今日かぎり歌わじと思う心にはなにものもなしさらさらと水 妻ときて歩きて語りなつかしき日溜りにくすむ 鞆の浦 よ

青春は消えにけり受験という灰色の時河原町とその付近

水まけば涼しき風の入りきて立秋よりも二日目の午後
石瀬琳々、悠詩、L-Yurika☆の詩



夏へ
石瀬琳々

 感覚のすぐれた詩である。ともすれば平凡な言葉を上手に使いつつ、淡い印象の四つの連。それぞれの連のはじめの行が、連を改める ....
兄弟海よ!妻は私を兄弟と呼ぶ、クリスチャンの習い

ウトウトと水割りの夢昼の夢波のごとくに打ち返す時

永平寺うちの叡山とよく似てる車で過ぎる夏の一日を
 1.
 
  

 自然と神につき、ふとふと考え始めた。神を見出しえたが、自然が先か神が先かという少々大それた空想に陥ってゆく。神に全能という言葉を正確に当てはめうるであろうか、神でさえ自然 ....
 おい! いきってたらあかんどー
  
 おどろか!!

 ずうたい大きい奴やが

 根生あるのか

 表へ出い!

 すいまへん大将
一月の妻の稼ぎで今日もまた市場に来たりものを買うなり

教会の片隅で微笑んでた女の子今は我妻となり

一粒の米もしあらずば一碗の飯もあらざりと思いつく
★弥陀の目

弥陀の眼を私は見た
見上げた12歳の少女の目
その瞳の柔らかき疑問を、美しとした
再びは見れぬ弥陀の目
慈悲のまろやかな輝き
4尺半の痩躯に漂う幼い気持ち
私は再びは ....
サッカーに手を打つ妻相撲ににも野球もなく詩のみの僕

善良なひとのみの世であらめ心やさしさをそれのみ頼み

6行の英詩を作れリ続きは明日とパソコンをたたむ9時
コロッケ屋の店先に掛く花の絵にたびたび立ちてめでにけり

渋き色調溶けこみてそこはかとなく包む雰囲気売りはすまい
朝のレジパンダ娘は笑いけり

下駄履けばカラコロコロリ弾むなり

金はなく立ち読み続く古語辞典
鳩なきて妻目をさます文月朝

雨上がり妻のととのう庭涼し

妻遅し帰る待つ夕茶漬けすえ
散歩して

野原で見つけたんだ

何か丸くて四角で三角で

何ともいえない奴


君ととも

一緒に生活して

何か嬉しく昨日と今日も

毎日が楽しくて


 ....
今日は、煙草について話したい。私と煙草の付き合いも少しは人のためになるのではないかと。 初めて吸ったのは12歳ぐらいの時であった。 クラクラとしたが、気持ちが悪かったわけではない。 高校一年生から .... 己が部屋に在りては唯我独尊遠慮がいるものか

三十一文字のうちに不思議な律がありまとまれば完成

飯炊きの秘術探りて三十年まだまだわからぬままに
妻が勤めに白い朝顔が初めて咲いた雨がしきりに降る

ドビュツシー前奏曲集静かな曲妻を想う悲しさを癒す

鎮めても後からわく不安あくなき心配人は空しきもの



電話線には雀が五六羽さわ ....
薄ら寒きベンチに座してビールとパンのささやかな昼餉

寒き朝駅に列車を待つときも心引き締め未来をみつむ

立派な書物さえ並んでおればそれだけで書斎は良く見える

駅に向き歩き来たれば傍らに ....
神様は湧出したという説が

初めての女征夷大将軍

こうなるとこれから先がわからない
再び人生を問う   

整理する本棚にみる妻の本ほのぼのとした明るいおもい

オールド・ファション・シボレーが走るハバナの側堤を

夜のキャバレーの黒人歌手みんな独りよがりで生きているのさ ....
詩と詩論(2)




