テンションちがうね
いつもと
大したことじゃない
だけど
ゆっくり歩こうよ
たくさん
....
散歩して見上げて還る夜明けかな
いつ見ても競馬新聞読んでるね
御父さん今日の夕飯なんです ....
{引用=
淡い緑の中で
逆三角形の水色が
樹を見上げると
サクラではなく
古タ ....
ろくしょう だ
つめたい痛みを
しっている
触れずとも
知らなくとも
夢にみなくと ....
雑踏は熱を
眠りは温もりを
時計は殺せない
部屋で一人、勃起
富士山が笑う
富 ....
生きていて欲しいの
私の胸で
痛み無く
悲しみ無く
弱い私を
許したりしないで
....
花びらを漕いで自転車もいいけれど
ゴンドラを浮かべて出かけよう
水もそろそろ冷たくはないだろう
....
雨は、涙のことを知っている気がします。
涙は、海のことを知っている気がします。
海のこと ....
「ビバ、カリフォルニア!」
三つ指をついた仲居さんはニコリともせずに呟いた。
奥の廊下を茄子 ....
山に入ったけれど魚はいない。全速力、スギ花粉は臭う。
ポリバケツの中から猫は出るか。日の出は近 ....
あなたのことばに
こころはういて
ぷかりぷかりと
うかびはじめた
あなたのせりふに
....
夢うつつの
柔毛(ニコゲ)の感触
ずっと
夢みていれば
良かったのに
ひとの気配に
目 ....
あの現場の写真を見た
瓦礫はすべて撤去され
金網や柵に囲まれたそこは
グラウンド・ゼロと呼 ....
寄せる唄が騒がしく 聞き耳立てる瓦屋根
冷たい肌を晒け出し 指を差し出し、かざぐるま
....
だだ広い世界は行けるとこばかり
今日も東か西かで揉めている
人は名前を付けてもらいたがる
....
東京都足立区立千寿第二小学校
一年三組の教室に入る
すでに半分くらいの同級生たちが来ている
ぼ ....
夕方。
駅のトイレ。
手洗い場前に立つ。
お化粧直し。
パフをはたく。
アイライン ....
別れの時を惜しみ
後に尾を引く
甘い愛の味
君は私を振った
私しゃ未練も何もないけれど
....
はらはら降るイチョウと枯れ葉は
まるで桜の森の満開のよう
降る
とめどなく
山奥で
密 ....
百年が新たに年を刻む時
僕らは始めの大人になった
あの道を通ってみたいな。
きっと、行き止まりには。
空の果てが、待ってそうだから。
小鳥が菜に群がる
たくさんの仲間と共に
山にはまだ実りがないから
人はお金を持って店に ....
遊び過ぎると、馬鹿になる。
勉強し過ぎると、おかしくなる。
運動し過ぎると、倒れる。
....
言葉の温度が
わかればいいのに
温かい言葉が
必要だというとこは
わかっているのに
....
育ったばかりの
若い芽が
涙を滴めている
将来への不安
現在を生きる
苦しみ
わかるよ
わた ....
なのはな (快活)
山裾に噴き出したいくつもの黄色い掌が
緩やかな風にくすぐ ....
形に出来ない物事を
言葉に込めると、いつからか
言葉が事実を乗っ取って
表せぬ物を振り落と ....
テレビ前
寝転び陣取る父ですが、背中から愛伝わってくるよ
8つ下
それでも喧嘩をいたし ....
キミがわたしのこと
「旅してるみたい。」
そう言ってくれたから
キミと一緒に
キミの ....
明るい陽射しのロビーで
いろんな人がカウンターと椅子の上
ぎこちなく たっては座り
さしだ ....
勝負の日は
願いを
かけるように
シャツに
アイロンを
かける
グーッと
....
石を結んで鳴らす バラバラと鳴らす ひろいひろい夜の隙間を覆い尽くすほど大量にならす
でもバラバラ ....
まだ顔を知らない
姉からの手紙が届く
意識だけの
わたしはまだ
返事が書けない
....
彼の名はイチロー
でも大リーガーのイチローとは全然違う
ヒットを打つことに関心がない
....
昨夜、遺伝子と数回にわたって交合したけれど
最後まで、ぼくが触れたのは
ぼく自身の器官だけであっ ....
震えが刳り貫かれる必要性について
痛点を分離させ
糸へ蒔かれた通過達は
濁った改良剤を編み込む ....
濡れる、まぶたにおいては
10年前のささやかな嘘だって
すこやかに息づいているのだ
腫れて ....
宝くじを買う
消えたお札のあの匂いとして
宝くじの一枚を
私がはさみで切るように、
宝く ....
あなたが詩人だったなら
こんな痛みも
言葉に変えてしまうのか
あなたが詩人だっ ....
ボクは自由が欲しかったんじゃない
ボクは僕自身が欲しかった
僕の心は誰か
誰かに持っていってし ....
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