亀はじっとして動かない
僕は固い甲羅になった亀の両脇を片手でおそるおそる上から掴み上げると
道路脇の川へ下りてゆき逃がしてやりました 。
亀は うれしかったのか 哀しかったのか
目には涙に濡れ ....
キャンプ場の近くを車で走っていたら20センチくらいの亀が道路をえっちらほっちらと横切っていました。
僕が車を止めて近づくと、亀は首や手足を引っ込めたまま
動かなくなりました 。

このままでは ....
なんだかな
月灯り暗い日本の夜ってテレビしか動いていないから
ニュース番組も何か事が起こらないとつまらない
そうしてかっぱえびせんをつまみながら
テレビの前で
ボクたちは事が起きるの ....
妖気漂う刺青の白い肌
石熱に浮かぶ唐草模様
殺し殺されても/あなた
死人には
口があるとは
思いませんか
/
あの日
あの夏の夜
呼び出された倉庫で
確かに僕たちはあい ....
海岸通りを飛ばせば
忘れられた緑のなかに館があったよ

どこにでもあるようなメルヘン

車で通るたびに見ていた

どこかで見たような顔はもう思いだせないよ

幸せか不幸せ ....
俺思うんだ
死神って奴は男だろうか
女だろうか
一度パンツ脱がせてみてやりたいな
まあるいきれいなお尻でも
真ん中にかわいいちょうちんぶらぶらさせてても興奮するんじゃないかって ....
駐車場を探すのにも入れるのにも疲れながら車で買い物に出かけるのはわずか数百円の違いなわけだが

よくよく考えてみれば事故に巻き込まれたりまた接触事故を起したり赤信号で交差点に入って罰金を取ら ....


ストレートに言って俺だけだろう
なんて言われても困るな
おまえらアレを見て何も感じないほうがおかしいだろ
160センチの赤い小さなランドセル
見てみろよ
横断歩道をペタペタと横 ....
24時間ロックを聴きながら歯痛に耐えている


新聞紙を広げてみればわかるだろ


死臭 仕就 資収 姿醜
志修 思愁 始終 紙拾
指習刺繍 私衆詩集 ....
当たるはずのない
宝くじ当たったら何をするかって

決まってんじゃん

書き貯めた詩を丸めてゴミ箱にポイさ

そして街へ飛び出し
ラジオ体操 イチに サンし

向かい風か ....
情に割れた鏡
病む満月の下
碧い血は流れ
縄張りに疲れた狼は
静かにその役目を終える

月よ 虚仮
あなたの後ろ姿に隠れ
逆らって生きてきた
太陽が笑えば
針は闇と ....


これは三年くらいまえになる話だけれど

建物の中でトイレを探すのにこれほど汗をかいた事もなかった。

まぁ秋田市内のデパートにはまだ洋式トイレが少ないって知らなかっただけ 。
 ....
大きな虫は苦手だ。
特にそれが夜中なら

空も白む
頃は5時30分
台所で小さな音に汗がひいた
見れば全身10センチ以上はあろうかと思われる手足の長い蜘蛛が壁のコーナーにへばりついて ....
知ってるかい
阿呆の精子と阿呆の卵子が結びついたなら
誰が喜ぶと思うのか

そうやって
すべてカモフラージュされていくんだよ

社会
こんなに平和だよ
なんで  ....
濡れた亜麻色の髪

*オフィーリア*


小川のせせらぎ


ぼくが死ねないのは


まだ夢をみたいから


羽に眠る白い肌


足もとには小さな星屑 ....
夕飯後の消化不良を酒で紛らわす
夜長だね。
こんなとき薄い水割りはいくら飲んでも酔うことはない

(ちっ ‥いやな奴らだ )
考えれば 考えるほど孤立した理由に腹 ....



