幻想(ゆめ)ばかり追いかける君は
君の周りではしゃぎ回るカゲロウを用意周到な網で捕まえては
荒れ狂う波の中へと沈めるけれど
あからさまに眩しすぎる人工の灯りが君の心に暗い陰を残し
やがて、絶望 ....
もう平静なキモチでいられると思ったのに
いつの間にか涙で頬が濡れてしまった
何だか目頭が熱くてどうしようもなくなってしまったんだ
ただ君が他の女のコとキスしたってボクには関係ないコトなのに
コ ....
君を想いむせび哭く夜は
虚しさばかりが募ってゆく
どんなに幻(ゆめ)を重ねても
君の肌の感触すら思い出せない
柔らかな波が虚構を包み込み
私の精神を浚ってゆこうとしても
白い闇が私を責め立 ....
去ってしまうばかりな気持ちで肌寒い 忘れないでね忘れないから 春の日和のうっすら青
微笑むかのよう靄がかり
やはらかふかい無言のなか
自ら孕むもの差し出す如く

今日の私の呆れられ
いつもの我意を忘れ去り
気付けば青緑の瀞に佇み
響き来る言葉ひた ....
静まり返った部屋に
ビデオテープが転がっている
ラベルにはターミネーター
繰り返し観ていたのか
戻れるなら
戻ってきてよ
B級映画のエンドロールを見た時の
ため息
もうすぐ業者がやって ....
曇る空を見上げれば、少し小降りになったようだ。
突然、雷雨に急かされるように外へ飛び出した。
全身の筋肉という筋肉
骨格という間接の隙間から湧き上がる汗だ。
あたまの先からつま先まで
  ....
やけのはらたたきわるびじょんこれはただのふごうなのか

うみはなみだ


初出
日本web詩人会
○「発展」
経済発展から人間性の発展への大転換を

○「悩み」
人間は悩む動物である
そしてその中味こそ重要である

○「リーダー」
国家はリーダーから腐敗していく

○「今のとこ ....
ケーキはどこまで分解できるかな。冠をぬいだ王様、教室のそとで会う先生とか。
街も分解していく。一足ごとに
街は細胞、だからきえない。

わたしの気持は、
波を止めビルを倒し花を腐らせて水 ....
「長男への、弔辞文」

長男へ


欧米で七十人、日本で千人。
2023年の一日あたりの親の同意による本人の同意なき精神病院患者の入院数です。
一年で数えると、欧米が二万五千五百五十人。 ....
一音ずつ弾くあなたと
一語ずつ書くわたし
電球が一つ
果てみたいな夜

肩が触れる
燃え尽きたみたいに
落ちる
横浜市営地下鉄で
思い切り
マイ・ウェイを
歌ったら
動画に撮られて
拡散された

その動画がこちら
https://youtu.be/m50UsbNqXSM?si=rqz4oBn0Q ....
目覚めたばかりの女王は
お腹が空いてふらふらで
とっても孤独なのだけれど
休んでいる暇はない

誰の手も借りず
せっせと巣を作る
部屋数は十あまり
最初はそれでいい

時は春 咲き ....
意識の内に
波頭の次々と立ち
自らの音響木霊させ
思考を形創っていく

在らんとして或るもの
この世に在るもの達、
在らしめて居る原音響 、

わたしの意識の根底にも潜むを

わ ....
葉先が触れる人を傷つけた
沈黙は重く
伏し目がちのまつ毛に
影が落ちる
言い訳をしたくなるのを
ぐっと堪える
発すればまた言を超えて葉が
鋭利に振る舞う
許しを乞おうとする唇が歪む
クモの糸にくるまれて考えた
何をするのにも、お金がいるんだなあって
あったくて、微睡んで
暑くて、起きて、苦しんで

まだまだ死ぬまでに時間がかかるなあって
苦しいなあ
もう動くこともで ....
街を
どうして
忘れたんだろう

崩れるほど抱いた
うるさい春のかわいい匂い

どうして愛を
君に見たんだろう

忘れるほど抱いたのに
ひとつも
どうして
忘れないん ....
だんだん君が遠くなってゆく
華やかな世界で朗らかな笑顔を見せる君の姿が
僕のココロに突き刺さる

あぁ、君は知らないだろう
こんな僕のキモチ

合コンだってなんだって
君はいつでも女の ....
僕のたったひとつの願い事
ねえ、教えてあげようか?
教えて欲しい?

