苺のつぶつぶいくつある
1、2、3、4、5、6、たくさん

白菜、葉脈、町模様
あの丘越えてあの町がいい
わたしはお城に住みたいの

銀色鱗の屋根瓦
町に住むのはまんまる子猫
だけれ ....
あわせ木材の
硬質な床の
ブーツで歩くと
カツカツというような
壁は白く
地中海の日差しを
思い出させるような
家具は猫足で
懐古趣味宜しく
アンティークな匂いが
ほんのりと漂うよ ....
魚になって泳いでみたら
ちいさなあの子がすくってくれた
あんまり優しくするもんだから
優しくガラスにキスをした。

小鳥になってちゅんちゅんしたら
おっきなあの手で優しく抱いた
あんまり ....
宵夢の {ルビ幾年千代=いくとせちよ}の 花見酒
     酒に浮かびし 月はかぐやか


宵は酔い 遠見の富士の 静かなる
      月に浮かびし 薄桃色の


寒空に あ ....
真っすぐな目
真っすぐな思い
君の手
記憶
僕らは自由だ
限りなく
果てしなく
寂しさを積み上げた山は
秋の匂いがした

木の実を拾い動物達と話す

寂しさを暖かさが溶かしていく

山がすっかり溶けると
みんな消えていた

残ったのは

痛いくらいにしんと ....
小さな鳩の影
追い掛ける子供
白い世界
切り抜かれた家族
飛び立つ

止まる
時間
ぴりり、ぴゅり、ぴゅちち
暖かな日差しに唄う小鳥は自由です
さも楽しげに木の芽を眺めたり
軽やかに枝を跳び移ったり
それからきっと恋をしたり
今日はどんな餌を食べようなどと
考えたりもする ....
線路の砂利で小人を遊ばせていたら
石のすき間から雑草がかわいらしく

風がちりり、とふくので
小人達の草原はきらきらとゆれる

あぁ、世界はもう
やわらかな
ざわわ、ざわわ
ざわわわ、ざわわ
あぁ、まただ
血の中を虫が這う
僕はいつまで人で在れるのか
飴玉みたいにゆっくり溶ける
息を吐く事が出来なくて
目の前がちかちかする
魔法使いになりたい
そうしていつまでも溶けない
飴玉を作りたい
夕方に無性に悲しくなったので
人参と玉葱とジャガ芋と
それから少し高いお肉を買った
湯気で前が見えなくて良かった
テレビがひとり
笑い声をあげている
言葉に溶かした微かな薬
甘く香ってすぐ消えた
だのにどうした訳だろう
僕の胸が痛むのは
雲の透かした月は淡く
軟らかな草木を育て

飛ぼう何処までも
間違わずに行けるなら
それこそ奇跡だ
生きている世界に
足跡を遺して月の影の扉をあける
小さな扉は静かに傾ぎ
永遠の世界に繋がる

旅人は僕
月の虹に立つのは君
邪推だけれど
あなた僕が好きでしょう多分間違いないと
思うんだけどな
なんて僕は
言えません
あなたの事が好きだから。
寒いさむいと閉ざした扉
どうやら外がぽかぽかと
暖かくなって来た様で
窓辺に小さな陽炎が昇りました。

長いあいだ閉じていた窓を、少し開け
つくしや蝶々や
たんぽぽなんかが咲いているかし ....
ねぇ、キャロライン
僕らは何の為に物を作っているのかな
僕らが作ったものたちは
いつか消えて
見えなくなってしまうのかな

ねぇ、キャロライン
僕らが作った物たちをいつか
次の時代 ....
ちょっと別の人の詩に対するものを読んだのでせっかくだし書いてみる。
短いよ。

・僕にとって、詩というのは、表現の一部である。
・歌詞、というものについて、歌詞も僕は詩であると認識している。ま ....
珈琲に砂糖を入れる代わりに
さっき貰ったチョコレエトをひとかけ
カカオの香りと甘い恋の匂い
チョコレエトをひとかけ
それだけで幸せ
雨の匂い
やわらかな思考
霞んだ記憶
眠い風景
もうじき雨が降る
遠くの山が白金に染まる
絡み合った雲との領線の
なんと美しいことか
好きです
あなたが
右手が
僕は
宙ぶらりん
インコが、ぴーちくちちちと鳴きます
空には大きな雲がゆっくり流れて行きます
風はまだ少し冷たいですが
日は少しずつ暖かさを増しているようです
さわわ、と風が街路樹を撫で
どこか遠くの懐かしい ....
仕事の帰り
寒くって走りだしたらさ
どこからかシチューの
少し
焦げた匂いがしてさ
暖かい部屋と
スープと
それから
それから
いろいろ
いろいろ

