1945‥あ、変更シティ‥ これから珍問答をするから少しの間我慢してくれ‥‥と男は言った。   卍

(B)なんできみは空ばかり見つめてるんだ?
 (A)僕は空を見つめてはいるが空は意識して ....
小市民である人々が規律を破るのは致し方ないことである。全体に及ぼす規律の影響よりも、あくまでも個人の利得を優先させたいのである。そのような過ちを繰り返すことによって処罰もまた厳格化されるのであろう .... ‥今日は久しぶりにオーディナリー*な気分よ。 それにしては一丁まえにオメカシして‥彼女は軽く微笑みながら真向かいに腰を掛けた。1メートルと少しくらいかな。ズレかけたマスクを鼻先まで戻して僕が言うと .... 虚無は底を打つ。殴りつけ罵倒しながらわたしはこの地を去って行く。蒐集家、乱暴な男。銭は底をつき廃墟に見送られ一人見知らぬ場所で客死するのだ。   etc.by 胡蝶(多児真晴)

使われない物 ....
‥‥とは
まるで忘れられた安置所のようではないか
、重い気圧の層に押しつぶされそうだ。
外はなまぬるい雨が降り続く、暗渠の下
服を脱ぎ捨て飛び出してやろうかと思う、ひとり、
  、わたし ....
軒下の燕が巣に籠もる
予め決められたとおりに事は運ばれる
近くで眺める遠い風景には歩も進まない
 変わるという不安には耐えているという不粋な雲行き
     そろそろ飛び立てよ
上空から ....
渓流を下ると川幅は急流に狭くなる
浅瀬から水を撥ねた石には硬骨の節がある
隠れ鰻のように蛇行を繰り返し
河原に辿り着いたのは強固な意思に違いない
嘆く陰翳の底暗さの中に一点の灯りを見出した ....
 長い年月の物語から詩を興してみようとは思わない。小説家になった小木は番組の放送作家の仕事もこなしている。ドキュメンタリーとか科学とか、自然環境の番組だって資料集めを考えるとたいへんだろうな。たい .... 何を問われても表情に表さないこと。「‥‥忘れました。」    それが肝心。

 「記者会見‥‥  あのう、今日から法律が施行されますよ。」
おまえは黙ってろ。口を閉じてろ。まっすぐ前を見つめ ....
いやだ。いやだ。いやだ。
   梅雨はいやだ。 汗がいやだ。蒸し暑いからいやだ。  鬱陶しい髪もいやだしベタつく肌もいやだ。  
 枕もいやだね。 ベッドもいやだ。  畳は相当いやだ。まとわり ....
だらだらと続く小雨には細胞のいくつかをくれてやればいい。
二万年の月日を生き延びてきた若者が星の消えた真夜中にそう呟いた。
  何をしてきたのやら  といつものように振り返るのがその日の終わり ....
波のうねりが変わり、感染から感染へと有機物の個体も変わる。超派生的な若さ。裏返る戦士たち。突起物が無い。それはまた新たな生成への第一歩だとも言われる時代。
グレーに染まる艶やかな長髪は蛇行の帯び ....
祭り当日

「へい!お嬢さんおおきに、またね~」

「よ!お客さんお客さん、これ、どうです?安くしとくよ~」

?「ん、‥なんだ、タコか‥‥ いくらだ? 」

?「えっ タ、タコじ ....
二つ卵に割れて流れるに身を任せる
              十日前の新月だった

流れは巌に砕けあたりの身をちりばめる
                 風の囁きをきいた

蓮の葉につか ....
水色の浴槽に桜の薫りを浮かべて、

、出かけなければならないがべつに焦ることもない

漏だからコロナだからと理由ならいくらでもつくる

磨り硝子の扉には白い染みが瀧に流れ、

、ま ....
輪の正体は不明だという
「黒いカードを渡された」
真っ黒に塗りつぶされた四枚のカードだった。

   この中に一枚ジョーカーが紛れ込んでありますが、
そんなとこを言われてもわからないので ....
 
「何処の誰だかわからないのでいらいらしてしまう。
何処の誰だよ、とわかればもっといらいらするかも知れないね

見慣れた表情で、毎度違う話を持ってくるのは狸たち
、狭い世界だな。とかいう伝 ....
 
