白さのどこか
傷ではなくなっていく
空ではなくなった 草として 葉に
僕は誰かの海なのかと 手に
誰かに そうではなくなって 誰かの手ではなくなった
角に僕は 誰かの一人の街なのかと 僕自身 ....
現前にしていないものに
群青色ではないものに
あぐらをかきながら冷たさをその尻に痛感させられている
悩みの奥底ではないようにと
暮れていこうとしている、光の散らばり
この瞳をどこかにして ....
何かですらない 場所に
何かであろうと 場所を僕は探そう
この地べたを脱出するようにして
影の中でもう一度全体になろう
排斥場からは ささやきがしている
枝となっていく岩ではなく
刈り ....
誰もいない、誰ひとりとしてすらもいない風が吹いている。僕は衝動を抑えながら、そんなふうにただ、流れていくことを続けた。指にあるのはただ一本のマッチ、すべての踏みだそうとする方向もないままに、立ち止 ....
とても 死にかけ
すべてとして それは
目を細める 闇は場所を流れていったんだ!
爆発、 中に言葉も空に
何かだということは、 どこへ出かけるー
自分自身でいようと
白い一瞬は
微かなる波紋
ひとつとしての面にされてから
水でいたのは 自分自身として
サックスのささやきの色に
空に 水滴の脇を
部屋へと 夢にいたのだ 僕は
触れる木の葉のコン ....
なんでもないこと自体が、君自身を可能なものにするだろうと思った。それは、僕自身ですらもないことだった。何も食べず、欲しがりすらしないことが、もしかしたら生きていこうとすることにほかならないのではな ....
何も もう思考する
ことのない 僕が
僕の中のどこまでもそうさせられていく
思考を ひとり 手にしている
言葉の物語を紡ぎ出そうとしては
失敗している そうしてまた
出そうとす ....
この国という名の
この国としての二十四時の
人の溢れかえる ホームは
俺の街ではない この場所は
ほかにある 場所は
ここではない 場所は
この俺のどこかに ある
何も無いのなら
僕自身 ここにいるのだと
そして流されていく そして
何かですらも なくなって そうして
ここにいるのだと 僕自身
何かですら なかった
猛犬が走る
犬 息だ
純白なる霧、
行く 猛犬よ
その 吐血だ
この言葉は 行方も知れず
この言葉を 放っていく場所を
僕だ 探していた ひとり 木陰の道へと
トロトロと流れる川に 凝視した
トロトロと トロトロは 僕と
僕自身の陰を見ているみたいにして ....
延々と続く太陽は
僕がこの国にやってきた証、
石畳のこの路地にはすれ違う人も無く
この黙々が太陽と続くだけなのだ
カメラを捨て
僕は生業すら忘れ去ってきた
日本の戦いの壮絶さ、
地下 ....
野良犬は何かを思って
この場所で何かについてを考える
暖かな日差しの中に
強い日光を受けながら
ぼんやり赴くのだろう
石畳の道の彼方には
飼い主が思っているのであろう
そこに僕を連れ ....
空も物体だ
ひとつにしているものを浜辺になくなって
孤独は 座らされていく曲がり角の
指先として 思いを聴かされていた
オーケストラをクジラとして思い描こうとしながら
辞典なのだ 携 ....
燃える この暖炉のそばで
人たちと暮らしていけたならと
幸福なことはないと こんなに
音楽のようなものを 薪たちがパチパチと出していて
ウイスキーをテーブルの気分は高ぶらせる
街ではどう ....
朝は誰もいなかった。街があるということの事実だけが、僕がこの風景の響いているどこかに流れていく。草たちを乱反射のした黄土色。もう秋へと迎えた目玉のようなものが草たちを乱反射する。黄緑色していないことは ....
ひとりの部屋では
ファミリーコンピューターを言葉もなかった
やっていて 流れていく模様へと価値を入れ替えしていく
壁紙は グレーの 時間だけだ
不満の通過 たけしの挑戦状をする部屋の壁の ....
群青色を買ってどこへと
なじんでいかないと
朝のゴムラバーを赴くというのかと
こうして アスファルトへと流れていく
靴底に晴れていく 月曜日の
近くとして眺めた
滑らかな川として流れ ....
僕は言葉の破片を
手にしながら さまよい歩いていく 夜の間を
ただ 僕はいったい何なのだろうとやめない どこまでも止まることを
夜の間は続いていく どこまでも
子供が作った抜け道もあるかも ....
僕の国が返り討ちにしていた
ああ 誰もいない部屋から 溢れていく
人たちとして その声を
練習した 暗い国の言葉に
違う文化ではない僕は 夜のどこか彼方の
それにめがけて 向かって投 ....
生きているのだが
死にそうかもしれない 疲れている
僕は この僕には ひどく
感じるものもなく 風は 僕だけが 風なのかもしれないと
ひどく 僕はあるみたいだ 風は
友達の 風が吹いてい ....
外に歩かされていく
誰もいない日を
見えなくなりそうだ この中を 暗闇の
僕は流れていく
黒い中の暗がりを 見えなくなっても
そうすることがすべてだろうから
この張っていくテントが ....
海の底に沈めた
僕は 死体の、座っている、白の
無数の表層に、鍋料理だ、
そこに、骨は 立っていた 混じるのだ
しかし 白い 知らないけれど、
肉の、具なのか
君は、いない、僕でもなく ....
僕はいない壁ぎわだ
うすぼけて 凝視させられている
闇夜の窓として 時は
いつも ただ あるのかもしれないが 窓だ
暖炉の 葉っぱは
火たちだった この見もしない 赤だ あの日の
....
完全にいる ここに
ああ誰の水に おいしかった
僕が 燃焼されている 僕自身の
それは 黄色いのかもしれない 魚でもない
立たされていたのだろうか
この 近くにて 夢が
この匂いが ....
だがあの川の悲劇の石を
川を 僕は投げさせられていた
いくつもを思い描かされながら
原爆にいくつか しぶいて
大きな頭が 金属バットの 水柱は
そこに 黒いユダヤ人のような あそこの
....
不思議な国に
自分を 真っ赤に手にする
生ぬるい 触れたものの
薄い緑してくる 僕自身は感覚にあるのだろうか
しかし 指紋の中が
コーラだろうか 氷の何かには
肌ではない 映ってい ....
破片が、
誰でもない、底の
破片の散らばる、川を、
認知の、散らばりの、日差しを
見つめる、自分の中の当たったものたちを
記憶のかけら、そんなものたちに、僕に
探ろうとする 暗い 洞穴 ....
手に手中にした
人間をするものを
わからない
深緑色には いるのか
させられているような 自分が
そんなふうか
誰なの が そうしているのを
秋の日に
歩き ....
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