ビルディングに西日がきらきらと煌めき
赤煉瓦の陰影が深くなる
暮れなずむ交差点で
仕事帰りのあいつとばったり
よ、ひさしぶりと
何気ない調子で飲みにいく約束と
携帯の番号を 交換して分かれ ....
夢のお国に咲く花は
やはりどこか摩訶不思議
朝には向日葵色にきいろくそよぎ
夕べには静かに紅く散っていく
まるで黄昏時に恋したように
魔法の杖は降りおろされる
       
  ティア ....
夕闇へと向かう 全ての生き物が息を潜め
ゆるゆると夜への侵略を開始している瞬間
そのエアポケットのような ときのはざま
きっと羊水の記憶を刺激するのでしょうか


トクントクントクントクン ....
おネムです

フワフワ ポッカリ しろい くも

つつんで ゆらして こもりうた

おやすみ

ぼうやの 夢の中





    ....
もくもくの白さを
蒼い空に貼付けていた夏は   ミ〜
ろうそくの灯火なのか      ン ミ
最後の悪足掻き          ン ミ
                  ン ミ
      ....
うそとまことに生死の境
ピッカピッカの緊張感
    と
  淀む日常に惑う

      幽玄と夢幻がシーソーを揺らす

          くるくると色をかえ
           ....
今を足蹴にして 昨日にツバしても
  守りたい物がありました

 月がみていた  あなたの秘密
 月が嗤った  わたしの憶い
 月が謳った  ささくれていく心を

寂しい夜が膝を抱え
 ....
熔け出した夢の錆び付いた夜

カタカタと軋んだ音をたてて

綴られていく 砂色のあした



とわの眠りを 誘い出す
   渦巻く 幽玄と無限の境
        砂漠に花など咲き ....
夏の時間が立ち止まって

気まずく澱んでいく空に
                   ボクは向日葵のように
からすがためらっている        お日様に向かって飛ぶ
           ....
ふってくる 蝉の声に閉じ込められ
みどり色にとけていく
こんもりとした緑の隙間から
容赦ない光が照りつける
白と黒のかげの中 一陣の風
あおと蒼のあいだに 
ぽっかりと浮かぶ しろ
ひと ....
やる気 元気 勇気

三気の馬に跨がって

毎日 駆けてく その様は

アポロンにも似た 凛々しさで 

ほれぼれ すっかり みほれます


おうまは 時々 気まぐれに

そ ....
ヒュー シュッパーン パッ パッ パッ パッ パン

          たま〜や

夏の宵闇を貫く大輪の華

ラムネの瓶に沈んでいく

        タップ タップ タップ タップ ....
時 時々 晴れ 
ドキドキ 曇り
時たま 雨降り 

お庭では樹木の濃い緑のかおり
楓の薄い葉脈を橙色に透かして
ぼんやりとあかりを灯したよう

せみが癇癪を起こしたように煩く
辺一 ....
台風一過の
花丸二十丸な紺碧の青空
さわさわと風とクラゲが遊ぶ
ミンミンゼミは溺れた模様

徐々に あおが薄まっていくと
どっこい 生きてる ジジジジジと
大地を揺るがすうなり声が

 ....
もくもくの白さに
うるさいぐらいに蝉時雨
目をつぶれば 見えてくる
オシロイバナで化粧した
チョコレート色した 天使達



         とうみつの甘さ
         シャ ....
燦々sunとおひさまサン
散々な夏とならぬよに

なつ なつ なつ なつ いけサマー

きサマとおれサマ どなたサマー

ゲコ ゲコ ゲコ かえるサマー

いるいるいるいる いるかサ ....
肌の色も言葉の壁も乗り越えて友ができる今

地球上の世界を3つに分けるとしたら
あなたならどのように分類しますか

政治的 宗教的 経済的 地理的或いは何?

歴史は繰り返すと思いますか ....
カタカタと軋んだ音をたてて 五線譜の上に
吐き出されていくのは あの夏のことでした

紙杓子で掬ったあかい金魚を手放したのは僕

とっぷりと暮れた空にあめが降りつづいている
何処かに傘を忘 ....
きれいにいきること
ゆめをひきつけること
赤い靴とおどりつづけること


 と
  こ
   と
    こ
     と・
       ・
        ・
      ....
朝 目覚めたら
とっておきの 笑顔で
   おはよう