 朝の生ぬるいミルクは狂者に揺れる鏡

それは夢と希望を織りまぜた苦い蜂蜜の跡
 
        急ぎ足に躓いた 襟巾の呼吸が

今日も樹海を彷徨う亡者の影が     みえてくる
 ....
新型コロナウィルスからお引きこもりの皆様へ

つきましては私どものイラストに言葉を添えて子供科学庁文化事業財団へ送付してくだされば入選者一人につき10万円プラス1万円の商品券を贈呈させていただ ....
警告「線路は続くよ何処までも」

2020,10,00,0-報告書
ー武漢にあるウィルス研究所から媒体を持ち出したのはどうやらウイグル族に係わりのある研究室の人物らしい。中国の政策に対する反 ....
鳥たちの声が響き渡れば静かに夜が明ける

聴き取れない信号に、眠りは妨げられている

馬鹿馬鹿しいと笑えば笑うほど、泣けてくるにつれ

人の声も次第と嫌いになってくる、御時世の宵

 ....
 
 きみは何かをみつめていた  僕の中で
      それを打ち消そうとひと息の風が揺さぶって

砂浜を歩く男と女を眺めたらそれはまるで映画のワンシーンのようだね
夢の中で喩えるならばそれ ....
 
 そろそろ化粧をはじめなければ……
肉付いた太ももが張る。張るので痙攣をはじめる。
また    腸が泣き出した。
溜まった便の隙間からガスが漏れてくる。かと思えば三日後には便が止まらない。 ....
 
 
 ギョロリ

剝いても剝いでも うろこ

       動きを止めないなら止めてやろうか このやろうか
 ロッコ   
量子論的に考えれば数億個の       「無数」

 ....
強い潮風にあたりながら薄味な浜辺を眺めていた。

縦から水平線へと、スマフォの向きを変化させてはシャッターを何枚か切った。
岩をくり貫いたトンネルを抜ければ岩場がある
使われない海藻が密集 ....
五輪の開催が危ぶまれている。
しかも延期開催までも、が 。
選ばれる選手たちのモチベーションからいっても1年以内に開催されるのが妥当だろうと思われる。
行きたくても行けない。買いたくても手に入ら ....

 ……… …折れた舳先を横目に彼らは波止場から門を目指していた。
  一列に隊を整え宮殿に辿り着いたときには既に夜も明けていた。
  えんやこらさっ……オーイ!アレレ?誰も、、、門番も居 ....
 

 
  天井をみつめる
    ( 私は宙に向けて大きく股を開いた )








……赤ちゃんあなた方は見慣れているから平気だろうけどやっぱり恥ずかしいですよ。こ ....
 
 追いかけては払い 戻され
       血の渦が逆流する
 沼地に咲く菫 六月の花瓶
   雑草をなめる一匹の小羊よ
睡る白い乳房の傍らに
  ときに割れた皿で心臓をえぐり
手相が ....
平面を二つに折りこめば空間が立ち上がり
  さらに折り重ねれば世界は分断され
   照らされた片方の裏側
 深呼吸       
       蒸発に
  いくつもの言葉たちが生まれ ....
アラガイs(598)
タイトル カテゴリ Point 日付
火星トイレ自由詩2*20/7/16 3:17
「美道具」醜い器自由詩5*20/7/15 1:21
除湿礼賛散文(批評 ...2*20/7/14 1:49
夢の断捨離自由詩3*20/7/13 2:44
即興詩「独白」自由詩4*20/7/8 3:27
紅蓮に染まる白い雨自由詩3*20/7/6 15:00
盲目自由詩7*20/7/6 3:44
ウィズ,ワンダーランド自由詩2*20/7/1 17:56
ゴータマニンニンブッチャケハラマンダー自由詩2*20/6/30 15:26
いやだ百景自由詩5*20/6/30 2:50
小鬼の遠足自由詩5*20/6/28 2:45
無性器人間/ふたなりくん自由詩4*20/6/27 3:20
傍目八目自由詩3*20/6/12 0:29
在る此から(これから)自由詩3*20/6/10 13:51
浴槽「くるしまぎれの青」自由詩7*20/6/5 23:42
黒いカード自由詩6*20/6/1 2:07
幽霊たちとの対話週間自由詩10*20/5/13 10:48
針時計自由詩10*20/5/9 15:11
お知らせ自由詩1*20/5/2 11:49
「歴史」常に終わりから再生へ向かうための架空文書であるために自由詩8*20/4/29 2:04
誰が説法をした自由詩5*20/4/23 6:47
「静止画」から自由詩1*20/4/22 0:46
Dr.マルケ氏の予感自由詩1*20/4/21 3:19
メダカというサカナ自由詩120/4/19 3:50
偏西風自由詩5*20/4/17 4:05
この際アメリカは五輪の放映権を日本に譲るべきである。散文(批評 ...6*20/3/20 15:07
逃げ出してもビートルは追ってくる自由詩2*20/2/21 3:11
オムツの交換自由詩1*20/2/19 14:14
母の死自由詩5*20/2/15 3:41
折り紙自由詩4*20/2/13 2:30

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 
0.1sec.