この国という名の
この国としての二十四時の
人の溢れかえる ホームは
俺の街ではない この場所は
ほかにある 場所は
ここではない 場所は
この俺のどこかに ある
何も無いのなら
僕自身 ここにいるのだと
そして流されていく そして
何かですらも なくなって そうして
ここにいるのだと 僕自身
何かですら なかった
猛犬が走る
犬 息だ
純白なる霧、
行く 猛犬よ
その 吐血だ
この言葉は 行方も知れず
この言葉を 放っていく場所を
僕だ 探していた ひとり 木陰の道へと
トロトロと流れる川に 凝視した
トロトロと トロトロは 僕と
僕自身の陰を見ているみたいにして ....
延々と続く太陽は
僕がこの国にやってきた証、
石畳のこの路地にはすれ違う人も無く
この黙々が太陽と続くだけなのだ
カメラを捨て
僕は生業すら忘れ去ってきた
日本の戦いの壮絶さ、
地下 ....
野良犬は何かを思って
この場所で何かについてを考える
暖かな日差しの中に
強い日光を受けながら
ぼんやり赴くのだろう
石畳の道の彼方には
飼い主が思っているのであろう
そこに僕を連れ ....
空も物体だ
ひとつにしているものを浜辺になくなって
孤独は 座らされていく曲がり角の
指先として 思いを聴かされていた
オーケストラをクジラとして思い描こうとしながら
辞典なのだ 携 ....
燃える この暖炉のそばで
人たちと暮らしていけたならと
幸福なことはないと こんなに
音楽のようなものを 薪たちがパチパチと出していて
ウイスキーをテーブルの気分は高ぶらせる
街ではどう ....
朝は誰もいなかった。街があるということの事実だけが、僕がこの風景の響いているどこかに流れていく。草たちを乱反射のした黄土色。もう秋へと迎えた目玉のようなものが草たちを乱反射する。黄緑色していないことは ....
ひとりの部屋では
ファミリーコンピューターを言葉もなかった
やっていて 流れていく模様へと価値を入れ替えしていく
壁紙は グレーの 時間だけだ
不満の通過 たけしの挑戦状をする部屋の壁の ....
群青色を買ってどこへと
なじんでいかないと
朝のゴムラバーを赴くというのかと
こうして アスファルトへと流れていく
靴底に晴れていく 月曜日の
近くとして眺めた
滑らかな川として流れ ....
僕は言葉の破片を
手にしながら さまよい歩いていく 夜の間を
ただ 僕はいったい何なのだろうとやめない どこまでも止まることを
夜の間は続いていく どこまでも
子供が作った抜け道もあるかも ....
僕の国が返り討ちにしていた
ああ 誰もいない部屋から 溢れていく
人たちとして その声を
練習した 暗い国の言葉に
違う文化ではない僕は 夜のどこか彼方の
それにめがけて 向かって投 ....
生きているのだが
死にそうかもしれない 疲れている
僕は この僕には ひどく
感じるものもなく 風は 僕だけが 風なのかもしれないと
ひどく 僕はあるみたいだ 風は
友達の 風が吹いてい ....
外に歩かされていく
誰もいない日を
見えなくなりそうだ この中を 暗闇の
僕は流れていく
黒い中の暗がりを 見えなくなっても
そうすることがすべてだろうから
この張っていくテントが ....
海の底に沈めた
僕は 死体の、座っている、白の
無数の表層に、鍋料理だ、
そこに、骨は 立っていた 混じるのだ
しかし 白い 知らないけれど、
肉の、具なのか
君は、いない、僕でもなく ....
僕はいない壁ぎわだ
うすぼけて 凝視させられている
闇夜の窓として 時は
いつも ただ あるのかもしれないが 窓だ
暖炉の 葉っぱは
火たちだった この見もしない 赤だ あの日の
....
完全にいる ここに
ああ誰の水に おいしかった
僕が 燃焼されている 僕自身の
それは 黄色いのかもしれない 魚でもない
立たされていたのだろうか
この 近くにて 夢が
この匂いが ....
だがあの川の悲劇の石を
川を 僕は投げさせられていた
いくつもを思い描かされながら
原爆にいくつか しぶいて
大きな頭が 金属バットの 水柱は
そこに 黒いユダヤ人のような あそこの
....
不思議な国に
自分を 真っ赤に手にする
生ぬるい 触れたものの
薄い緑してくる 僕自身は感覚にあるのだろうか
しかし 指紋の中が
コーラだろうか 氷の何かには
肌ではない 映ってい ....
破片が、
誰でもない、底の
破片の散らばる、川を、
認知の、散らばりの、日差しを
見つめる、自分の中の当たったものたちを
記憶のかけら、そんなものたちに、僕に
探ろうとする 暗い 洞穴 ....
手に手中にした
人間をするものを
わからない
深緑色には いるのか
させられているような 自分が
そんなふうか
誰なの が そうしているのを
秋の日に
歩き ....
この手にさせられている
僕の
手が 肌色に
白い骨の肌に するべきものを
浮き立つ 手の甲を
細かな毛並に 生やした僕を
真四角の物体は
手にする それを 指先に
主要な血管を触 ....
僕は手に持っているものを
けれどそうではなく 僕の
何に持っていたいと 手も持っていない そして
手にしているのだ
持っている 中を忘れている 思う
夢は そんなふうにして 見る
誰もいない場所で
何を言っているのだろうか そうして
言うそこに 何かがあって 日の光は
白い壁の僕に 当たっている
小さな紙片を 僕自身が
自分にもわからない 僕は慰みもののような ....
場所はないのだろう
誰のいう言葉もない 帰る ここは
戦場だけ そのようだ
積み上げられた石が 遠く
あるのは 離れた 高くそびえている
フランスでは教会を そうして石にして 人の
....
探し当てたいとかけらに
眠りにつくのか 知らずに眠りの
この手につかされていく
騙されているようなものを手にする
破片のような 手を
黒い、とも 言葉にさせられている
そんなものたちを ....
響きも忘却する一人の言葉、
吐いて回る路面の知らないテラスで
太陽を見る、ギターの向こうの
夢の角が犬をやってくる、
カフェの果てから連れて、
足に横を、灰色が僕からやってくると、
小さな ....
誰かひとり
奥の 眠りこけている深夜に
水色さえあればと 音楽の一つとして
ひとり
約束を奏でていた
微笑みで上に作りながら交わした夜空の頃を
ホースに
軒先の僕自身を反芻する
....
俺に知らない道は 誰も
存在したのだ
体をさせられて 喜びのような
苦しみでもなく つけて 地に
足を立っていた
窓に風を見つめていると
失ったように 風はそんな場所を吹き付けているの ....
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