ファンたちの不安ふわっと飛んでった


信者がいれば儲かると人が言う


ファンたちのファンタジーにアンタがいる
雪のなか春を見ていた機械音


冗談を冗談抜きで語ってる


その珍味に魑魅魍魎も魅了され


晴れとなる魔法となえる春隣


色彩に揺れる遥かな歌謡曲
服を着た福が来たんだ福袋


間奏が無味乾燥だという感想


サーチしてさっき察知した幸が咲き


踊り振る舞って雨が降るの待った


晴れやかな人工的な穏やかさ


あ ....
退屈は体育座り訪ねてる


銅像も想像力をもっている


街灯のような居場所だった記憶


風の中でふいに生まれる 星明かり


ひらがなでかいたてがみがさわがしい
曖昧な目のはしっこに雨が降る


もういいぜ 色の呪いにノイローゼ


手に入れてからっぽを忘れてしまう


童話読む 瞳に埋めた古里で
失った春の言葉を集めてる


日本語でしか草原を見ていない


語らない人と暮らしたひとりごと


落とし物 すいめんの樹が揺れる音
生まれ変わる海辺にうめていた羽毛


単調な短調のうた 誕生す


自由意志 いっぱいしっぱいしたいしね


どこまでもドローにならず泥試合
ぼんやりとした空ぼんやり見て歩く


くらやみに星が浮かんで温かい


遺伝子の奴隷にはならないねずみ


風のない場所で雪のようにねむる
今回は、この程度でとON弥勒 暖かい色の青空息をする


詳細は潮騒の中 塩触る


足先に一足先に咲いた花


久しぶり 日差しの丘に日々が降る
風のなか口がなにかを発してる


降る雪を見ている人の心の火


自ずから渾然と輝く自然


歩道橋 昨日の星は木の匂い
キ チ ガ イ と 真 剣 に 碁 を 打 っ て 春

近 場 で 不 倫 済 ま せ 墓 の 雪 は き

怒 っ て は 後 悔。 そ れ し か 言 わ ぬ 木 田

彼 と 俺  ....
無意識の中で意識が鳴っている


君が文学だと思ってやったこと


僕たちの選民思想を捨てる場所


野蛮な手のひらに夜空を並べた


無謀にも魔法を見本に模倣する
彗星のごとく現れ消える自我


100年をかけて1世紀が過ぎる


ヘッドライト 夜へと落ちていくひかり


肖像が宵の硝子に消えていく
本棚で確かな本心欲してた


ぐうぐうと眠るグッドボタンを食う


黄身が君 白身が自身 殻が空


冷たさのなかを遠くの電車ゆく


九九表を{ルビ傀儡=くぐつ}のように数が ....
潔し、思えばこその自己責任

自慰的な示威に耽って辞意至る

他個責任、すべてはタコが悪いのだ

選べることなんてあったかいままで

ご唱和を、俺のせいかよそれがとぞ
赤い沙汰 名はまだやらん 我がサタン


生き死ににシティに秘密 凛々と


浮くスーツ ぬるく不向きなゆるい湯に


円 罫線 丁寧 平面 冷静に


起こそうと登る{ルビ百 ....
コレクター ガラクタじゃないキャラクター


至る所微分不可能な気分屋


窓越しの星から越してきた本心


空っぽの靴かたいっぽ 空に着く
膝に爆弾を抱えてるロボット


ぼくたちの体が、ガラクタだった頃


純粋に輝く渾沌とした眩暈


夕暮れにまみれた泥とにわか雨
少数の妙な砂炒めた数秒


出入りして差出人へ差し入れを


奇跡とか綺麗な椅子に寄りかかる


投げやりに投げかけた なけなしの声
山径を経験 軽く怪力に


可能なら何かを歌う奇数たち


停まる町 {ルビ汀=なぎさ}に{ルビ灯=あか}り佇んで


山径を経て軽快にする怪談
お嬢様言葉を使うお嬢様


ひとごとのひとことことり ひとりごと


球体と雫が崩し解いた雪
きゅーたいとしずくがくずしといたゆき


サラリーマン川柳を書くサラリーマン


 ....
酔いどれ身 不安な空を始動する


そら踊れ 素知らぬ顔で諳んじて


{ルビ白=しら}ソファー見れど知らんぞファミレスなど


そして空見ればどれもが霙みたい
ゆるゆると柚子が湯舟でゆれている


ユーラシア大陸と言うらしい島


まざまざとさまざまなサンマ浮かべてる


人間に成れない人と慣れる人


伽藍堂 からんと鳴らす音がした ....
水面下 存在したいひとの影


夕陽を閉じてさくさくと歩いてく


達筆で耽美的に書くダンボール


地下鉄は天国みたいに眩しくて


全部なくなったあとに降る雪の音
短歌ではないけど短歌として読む


俳句ではないけど俳句として詠む


川柳じゃないけど川柳として書く


電話には出んわを電話越しで言う


人間じゃないけど人間として出る
 ....
尾身さんの量産型のオミiクローン 私達みんな日向のそばにいた


がらんどう からっとした空 茶道する


町並みにきみが夕日を差している


けろけろと帰る けろっとした顔で


僕らの指先で生きていた言葉
 ....
凩が机上に吹いて肌ざむい


プラネタリウムは地球で出来ている


お膳立てされ善い月に酔う宵よ


人の光 心は一人火を秘める
針を飲む夢を見ましたチクチクと

血管が爆ぜそうなのだと思います

寒いから縮んで伸びてを繰り返し

キープ君キープさんでもボトルなし

女のみならずや生理的に無理

岩穿て何年越 ....
川柳
タイトル 投稿者 Point 日付
ふあん水宮うみ1*22/3/25 20:35
魅力2*22/3/24 15:37
小さき幸4*22/3/16 21:45
たてがみにさわる4*22/3/15 14:22
忘れた空4*22/3/10 19:20
窓の心3*22/3/5 18:58
船を漕ぐ1*22/2/26 6:29
2*22/2/23 10:41
新宿センタービルのあるでん亭は美味しかつたよ。次はミラノでね ...足立らどみ222/2/20 19:28
春色の雨水宮うみ3*22/2/18 17:57
歩道1*22/2/17 16:31
チョコレート平和kawa022/2/12 20:05
未明水宮うみ1*22/2/11 21:04
よいひかり2*22/2/11 10:12
2*22/2/9 10:09
生きづらさにりゅうさん322/2/7 7:57
あい言う縁を水宮うみ0*22/2/6 16:27
引っ越し1*22/2/4 21:01
純粋2*22/2/2 16:51
なけなし022/1/30 18:50
佇んでただ澄んでいた町灯り1*22/1/27 17:23
流転1*22/1/26 6:01
ソファー見れど1+*22/1/25 13:42
揺らした夕焼け3*22/1/20 13:29
天国1*22/1/17 20:18
ではないけど1*22/1/14 20:59
尾身先生はえらい人足立らどみ122/1/14 6:49
生きていた水宮うみ2*22/1/11 21:59
机の下022/1/10 17:29
気を持たせたいのはりゅうさん122/1/8 6:28

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【川柳】17音律「5.7.5」を基本とした川柳作品のみ受け付けます。川柳批評は散文のカテゴリへ。
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