実力が欲しい
地下から出てきて陽の光を浴びる

詩は他の創作に比べたら
やりやすい創作
だから俺みたいなのも ....
私はひとりで生きていくのが相応しい人間だと
ようく解りました
美しく詩いたかったのだけれど
なみだで文字が見えません

睡眠薬をのんで(ODでも自殺でもありませんよ。苦笑)
しばらく眠りま ....
文書リスト
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
礼儀作法f自由詩1+25/9/12 17:57
※五行歌「その人たちの 運命と」こしごえ自由詩2*25/9/12 16:34
※五行歌「沈黙をする沈黙を」自由詩3*25/9/12 16:33
朝を迎えるはるな自由詩425/9/12 14:22
ハレの日に自由詩6*25/9/12 13:05
シューゲイズ↘↗m.b.vひだかたけし自由詩4*25/9/12 12:53
ことばの美はどこに隠れている(更正済み版)室町 礼散文(批評 ...3*25/9/12 12:35
終わらない夏リリー自由詩9*25/9/12 9:28
ひとつの終わりりつ自由詩225/9/12 9:20
未来から 始まる絵本 010足立らどみ自由詩4*25/9/12 8:47
昨晩見たことたもつ自由詩725/9/12 6:57
独り言9.12zenyam...自由詩4*25/9/12 6:47
机の上に射し込む光の川道草次郎散文(批評 ...525/9/12 6:24
浮き袋洗貝新自由詩7*25/9/12 0:31
儚い星佐白光自由詩3*25/9/11 23:53
飛び散れ葡萄色自由詩1*25/9/11 22:31
雪の名本田憲嵩自由詩10*25/9/11 22:09
涅槃の羽(回文)水宮うみ自由詩225/9/11 21:26
クリームソーダミナト 螢自由詩425/9/11 20:51
かおり秋葉竹短歌125/9/11 20:49
サロメguest自由詩325/9/11 20:47
子供心理学(適当)〜BGMは伊武雅刀の私は子供がキライだ降墨睨白島/...散文(批評 ...2*25/9/11 20:24
停滞花形新次自由詩325/9/11 20:23
葬送&NewYouひだかたけし自由詩5*25/9/11 19:46
雨の児童公園多賀良ヒカル自由詩325/9/11 19:26
矢張り僕は宦官になりたい森 真察人自由詩225/9/11 18:34
僕は宦官になりたい自由詩125/9/11 18:26
散文2(8月wc散文(批評 ...3*25/9/11 17:43
Walking On Sunshinef自由詩225/9/11 17:32
閉じるりつ散文(批評 ...2*25/9/11 16:20

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