くだらないらくだ
パンを食べるパンダ
地雷を踏んだジラフ
殴られてクマができる
ドンキー ....
空にサカナ
真夜中の太陽
緑色のオレンジジュース
永遠の幼児
逆向きの時間
現代の恐竜 ....
信号機がつなぐ道と道を
ただアリのように進んでいけば
今日も君に会える
くしゃくしゃと音を ....
{引用= 夕暮れ近くになると
老いた女がアスファルトに
一つの箱を置きにくる
....
ほしになれ ほしになれ
雑多な日常 ほしになれ
記憶の海よ ほしになれ
あ ....
聴こえますか 聞こえますか
私は一定軌道を回る孤独な人工衛星
何千回もつぶやいた孤独な詩
....
あなたの
心臓が折れ砕ける音が
夜をかき鳴らした
それが
悲劇的な和音を持っていて
ラ ....
どこいくの
あたしききたいけど
君の
背中に書いてある
ひとりにしてほしい
肩に影 ....
後悔の意味を
思い知った日の
うごめくように沈む
莫大すぎる夕景
思いついた ....
カンパリの赤は太陽の色素だよと云ひし友はカンパリ嫌ひ
登山仲間の間では有名らしい
大雪の日に
どこからともなく
飛んできて
いきなり登山者の肩口に ....
夏の暑さに敗けない熱視線で、僕は君を見つめる。
錆びて塗装の剥がれたフェンスが、昼間の熱を残して ....
秋最中産湯の部屋に坐しており産湯つかいしわが子思ほゆ
初恋の妻とちぎりし路地の家今は荒れ果て人 ....
貴方が囁く愛の言葉なんて
もう要らない
それが真実のものだなんて
思わない
切れ ....
秋葉原の、ケンタッキーフライドチキンに並んで、
ポテトつきの、セットを買う。
つわりのひどい人が ....
氷の塊となった麦茶を
24度の室内でゆっくりと溶かしていく。
一滴一滴の水滴が、
麦茶の表 ....
ある日 ふと目覚めて 当てなき旅に出る
見送る者はない 道連れは影法師
そして君に出会い 共 ....
うなぎであり
カメレオンであり
人間でありたい
気の遠くなるような年月を
生きていく覚悟 ....
時の器に
夜がすこしづつ満たされていく
眠りついた月の横顔
埋もれた砂時計の砂丘は ....
谷底から吹き上げる風に向かって
飛び込んだ僕の身体は
そのまま上空に飛翔し
十五夜の月 月面に ....
薄暗き実験室の窓枠にシンボルひとつ干されていたり
短歌について
http://miy ....
違う/同じ
全ては前提条件のうえに踊る
ラグランジアンはお好きですか
aと ....
私の兄貴は…よく
【奇跡】
という言葉を使う
日常の他愛のない…
事にすら【奇跡】
と ....
殺人事件があったが誰も騒がない
明日になれば忘れることができるし
隣の家の事件でも
こんば ....
どこにいるのだろう??
君は いつも
私の思いは
なにも知らない
窓の外を見つめていた
....
国道沿いの
ひと気ないバス停
それは待つための場所
立ちど ....
{引用=
しろやぎさんからおてがみついた
くろやぎさんたらよまずにたべた
}
....
そっと
人差し指で
意地悪に触れる
ところどころ
剥けている皮を
....
「いつかきっと」は、
この世に存在しない。
「いつか」は
とても便利なことばだ。
い ....
香ばしさと苦みがウリの豆を焙煎してもらう
双眼鏡で遠くを見るような休みの日
地球人を演じ ....
夜の境界の細いガラス線
危うく立ち 薄目をひらき
沈黙の表面張力 声は貝にねむり
とつぜんの風 ....
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