這いまわる指先の運動
悦楽(ヨロコビ)の琴をかき鳴らし
滑らかな肌を滑るように
自在な往復が私にめまいを起こさせる

あぁ、水音の鳴る淫らな背徳
心地よい堕落
白い闇に抱かれて光の先へと ....
嘔吐物の匂い
リネンの手触り
二日酔いの痛み

神さまが死んだあとに
うまれてしまったので
自分の重みを
神さまとわかちあえない

昨夜
目につく鏡をすべて割ってしまった

や ....
古い傷痕を 掻き鳴らし
届かぬ月に 向かい飛び
黄金(こがね)の 涙を こぼすのさ
夜は あなたが 眠るから

魔法みたいに 生まれ来て
命みたいに 枯れ落ちる
おれが吐きだす 嘲りと
 ....
天国を喪失した
哀しみの刻印を糧に
天国を取り戻しに
還る途を自ら歩む、

ギリギリと残余の生に 、

自らの意識の内
永遠 ぱっくりと
口を開き響き、
ヒビキそのもの
もの云い ....
小さく丸まった背中に
触れようとして
手をのばせなかった
盆の季節までさようなら
しわしわの笑顔で
手を振る人
何度も振り返って
手を振ると
小さくなった姿が
まだ手を振っていた
 ....
戸惑いを纏う微睡み走馬灯


匙をなげ貝も眞珠も旨いだけ


発見し発現したと発言し


思いつき重い月へと落ちていく


追っぱらう腹いっぱいの酔っぱらい


誰一人い ....

君と最後の光を見たい。
息を止めて、呼吸を何処までも潜って、
静かに外に、人生が切り売りされているのを、
遠くから眺めて。


ガラスのスプーンで君に、私の思い出を飲ませたい。
 ....
飛び飛び浮かび、飛び交う人々。
とびとびうかびとびかうひとびと


エコー、戸惑いと窓を越え。
えこおとまどいとまどをこえ


太々しい夜、迷いし蝶々。
ふてぶてしいよまよいしてふて ....
光の虹、
遥か七色
流れに流れ
煌めき架かる
浜辺の奥から
吹き抜ける
風音重なり、 
閑やかに

すっとひとつ 
ひとつ
またひとつ 、
磯の香吐き出し
肉身を抜けて

 ....
道標のように立っている樹の根元
いつかの果実の残り香があった
美しい錯乱の季節
千切られたページのざわめき

枯れ果てた古井戸から
ことばは這い上がることができなかった
月の裳裾に纏わり ....
 
 かなしみは

 しあわせの後ろ姿だと思うから

 かなしみを追い越して

 ハロー

 って声をかける

 かなしみだと思ってたしあわせも

 にっこり笑って答えてくれ ....
闇が深すぎるというのが悩みといえば悩みかな

歳をとれば情感がつくと期待してるのならばしないほうが良くて、
若手の藝術家の方々は子供のときからとてもこころ豊かな方々で
歳をとると深まるとい ....
ガキ
ガキ
ガキ
ガキ

ガキじゃない
ガキじゃない

ガキ克服
ガキ克服

大人
大人
大人
大人
大人

もうええて

大人
大人
大人
大人

マ ....
三月も二日になった
春の風貌をあつめて
水位の高まりをいくらか
残していっぺんに
流れ去った
愚かだ
TOMOOの『17』を聴いて
泣きそうになる
この感情は
なんなんだろう?

懐かしいのか
切ないのか

昔うっかり
床に落として割ってしまった
グラスのように
 ....
ライターの
薄い炎を
雨の中
ともれともれと
念じて熾す




喉笛に
指を突っ込み錠剤を
吐いて
すがった
 ....
既に理解しているところもあるのだろうから、理解している部分を強みと認知してその部分をクローズアップして画像に換えることも創作過程ではときに必要なことなのだろうか?例えば、たくさんジャンルがあるなかでの .... 僕の大切なベビーフェイス
無理に笑わそうとして泣かせてしまったんだ
細く柔らかな髪がサラサラと風になびく
漆黒のカーテンが
涙でクシャクシャになった君の横顔(かお)を隠して
僕から遠ざかって ....
我が家のボンボン時計が十二時の鐘を鳴らし
僕は思わず顔を上げ時計のほうに目をやった