面影に
蝋燭が淡く
拾う貝殻は
潮に消された
砂浜にねむる白ユリ
風に剥がされ
おちた
化粧箱の螺鈿
あなたは
アルバムのなかで微笑む
ちぎれた月の真珠
少 ....
僕は詩人の仕事を知っている
それは薄汚れた靴下の匂いを残したままそのままを裏返しに吐き直し
美術館でこの絵はどうも臭いと鷲のような鼻で素人にはその説明を拒み
賞味期限に剥がれた壁紙の図柄 ....
居酒屋で
マラカス代わりに腰ふってオモチャのチャチャチャ

はぁ〜あ
今日獲物はなんでしょう
ネタを探して待ち構えています 。
「精子は溜まれば吐き出され溜まらなくても精子は搾りだされる。」
これまでに無駄死にさせた精子のこと考えたら 怖くて ....
晴れわたる青空に舞う更紗
けだるい午睡にあくびした一日
五感に溢れていた熱を
そよ風が駿馬にさらってゆきます


髑髏【しゃれこうべ】に讃美歌なんていらない
突然の嵐に
あ ....
僕は産まれるまえからエロ事師だった 。
その名はクレマシス 。
いまでも覚えている。
テレビの踊り子をじっと見てたとき、思わず口から 「カタクなったぁ!」 と ウィンナーのようなオチ ....
からすは海をわたる新開地で暮らしています

近くに海があっても泳げません

桟橋があっても泳げません

魚は暮らせても泳げません

浮き輪をつけても泳げません

水着にな ....
このようにして柱を亡くした母屋は壊れてゆきます

「‥他に頼れないから」ねと、脛を齧り続けるあなたは邪魔者扱いになるだけてすよ

(屋根瓦でも直しますか ?)これも、 実は彼自身たてま ....
それが一日で終わるなら
(一年に忘れ)
一年をともにするなら
(十年は思い出すだろう)



捨てたのですね
思い出を
あした詩人が
なん ....
オムニバスの森で
どんぐりを叩き割ろうとしていた 。

少年は陽が沈めば死ななければならない運命だった 。

あきらめかけた少年に
運命のひとつが味方をして
もう少し少年を苦し ....
暑かった今年の夏
やっと峠を越えるみたいです
お元気ですか
気圧
狂ってはいませんか
西風は去り
髪もようやくほどけてゆきます
あなたもわたしもなんとか乗りきりました  ....
妖怪よ 妖怪
どこいった
エシャロットの森のなか
たぬきときつねがコンバンワ
ついでにオイラも今晩は

素顔か真顔か梅花藻は流れ
おまえおまえおまえ
おまえさ
 ....
アラガイs(598)
タイトル カテゴリ Point 日付
亀 ‥‥ 続き携帯写真+ ...6*10/9/30 16:21
携帯写真+ ...3*10/9/30 16:08
退屈ニュース自由詩1+*10/9/30 3:00
あの日あの場所で自由詩3*10/9/29 4:17
メルヘン/ドッグ自由詩3*10/9/28 0:01
死に神はお金持ち自由詩4*10/9/27 2:56
無駄い自由詩0*10/9/27 2:06
小さな赤いランドセル自由詩0*10/9/25 2:09
詩集自由詩1*10/9/24 5:43
くじ自由詩1+*10/9/23 7:28
午前零時の碧空自由詩1*10/9/22 5:22
秋田のトイレ散文(批評 ...2*10/9/20 22:15
夜蜘蛛自由詩2*10/9/20 6:44
だから平和な詩自由詩1*10/9/20 4:03
ノクターン ‥をわざとらしく自由詩0*10/9/19 3:05
余愁の水割り自由詩2*10/9/18 23:20
白蝶貝自由詩7*10/9/18 4:58
詩人たちの仕事自由詩8*10/9/16 4:30
オモチャかぼちゃ携帯写真+ ...1*10/9/16 2:34
てろりすた自由詩3*10/9/15 3:21
斷秋 (破風)自由詩1*10/9/14 3:01
ではクレマシスがなぜ生まれたのか自由詩3*10/9/13 3:16
海岸線哀歌(えれじぃ)自由詩4*10/9/12 13:17
改変遺産相続自由詩3*10/9/12 6:12
深いねむり自由詩4*10/9/11 6:46
どんぐり自由詩2*10/9/10 17:31
詩翔自由詩2*10/9/10 4:54
妖怪自由詩1*10/9/10 0:54

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