 クヨクヨでメソメソのきのうも
 ギシギシでこころ塞ぐあしたも
 ヘトヘトで疲れきってるいまも
   ちょっと おやすみ

戦 ....
たなごころに ビイドロの はなぶんちん かざす

クリスタルに はねる こもれび
ひとみを いおとす きらめき
しろとくろが おりなす せかいへ ようこそ

まぶしさに かおを そけると
 ....
こちとらの思惑なんざぁ

お天道様が西からのぼろうとも

どこ吹く風で

おうまが瞬くまに倍に二乗に増加していく

そいつらの行き先なんか

てんで定まっていやしない

知らぬ ....
モスキートにキスされて

わたしのあんよは

はれもよう

えらいこっちゃ えらいこっちゃ よいよいよいよい

サンバのリズムが吹き荒れて

かゆさの神輿が湧きあがる

夏の祭 ....
寝苦しかったゆうべの夢と同調するようなしがらみ

とろんとした灼熱の一日がまた 切って落とされた

熱さと湿気は陽炎たち世の中にもやもやと存在する

みどりの上には透明なビーズとなってキラ ....
暮れそうで暮れない夜を抱えて

西の空は橙色の熱さを振り絞る

雲はたそがれいろに染まらずに

うっすらとはい色のヴェールで

どこかに逃れるのを阻んでいる

境界線を緩め昼と変わ ....
あしたの事を語るのは
今とがっぷり四つに組んでいないと
靴下を頭にかぶっているとんまな気がする

それでも
死に瀕している枕辺に
はち切れそうな幸せをおなかに抱え
モナリザの微笑を浮かべ ....
どもってしまった空は
灼熱の夏を何処かに置き忘れたようで
パラパラ ピチョンと

リズミカルにとたんを打つ音 ことり

かえるの歌も倦怠感と一緒に にやり

大地に降り積もり

ぶ ....
摩天楼の輝きは南極の煌めきに似て

梅雨空が霧雨のようなブリザードを呼び込む

クールビズなどどこ吹く風で皇帝ペンギンが

大挙して目の前を通り過ぎていく

陽炎が眩暈を連れてくると
 ....
摩天楼に乱反射する西日
お堀のみなもを揺らす

ビイドロの巨大なレゴの間に見える空
暮れなずむその時
夕焼け雲が小さな感傷のベルを押す


あの子の泣きべそ顔のほっぺは茜雲
見送り駅 ....
幸せのかけらはミルク色の花びらになって
満天の星空から零れ落ちてきたようで

みどり色の山から沸き上がる雲の花
いずれ ミルキィウェイに還るのか
真っ白なふかふかの絨毯が
空一面を覆い尽く ....
かおる(249)
タイトル カテゴリ Point 日付
*卒業アルバム*自由詩2*05/9/5 9:05
*マジックアイランド*自由詩3*05/9/2 11:36
*透明な残像*自由詩3*05/8/31 17:09
☆ねむぅる ring ring☆自由詩5*05/8/30 10:03
*カウントダウン*自由詩5*05/8/27 12:16
*変容*自由詩4*05/8/25 9:34
*さなぎへ*自由詩4*05/8/23 8:35
*風になりたい*自由詩4*05/8/20 19:57
*鴉*自由詩7*05/8/12 18:49
*雨 恋し*自由詩10*05/8/11 8:46
*三騎のおうま*[group]自由詩5*05/8/10 9:57
*夜空*自由詩8*05/8/9 8:43
*サマータイム*[group]自由詩5*05/8/5 21:33
*夏の似姿*自由詩5*05/8/4 15:29
☆砂城☆自由詩5*05/8/2 17:44
*ここナッツ*[group]自由詩5*05/8/1 16:12
*遥か 悠久の地平線*自由詩4*05/7/30 9:15
*蒼夏*自由詩10*05/7/29 17:30
*花を抱いて*自由詩12*05/7/27 17:21
*魔法の言葉*自由詩8*05/7/26 20:59
*はなびら*自由詩7*05/7/25 22:05
*あばれんま*自由詩2*05/7/23 12:40
*か*[group]自由詩7*05/7/22 16:35
*梅雨明け宣言*自由詩2*05/7/19 23:11
*DIsNeYlAnD*自由詩5*05/7/18 21:40
*万華鏡を覗く瞳*自由詩8*05/7/17 14:54
*あまつぶ*[group]自由詩8*05/7/15 12:11
*凍てつく*自由詩7*05/7/14 17:20
*夕闇迫る*自由詩4*05/7/12 17:09
☆天上の楽園或いは遅れてきたラブレター☆自由詩3*05/7/10 12:28

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