君はいまどうしてるのだろう?
柔かな布団の中で
自分の優しい温もりに包まれながら
深く安らかな眠りに就 ....
写真を捲れば輝くような君の笑顔に出会った

だけどそれはカメラに向かって精一杯
愛想を振る舞おうと造り笑いした笑顔で
僕が心から見たいと望んだ君の本当の顔じゃない

君は一体普段はどんな顔 ....
夜が狂うから眠りはぶつ切りにされる、幾つもの夢が混ざり合って、筋書が存在しない奇妙な色で塗り潰される、なぜこんなに身体が強張っているのか、眠ってはいけない理由がどこにあるのか、俺は理解することが出 .... 桜木の下を通り抜け
覗いた春空

森林の隙間に
るるるるる 、

揺れて震えて 水の青 
ちかづければ
チカチーロ

離れれば
リチャードスペック

冗談とかじゃない

この黒犬と

そこらのしたいと

雨のふりをした血が

ジョンゲキシーに

笑っている
 ....
声高に叫んだ者は消された
目減りしていく銭
識別されれば狙われる
足音は土に沈み
息遣いは風に溶け
フードを深く被り
唇を固く閉ざして
巣の営みを護るため
食料を探しに
電気を作りに ....
嬉しさを愛の形に当て嵌めて今日も誰かを恋しに出かける


脳内で育った角があと一秒、あと一秒で頭皮を破る


須賀敦子だけを読んでる春の朝、親類なんてひとりもいない


マグノリア大 ....
風に乗るとはどのように

初めて髪を茶色に染めた
上の娘に聞いてみよう
青いパーカーで出かけていった
下の娘に尋ねてみよう

風は万能らしいから
年齢制限や体重制限は
きっとないだろ ....
 さきほどまで
 秤に載せられていた
 粉薬のわたくし

 脳の 町の
 何丁目かで目醒めた
 可笑しさの わたくし

 みなみなさまは
 きれいな 冬の廊下に
 靴音を 撒い ....
担保とは達成できなかった時に
取り上げられるものだよね

人間も上手く生きられなかったら
命を取り上げて欲しいな
惨めなままで生きるのは辛いから

でも担保は
プラマイゼロになるくらい ....
ひとひらの灰
切れそうな電線で赤い鴉が鳴く
あれを訳してみて
意味のない歌のようです
そう

また歩き出す
瓦礫の橋で合成肉を齧る
この川を渡るのですか?
てんとう虫がとまる
 ....
 

子らを
蝶々のようだと喩えた先生がいらっしゃった
幾百本のクレヨンで描かれた
みんなが無欲な色を持ち
ヒラヒラ翔んでる
ヨチヨチ生きてる
未来しか持たないちいさないきもの
 ....
文書リスト
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
歓楽の彼岸栗栖真理亜自由詩1*25/3/30 23:31
無痛凍湖自由詩625/3/30 23:09
ライカンスロープみぎめ ひだ...自由詩2*25/3/30 22:09
詩想、還り未知(改訂)ひだかたけし自由詩625/3/30 21:18
さみしさの封蝋自由詩16*25/3/30 19:26
灯る窓水宮うみ川柳1*25/3/30 19:14
由比良 倖自由詩2*25/3/30 18:27
想像草書(回文)水宮うみ自由詩3*25/3/30 18:05
むげんひだかたけし自由詩4*25/3/30 13:38
鏡の中の睦言たちただのみきや自由詩5*25/3/30 13:31
ハローおやすみ自由詩425/3/30 13:02
真実は、日常生活をあっさりと乗り越えてしまう足立らどみ散文(批評 ...1*25/3/30 11:58
おもいつめ林 理仁自由詩4*25/3/30 10:10
三月二日の「会期」蕎麦屋の娘自由詩225/3/30 9:39
17TAT自由詩2*25/3/30 8:20
夜とタバコと雨短歌1*25/3/30 7:54
この旅は継続されていくのだろう足立らどみ自由詩3*25/3/30 7:29
幼な髪の君栗栖真理亜自由詩3*25/3/29 23:12
禁じられた愛戯(アソビ)自由詩1*25/3/29 23:05
君の横顔自由詩025/3/29 22:56
冷えた眠りホロウ・シカ...自由詩4*25/3/29 22:01
五行歌、えいえんひだかたけし自由詩325/3/29 20:35
からかわなもんだいだった林 理仁自由詩5*25/3/29 19:17
dystopia自由詩5*25/3/29 18:53
迷子の朝に由比良 倖短歌3*25/3/29 16:42
風色やまうちあつ...自由詩4*25/3/29 12:24
秤(2025.03.22)草野春心自由詩425/3/29 12:10
担保坂イオン自由詩2*25/3/29 11:30
イトナミmizuno...自由詩825/3/29 11:00
道のうえ秋葉竹自由詩325/3/29 8:28

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