髪を撫でた
わたしはあなたを支配する
やさしさを武器にねじ伏せる
ひとたび体を差し出して
....
理想の高校生活を過ごした人は
何人いるだろう
特に訳も無く、朝は早く来て
教室の窓から通学 ....
2008/11/30 22:30
ロンドン。外は雨が降っている。僕はフラットの玄関の階段に座って、 ....
機械の少年は
機械の少女に会った
機械のように恋をして
装置のように結婚して
遠 ....
車体を軋ませながら
ショッピングモールの駐車場の出口をかすめてゆく ....
何か知らないけどこの1年間
ずっと笑ってたなぁ
ずっと馬鹿騒ぎしてたなぁ
ずっ ....
こんな
きれいな夜景
だれに
あげましょか
夜の帳にくるんで
天の川をリボンにして
お月さまのオ ....
シクラメン 暗夜の縁に 白く立つ
広茂
....
あの人が死んだ。
僕の彼女に言い寄っていた
ドレッド頭の やたらかっこ良 ....
身体から溢れ出ている君の愛地球を包む光のように
幸せな記憶心の奥の奥防虫剤に守られている
....
聴覚はナイフ
触覚は靴べらのように
点描の世界は途方もなく
広い音楽の塊に変わる
そこで ....
作品…少なくとも自らは、そう呼びたい物を世に問うならば、絶対に避けなければならないものが、一つだけあ ....
まえの席に
こどもを連れた奥さんがふたり
ひとりの奥さんの横顔を見ながら
出張さき ....
世界が輝いて見えた頃
きらきらひかる理想を描いた
それが使命であるかのように
そのすべてを捨て ....
「口を開けばうたとなる」そのさま覗き見の妹は{ルビ蝦蟇=がま}吐きたるを見る
ボードレエル ....
神様ありがとう
私に素晴らしい出会いを
与えてくれて
キミは
出会って間もない
私の恋 ....
君よ
強く羽ばたき
何処へ翔び発ち…
何処まで翔びたい?
君よ
わか ....
ひとつ花が咲いた
またひとつ咲いた
ほらまた二つ咲いた
僕の隣には君がいる
酒が飲める
....
じいさんが縁側で苺を食べてた
ばあさんがスーパーで安く買ってきた苺を
安い苺は酸っぱい ....
最近太りましたか?と、職場でたまにしか話す機会のない
女のコに言われたので、体重計に乗って ....
真夜中の桜並木に一人立つ
子らよ聞けむかし優しく春の風
神在って在り人有って在り ....
わからない。
どの道を進めばわからない。
どれが正解?
どれも不正解?
ずっとずっと道を選択 ....
ふとわたしはある予感がして
お風呂場へ走ってゆく
扉を開ければ片隅にいる
たわしは ....
友人の背中に
風船の幽霊が
取り憑いていた
月面歩行みたいに
不安でなぎこちない
歩き方を ....
やり直したいほど執着した過去なんて今まで特に思い付かない。
それなりに成功もして身の丈にあった幸せ ....
幾千の誠を証し伝ふもの一輪一人の大和魂
まっすぐに
まっすぐに
進むことが
正しいと思っていた
それができないと
気付いた ....
いつもの夜
独りの自由
快適な孤独
これまでは
ある日知ってしまった
声が聞き ....
歪んだ雲の地平線から
顔を出せない月
掻き混ぜて淀んだ熱が生んだ
君を抱けない腕を切り ....
私は時事的な問題にたいして、いっこうに関心をもつことのできないタイプの人間である。より正確に言えば ....
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