だったら僕をギュッと抱き締めてよ
ココロとココロが繋がって温もりですべてが分かち合えるから

見つめただけじゃ分から ....
歪な恋が終焉を迎え
誰かの瞳からは血で濁った水滴が溢れ堕ちる

あぁ、白い月が微笑みながら沈黙しているよ
哀れな男は両手を広げ天を仰いで
叶わぬ幻想(ゆめ)の切れ端を追いかけている

暗 ....
 
 K-POPアイドル見分けつかなくて今日もぼっちでおべんと食べる
 
缶切りできみのこころを開けてゆく 指を切りつつざくざく進む 春をどんなに嫌っても
憂いを製造しながら
春はやってくる
薬局でのど飴を買う
漢方ぽくて効きそうなやつを
「噛まずになめてください」と書かれているのに
気づくとがりがり奥歯で砕いてしまい
 ....
くじらが泳いだ 雲のなか
わたしは そうっと 手を這わせ

ほつれた からだに 火を垂らせ
燃えつく心を 口ずさむ

中途半端な 感性を
握って こさえた 造形の
美しさすら 知らない ....
春暁や小窓の空に星光る

春遊歩二言三言のご縁かな

話し掛く菜の花畑の人形に

笊一杯ちぎる青菜の柔らかし

花桃や親交ありしひと覚ゆ
遠くでカラスの鳴く声がしている
そして、そのそばで風も鳴いている
しかし、今、風はおさまっている
気持ちがふさぐとき、風は楚々とやってくる
其処此処の隙間に蛇のような舌を繰り出して舐めていく
 ....
神社からの帰りみち
悲しみをよけて歩いた
鳥居は周りの乾いた葉っぱと同じ色をしていた
私は誰もいないのを見計らって
それでも静かにニック・ドレイクの歌を囁いた

私を見上げる目は暗かった
 ....
 
 春、

 桜のつぼみがふくらみ出すと、

 終わるものと、

 始まるもの、

 かすみの中にまじわり溶けて、

 わたしは、

 生まれたての子猫のような気持ちになる ....
礫塊に埋もれて漆黒の眠り、だけど極彩色の夢を見てた、かろうじて確保された呼吸、無自覚な日々よりもずっと尊いものを教えてくれた、百鬼夜行は毎晩決まった時間に、ままならぬ俺の鼻先をかすめるように…なんでも ....
文書リスト
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
幻影の城栗栖真理亜自由詩125/3/27 21:44
これが、ボクの本当のキモチ。自由詩025/3/27 21:33
鎮恨歌自由詩0*25/3/27 21:27
3月、年度末うめバア短歌125/3/27 21:19
春休みの日にひだかたけし自由詩425/3/27 20:04
遺された部屋のエンドロール自由詩1025/3/27 18:48
セバスチャン.コーはどこいった洗貝新自由詩10*25/3/27 15:21
無題wc自由詩5*25/3/27 10:51
独り言3.27zenyam...自由詩2*25/3/27 9:49
メモ(分解)[group]はるな散文(批評 ...125/3/27 5:49
文学が救うべきものは、命ではなく物語である鏡文志散文(批評 ...3*25/3/27 4:26
holovymizuno...自由詩325/3/27 0:40
拡散花形新次自由詩125/3/26 22:47
アシナガバチ(百蟲譜52)[group]佐々宝砂自由詩325/3/26 20:25
詩想、ヴァークひだかたけし自由詩5*25/3/26 19:19
葉先の罪自由詩8*25/3/26 18:49
わたし、獲物印あかり自由詩425/3/26 18:23
どうしてはるな自由詩425/3/26 17:29
炎のジレンマ栗栖真理亜自由詩125/3/26 16:25
君の体温自由詩025/3/26 16:21
狂人のための鎮魂歌自由詩1*25/3/26 16:16
K-POPアイドル見分けつかなくて今日もぼっちでおべんと食べ ...おやすみ短歌125/3/26 13:03
こころのかんづめ福岡朔短歌2*25/3/26 12:52
わん みにっつそらの珊瑚自由詩12*25/3/26 12:01
くじらの雲を泳ぐまでみぎめ ひだ...自由詩425/3/26 10:45
春のめざめけいこ俳句1*25/3/26 10:26
山人自由詩6*25/3/26 6:47
帰りみち由比良 倖自由詩7*25/3/25 22:55
ピクニックおやすみ自由詩125/3/25 22:18
あまりにも込み入ってだけど在りようとしては単純ホロウ・シカ...自由詩1*25/3/25 22:14

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