ずぶ濡れの氷雨一興春近し


菊破滅 液体窒素に呑み込まる


IT植民傷つく人なし富める者
登頂や連なる峰々 キ・回・仏


人全てスターチャイルド胸に星


怒涛なり魂の海図もて進む
吹く風に神想起して聖書揺る


春行きて肉体は啓く霊は閉じる


天空の秘かなひみつ街の風
凍て光る死に神に鎌にび色の血


大鎌の刈る毒麦に業火はなつ


死に神の大鎌の柄に血糊のかわく
著作して書物と化すは永遠の命


驚愕の若き才能書き継ぐる


窓の外大気ぬるまり春加減


わき立つ春一人秘かに本を読む


淡白を炙るような詩句欲しく
ゴミみてえな奴もいる神 篩分け


神々の戯れていて「ユリシーズ」


生の風ホロスコープ見て思う


夏の風 星星の波動 鮮やかに
いったい誰が誰に言った
言葉だろう

清よく 正しく 美しく
繰り返し 繰り返し
つぶやいてみるのだ

清よく 正しく 美しく

これこそ真の言葉 真言

時代は
産業廃棄物を ....
春めくもつかの間一転寒風寄す


蕾もつ少女なる君黙読し


眼差しの貧しき部屋にインテリア
水雲の秘めたる力都市襲う


辞書をひく紙の音さえ懐かしむ


遠くまで春宣言し我あゆむ
でけえ島日本は世界の文化記憶する
         メモリー持つべき土地の因縁


南海の少女の面影かわいい鼻に
        伸びた四肢白い肌もつ日本の{ルビ娘=こ}


チグリス ....
ほころんではにかむ梅の香やさしい日


冷たくてつぼみ秘めたる春の宵


春の香が弾く生命我がもとに


白梅にはずむ心は匂い立つ


春の香に包まれている我が肉体


 ....
有線でイマジン聞くは春日なり


老松に話しかけるは夕日暮


ほころんで梅の香微笑はにかんで
黒天使地球に腰かけしたり顔


高光度行きつく天の輝きは


喧噪の天地に祈り発光す


宇宙霊地球にしるすピラミッド
縫い針で血芽吹くほどの詩語欲しき


夕日さす壺の深みに嵌まりしを


せせらぎの小川は歌う護岸にて
山河あり日々の文芸花の咲く


渓谷に秘密の蓮池そえてみる


言い切りのワンセンテンス俳句の興


文芸でいい子に育つ今日の本


隠れ住むこころ豊かにタオイズム


 ....
雨あがり電飾のにじみ道てらす


霧雨の傘もささずに歩みゆけ


水溜りビルを映して揺らぐかな
このように天空の街に風吹いて


光満ち風吹く街のラピュタなり


風強き空と一体地の街は


空の街 地の街 境いこの大空


地の街を吹き抜ける風 空の風


地の街 ....
雨霰 空見つめてその表情


風ひたと止んだる木々に雫落ち


曇天の言葉ひびいて立ち尽くす
湿潤の大気わが胸巡りゆき


燃えている心の襞に雨強し


うつむいて氷雨ふる朝木の静か
小泉大明神の大津波来る!
     老醜の永田町の溺死体


自民も民主もジジイヤメロ!コール
        明日の日本は小池が作る


政界整風 欲ボケ政治屋
       世代 ....
21C 理性の旗揚げ{ルビ宇宙=そら}を撃て


君らの歯弾ける理性談笑の時


言葉にて理性・感性磨き抜け
都市昏き蝶の光跡てでふるる


揚羽蝶さみしき都市を輝きて翔ぶ


鱗粉の都市舞おりて照る道路
切り取ってビルの明るさ青い空


モザイクの空の間に間にビル群れる


街路樹はビルの前庭に揺れている
マンションの影に蔓草枯れて垂る


蔓草の枯れ頼りたるフェンス錆び


崖 背にしモズ鳴きわたるマンションの階
まなざしが有って在るなり あの事物


作句する心の様を引き締めよ


{ルビ汝=な}が触るる蕾はかたく閉ざされて  {引用=ゲーテ風}
口内に光る術器の無感動


体表を深く侵して歯の寂し


ドリル音手際に響く術盛ん


{ルビ体=たい}全て異物排除の疲労感
闊歩するショーウィンドーを姿見に


街路樹の光たなびく冬日にて


ファッションに弾けた心は色・色・色


着飾って心の主張 {ルビ体=たい}澄ます


心にて似合いの服着て ....
陰湿なタナトスの華咲き誇り
        塚本邦雄魔王の眠り


陰潤にタナトスの華咲き誇る
        塚本邦雄冥府に眠る
枯れ広野 孤独立つ影メモ一つ


枯れ広野 孤独 影立ちメモ一つ


鳳凰の骨掴み出し噛み砕く暖!


灰拾い鳳凰の骨食べ尽くす


鳳凰の灰グラスに取って澄む空の


 ....
昼と夜が厳然と在る

昼がある
青の空は抒情を誘い
雲の流れに永遠を見た
陽光の人影の寂しさに
一人 枯野に立ち尽くし
呟きを書き留めている

夜はやって来て
黒い大地が街の灯で煌 ....
アハウ(608)
タイトル カテゴリ Point 日付
IT植民地俳句109/3/27 22:37
スターチャイルド俳句209/3/25 16:31
神の風俳句209/3/23 15:43
悪 滅す俳句009/3/21 23:07
春加減俳句009/3/20 18:09
「ユリシーズ」俳句109/3/18 16:37
清く・正しく・美しく自由詩7*09/3/16 16:28
晴れ・雨・曇り俳句009/3/10 15:48
昨日・今日俳句209/3/7 22:07
日本娘短歌009/3/6 9:04
春めいて・・・俳句1*09/3/5 10:49
小田原にて俳句109/3/4 9:53
宇宙霊俳句009/3/1 18:05
壺・・・俳句109/2/28 17:28
文芸しましょ!俳句109/2/25 16:28
街に霧雨の降る・・・俳句409/2/23 16:31
ラピュタの風俳句3*09/2/21 17:25
空の表情俳句209/2/20 15:28
雨が降ってる・・・俳句009/2/20 8:08
凶歌 小泉大明神!短歌109/2/19 16:56
理性・感性俳句009/2/18 16:55
俳句109/2/18 12:38
川崎駅周辺俳句0*09/2/17 16:31
マンション近景俳句109/2/16 16:45
まなざし俳句109/2/13 16:40
歯科医にて俳句009/2/12 12:12
表参道散策俳句009/2/10 16:58
塚本邦雄 讃短歌009/2/10 16:49
鳳凰の骨俳句009/2/9 15:34
信じられた昼と夜自由詩409/2/8 11:03

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