:*横瀬夜雨について

 プラトンが言っているのですが。哲学は学習できるものではないとね。詩もそう言うことができるのではないかと。この詩人は生涯廃疾の身、つまり体 ....
髪を短く妻は刈った前とちがってちょっと残念だった

妻が勤めに見送ったさびしい体操をして元気をつける

また妻と二人西武百貨店に行って喫茶で話しをしよう
面白人生講話(5)

 今日は体の調子がよい、よく眠れたし良い夢を見た。まあ幸福といえるので、幸福に就いて書いてみることにする。勧めてくださった方が居られたので、そうするのである。
(1)でも言 ....
だぼはぜようけい釣って二匹食う

仕事なくパンを売る大阪風流

ビールの酔いロマンチックこわれそう
休日

別れても同じき神の園に住み共に奉仕をつづけてゆかむ
(クリスチャンの友人との別れ)

9千円妻と買いけり一幅の絵黄色いバラの静と咲きけり

たびたびに訪れる西武百貨店われら夫婦の ....
紅葉の木鳩去りゆきて淋しげに風にゆらるを座りて見る

山峡の湖水の絵を見て妻と共これを買いたる頃をおもほゆ

本棚の隅を占めいる「ユダヤ戦記」ヨセフスの著苦しみに満つ
我家は神の住み給う家にして日夜御顔を仰ぎたてまつる

神のそばイエス居たまいあれこれと我の業おば導き給う

使徒パウロ我の右より声かけて我の意見に同意した給う
 面白人生講話(4)

 つねずね、生命とは何か人間とは何かをよく考えてみる。しかし、物心つきだしてから、折に触れ考えていたこの命題、今日やっときわめて明確に私の中で主観として解決がついた。ここに ....
しとしととヒエイ霞てつゆの雨

青田には頼もしげなるつゆの雨

梅雨の雨降りくる中を歩みゆく
巣立ちけり鳩の雛は巣立ちけり今朝妻が知りわれに知らする

路をゆく白き制服の少女一人なれも巣立てよ二十歳とならば

丁度いま午前8時の時報あり今日の一日純クリスチャンたれ
玄関の椅子に座りて黙すればまた空しさを思いみるなり

鳩の居る庭の紅葉に目を移しわれが空しき鳩なおむなし

雛にえさ与うる鳩の姿にも生きる力を見出さむとしては
生田 稔(533)
タイトル カテゴリ Point 日付
今日かぎり・・・短歌807/8/23 15:22
ある日ある時短歌3*07/8/9 15:44
今週の好ましかった三つの詩散文(批評 ...4*07/8/3 13:48
旅行短歌007/8/2 13:59
哲学的人間(その2)散文(批評 ...3*07/8/1 19:10
おい!自由詩3*07/7/26 14:26
紙切れに書きし歌短歌107/7/26 12:23
詩集・聖なるペギー自由詩6*07/7/23 16:25
夏の一日短歌207/7/22 7:24
コロッケ屋の絵短歌307/7/18 13:34
朝の散歩川柳0*07/7/18 10:21
朝夕俳句0*07/7/18 7:41
落ちていた幸福自由詩6*07/7/15 23:45
面白人生講話(6)散文(批評 ...107/7/15 14:22
ふと思いつき短歌1*07/7/12 17:23
白い朝顔短歌7*07/7/10 8:13
手帳に記されていた歌(2)短歌5*07/7/8 18:22
こうなると川柳207/7/5 16:19
再び人生を問う短歌5*07/7/4 13:57
詩と詩論(その2)散文(批評 ...3*07/7/4 12:59
さびしい短歌507/7/4 9:07
面白人生講話(5)散文(批評 ...1*07/7/2 10:36
だぼはぜ川柳207/6/30 18:42
休日短歌2*07/6/29 8:01
鳩去りゆきて短歌607/6/27 8:19
空は曇れど短歌1*07/6/26 8:09
面白人生講話(4)散文(批評 ...1*07/6/22 14:44
梅雨俳句407/6/22 11:54
巣立ち短歌2*07/6/22 8:11
一日を終えんとして短歌6*07/6/20 16:59

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