伸びた髪が邪魔だけど
足 ....
オルゴオルのような声で歌いたくて
声がかすれるまで喉をつぶし
氷のように静かな目を持ちたくて
人と接する事を拒んだ
そうしていつの間にか
何も見えず
何もしゃべる事が出来なくなった
ただ ....
その先には何か有ったのだろうか

線路は緩やかに弧を描き
まぶしげに白く光る

僕は改札を後にする

何と言う悲しい道だろう
駅前のロータリーは同じ場所を回り
出口を見つけ出した人だ ....
今更カオスの意味
とめどなく流れる血の色は
赤い空色
遠のく月は白く嘲笑い
待ち望む死の色は
遠くで青色に変わる

結び目の様に固く繋ぐ
命と僕のしがらみは解ける事なく
静かな水に小 ....
小さな糸を手繰り寄せて
さきっちょにある
小さな輪っかに蝶ちょうを繋ぎます
そうしたらばその蝶ちょうはひらひらりと
飛び上がりそうして
そうして
どうしたのだろう
そう
菜の花にとまる ....
つくしの帽子は何色帽子
何を夢見て冬に編む
きのこの襟巻き何ガラ襟巻き
何処に繋がるその首の先
木の芽 木の又 何の殻
硬い木の皮なぜ避ける
今日は日差しの射すがまま
明日は春が来るかし ....
土が匂う
そうして僕は小学生になった

昨日より暖かな陽射し
冬休みの明けた教室の
油引きの床の匂い
ジャングルジムや鉄棒の冷たさ
授業中に見えるグランドの眩しさ
雑草の中には小さな白 ....
プル式(526)
タイトル カテゴリ Point 日付
あのこへの詩(うた)[group]自由詩6*07/4/10 0:54
「僕の望む世界」自由詩6*07/4/7 23:41
スケッチブック自由詩15*07/4/5 22:43
春夜奏[group]短歌8*07/3/28 0:01
愛してる自由詩8*07/3/24 21:34
春は月の裏側に[group]自由詩8*07/3/19 22:19
太陽とルービックキューブ自由詩7*07/3/17 21:51
ため息と縁側の季節自由詩3*07/3/14 23:40
春だ![group]自由詩5*07/3/14 23:39
月夜のワルツと白昼のタンゴ自由詩2*07/3/14 23:37
小さなキッスと大きなハート自由詩3*07/3/10 23:43
僕はカレーを食べる自由詩6*07/3/7 18:41
明かりの消えた空の下で[group]自由詩14*07/2/27 20:04
軟らかな草木の様に虫を育み自由詩1*07/2/26 9:24
月の影と僕の轍自由詩5*07/2/26 9:19
いつだって告白してるんだ[group]携帯写真+ ...0*07/2/26 9:16
蝶々の影が白い壁の中を飛ぶ[group]自由詩3*07/2/25 0:22
キャロライン自由詩2*07/2/21 23:45
詩について。僕の表現したい事。散文(批評 ...1*07/2/18 23:04
チョコレエトは夢の味[group]自由詩2*07/2/17 19:40
呼吸自由詩8*07/2/17 19:35
恋愛詩自由詩3*07/2/17 19:34
丘の上の小さな気持ち[group]自由詩10*07/2/11 21:39
シチューとパンとそれから自由詩9*07/2/10 20:13
今、月が咲いているから[group]自由詩4*07/2/8 23:04
コンクリートに花は咲く自由詩5*07/2/6 9:36
流れ出す色は熱く赤い自由詩1*07/2/2 21:02
お花かざりの指輪をください[group]自由詩2*07/2/2 0:14
春の足音、雪のさよなら[group]自由詩8*07/1/30 23:46
しろつめくさと野の花と[group]自由詩4*07/1/30 23:37

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 
0.21sec.