ぱぱ

 ぱぱ

 大好きよ

 心の中は、あなただけ


 会いたい

 いますぐに


 あなたの声を聞きたいの

 優しい声を聞きたいの

 手 ....
とりもどすんだ

とりもどすんだ

失なわれた私を


その腕を振りほどいて

纏わるものを祓い浄めて

もとに戻すの


もう

なにもいらない

みんな ....
こゑひそやかにさいごのちぎり
おまへこひしやくいにそめ
駈けて

駈けて

君のもとへ

幾千の夢を経て


久遠の時

遥かな空

夕日に誓った

あの日の指切り


時は人を得て

人は時を経て

佇む影 ....
朝靄の折々重なり薄紫に

ほのかに明るく心地よき

香りいづこより聴こゆ


水音の感ありて

寄れば俯く人影は

ゆるり振り向き穏やかに

微笑みたたえる女貴人の

後 ....
生身の傷みを知った日に
熱い苦悩は溢れ出て
愛が刻んだ哀しみを
包む優しさ
つらすぎて
きっと

この世のすべては

過程なのよ

肩の力も必要さ


誤解は和解のために

平衡は無限遠点で交わる

ユークリッドなんて大嫌い


幾何学に愛を

未 ....
月に酔う

目眩く色彩など

有るはずも無く

耀く孤高は闇に聳える


見えるものは虚飾しかなく

光の実存その存在を知らず

色彩のみが色なのか

概念を破壊せよ ....
わたしを見守る あなたの温かさを感じているの

叱りながら、背中を押してくれる温かさを感じているの


あなたは愛に あふれていて

わたしの涙を あふれさせて

手を取り合って ....
しあわせすぎて

しあわせすぎて…

僕は それにすがりついた

愛しい思い出たちよ

無邪気な笑顔よ

許してほしい


かなしすぎて

かなしすぎて…

僕は ....
のどかな春の夢見を悔いる肩を冷して雨の降る   いえのなかで

いろんなおとが

 いろんなおとが鳴りやまなくて

だから おとな なのかな

  とめられない

 とめかたがわからない

耳障りな羽根の音 もーたー ....
 朝の庭は

 淡い彩り

甘い匂いを

ほのかな空に

夢見る花は

 微風に揺れ

ふわり

ゆらり

 羽ばたいて

蝶よ
 ....
白く灯るシグナルに
息をのむ

メールは、きみ

こころがふるえる

ばかみたいに
よろこんで

くやしくて


すぐに返事は

しないんだから
したたるもので確かめたいのリスカと自慰の同じ傷 舞い散る花びら地に堕ちて

黒く消え行く定めなれば


次世もまた闇から闇…

あなたがいなければ



あやまらないでくださいな

わたしに光をくれた人
 ....
風の手紙は紅に

あなたの想い映し出す


見あげる空は黄昏に

安らぎの瞬間(とき)をもたらす



ただ願う


しあわせでいてね




優しい闇よ ....
私は二つの中国の面を持っている。
父の形見、とても大切なものだ。
陰は白、陽は黒。
こうして手にしていると不思議な力、大きな力を感じる。
深い謂れを父から何度も教わったのだが…、
白面をチナ ....
淡き想ひも現に夢に染むる響に露一つ 声にして

壊れてしまう

想いなら

胸に抱いて

ただ密やかに
高く透き通る
青に終わりはあるの…

渡る風は白く
雲に筋を描いて

幾千の刻が
風化を促した記憶

離れた指先に残る
遠い微かな傷み

僕らの虹に
静かな微笑みを

幾千の刻さえ消せなかった
あ ....
君が僕に嘘をついた
僕は気づかぬふりをして
騙されていてあげよう
それでも僕は君を信じる
君を信じる

君が僕を裏切ったなら
それには
きっと理由があって
君には必要なことなんだ
 ....
友よ
あなたの痛み
こころで
だきしめよう
同じ重さで
僕らは寂しさを持ち寄って

暮らし始めた

未熟さと純粋さと

思いやりのフリした弱さ

失うのが怖くて

我慢し過ぎたんだね

大好きだったはずなのに

なんで傷つけ ....
秋というには、まだ早い
風は乾いてきたけれど
地下鉄を降りる
ホームに残る夕刻の熱気
東急『Food show』
とくに欲しいものも無くて
檸檬を買った

「そのままで良いから」
手 ....
愛してるなんて
言わないよ
嘘を
演じて
終わりが見える

変わらぬ愛なんてどこにあるの
綺麗事は、いらない
苦しいなんて、はじめから解ってた

穢れなき想いを
心を君に
捧げ ....
ぬぎすてる
春の衣の
きらきらり
ひかり散らすを
むねに刻んで
うれしい
やっと気づいてくれたのね

ずっとずっと待ってた
言葉がとどくのを

あたしのことは知ってたよね?
何度か来てくれたもの

今の あなたにも幾つもの痕跡があるものね

 ....
風に舞う

五弁を

優し陽に翳し

凪ぐ空

仰ぎ

青に とけゆく
宙に打つ
神の標
春のしるし

幾重にも
幾重にも
彩陰を重ね

時の無い静寂に
さやけき歌の
無間に響きわたり

夢幻うつし月に映え
淡きは命か
ゆるやかな風に揺れ
 ....
柊 恵(48)
タイトル カテゴリ Point 日付
思慕自由詩909/8/12 23:59
消去自由詩9*09/8/1 8:58
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自由詩5*09/7/6 16:14
抱擁自由詩2*09/7/5 22:17
非ユークリッド自由詩9*09/6/24 22:15
自由詩4*09/6/24 22:13
自由詩7*09/6/12 19:43
自由詩3*09/6/12 18:53
雨粒【都々逸】伝統定型各 ...2*09/6/11 20:20
おとな自由詩6*09/6/7 1:48
少女自由詩9*09/6/4 8:15
シグナル自由詩5*09/5/23 3:32
伝統定型各 ...9*09/5/19 20:08
自由詩10*09/5/15 0:25
風花自由詩4*09/5/13 23:44
陽炎散文(批評 ...6*09/5/12 1:09
伝統定型各 ...4*09/5/9 10:57
待つ短歌3*09/5/1 21:44
想い…携帯写真+ ...6*09/4/27 20:54
自由詩6*09/4/26 13:02
心友短歌6*09/4/22 23:14
未熟自由詩3*09/4/20 21:24
檸檬散文(批評 ...1*09/4/19 12:37
戯れ歌…あいうえお恋詩自由詩3*09/4/17 21:22
花舞短歌6*09/4/13 7:07
紫苑散文(批評 ...4*09/4/8 0:02
短歌2*09/4/5 7:38
夜桜自由詩8*09/4/3 23:12

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