テーブルの上に世界をひろげても
あなたの森羅万象は
私の目には写らない
それで ....
張り詰めたラップを着て
新しいキャベツが店頭に
テカテカと並んでいる
両手に乗せて天秤にな ....
溶けた琥珀が持つ日差しの輪郭は
枯れるまで4年かかった
ひび割れ
すっかりプラスチックのよ ....
ゆらゆらと歩く空中で
カメラのフラッシュでできた影が
一人で先にあるいていった
....
いつだって
泣きたい時に 笑ってた
笑ってないと ダメな気がして
にこにこ して ....
河原で石を拾う
黒いの白いの茶色いの
丸いの尖つたの小さいの
堅いの脆いのあとそれか ....
すきな人ができました
くすくす、えへへー
でも、わかれてゆきました。
であいがあればわかれ ....
壊れた空には傷痕ひとつ。
草にまみれて手を伸ばし、
嘘ぶく風が吹こうとも、
夢の切れ端 溶 ....
お墓の前を薄汚れたスニーカーで通った。
お墓に刻まれた文字は「佐藤」
佐藤、佐藤佐藤
僕には全 ....
それは…
曇り
後朝(キヌギヌ)の
椿の花びらの露に
怨言(カゴト)を残し
鈍色(ニヒ ....
暖気は彼方から来る
唾液の滴る地平から
巨大な湿地帯を通り
夕暮れの砂漠を抜け
私の肺臓に進 ....
自動販売機だけが明るく光る
夏でも冬でも
こんな山道でも、ちゃんと明るい
誰も ....
さくらんぼには
種がなかった
私の穴の空いた歯には
それでもとても痛かった
くだもの ....
月がきれいだった。
ぼんやり見上げた空に
ぽっかり浮かんだ月が
ぽっちゃり ....
雑念という名の念力できみをあたまの中からテレポート。
疲れ眠る ....
煮こごりを
あなたが 掬う
のが 見えた
かたまって
ふるふるになる息が
....
桃色に 大地を染める 花びらよ
フカフカの 大地の布団 花びらよ
花びらが 大地に掛ける 桃布団 ....
雲間から
虹の手が
世界にのびてくる
わたしは
君の手を
掴もうと
空 ....
わかれ ちぎれる 雲間を
縫いとじてゆく聖歌の雨だ
みんなして一斉に生誕をやりなおす
後ろ向き ....
マリエのヴェールは白
と決まっていますが
佐保姫のそれは緑
風の掌は
花婿でもないくせに ....
{引用=
麻酔の切れた
風見鶏は
錆びついた羽で
取り戻したくて
逆回りを始める
けれど ....
NARS4013、世界でいちばん売れてるチークの名前はオーガズム。世界中のベッドのうえで上気した ....
破蓮の残骸の
真っ心に
空みつけて雪ぐ
ひとひらの君
※読み 空(から/ ....
{引用=
ここに硝子の器があります
珈琲を、{ルビ淹=い}れました
それは「食器」になりま ....
今日は、神の権威と人の立てる権威について書いておこうと思う。権威を思い浮かべる時、そこに組織という ....
ずっと一緒にいられないことは
わかっていたから
いちどだけ一緒にいようと思った
あなたは青 ....
寝ている
ふたり
まるで
バター
みたいに
溶け合って
....
花粉はつらいけど
それはそれで
明るいから
お出かけする
わたしの身体
今知らない場所にい ....
イチローって大麻やってそうだよね
セルフメディテーションとかいって
どうでもいいけど
イメトレ ....
愛にあふれた人
愛にうえた人
愛にみちた生活
愛にかこまれた生活
仕事の山
自制の毎日 ....
春になったばかりの頃
白い帽子を追いかけて
春風の中を駆けて行った
草原の若い草からは
....
あの頃顎下で切りそろえた黒髪は
いつの間にか胸下まで伸びていた
美しい茶色の ....
白の崖 白の椅子
海へ突き出る
骨
耐えられなくなり
あなたの手を取 ....
一つの歌を通じて
君と僕とは繋がれた
奇しくも男女を描く歌
二人の「脱出」描く歌
器 ....
観覧車の回る速度と
自転する地球の速度が等しい
わたしは丸い窓から
母を見ている
....
白い時間のうつわ
網膜のひだまり
ベンチでうつらうつらしている間に
思い出が回遊し ....
美しいものは全て偽りだ、と
指先の感覚が暗示をかける
諦めたように
優しい痛みなどは
もう、 ....
耳を塞いで 顔を横に千切れるほど振って
いやだ いやだと泣き叫んだ
あの空の果てへ行きたくな ....
なま卵としての月へきみはどうして黄色いひかりを放つの。
フライ ....
ピアフ ピアフ
情熱の心で 愛を感じとって
わたしは子どもじみて
とても純粋
霧の晴れた ....
アイスを食べるための宝くじを買う
体が目覚めないものかと
不確かさに
悩みの中はおかしくなりそ ....
ゴツゴツ落ちつかないバランスの崩れた車
その中で聴く二十歳のためのロック
その青臭さが自分のもの ....
ねえ意地悪いわないでよ
もう少し後にしといてよ
言い値でしとくよ、そら
ほんとさ急かすなよ
....
君が僕の棺に入ってきた。
2009年3月11日
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
血統
瑠王
自由詩
2*
09-3-11 23:51
瑞々しい嘘
木屋 亞万
自由詩
4*
09-3-11 23:35
白昼夢
しべ
自由詩
2
09-3-11 23:23
白紙の辞書
こめ
自由詩
6
09-3-11 22:59
にこにこの理由
BOC
自由詩
0
09-3-11 22:52
どぼん
亜樹
自由詩
0
09-3-11 22:50
しんでしまった、しんでしまった、
きるきすみー
自由詩
0
09-3-11 22:08
壊れた空には傷痕ひとつ。
雨野六也
自由詩
4
09-3-11 22:05
さとうさんちのおはか。
きるきすみー
自由詩
0
09-3-11 22:05
痕跡
フクスケ
自由詩
1
09-3-11 21:37
かなたから
非在の虹
自由詩
1
09-3-11 21:31
自動販売機だけが明るく光る
雨野六也
自由詩
4
09-3-11 21:28
瑞々しい嘘
因子
自由詩
1*
09-3-11 21:26
きらきらぽわー
つゆ
自由詩
1*
09-3-11 21:24
「 きみのあたまの上の電波塔がすこしぼくに傾いた物語。 」
PULL.
短歌
6*
09-3-11 21:04
煮こごり
因子
俳句
0
09-3-11 20:28
花びら&香&春 (2008.2)
guchi_...
俳句
0
09-3-11 20:19
『春先』
あおい満月
自由詩
6*
09-3-11 19:48
哀歌輪唱
北街かな
自由詩
3*
09-3-11 19:28
色鉛筆のためのパレット/風は薄衣の緑のほうへ
海里
自由詩
0
09-3-11 19:24
彼は空を飛びたかった
亜久津歩
自由詩
21*
09-3-11 19:00
(equally probable)
○
自由詩
7*
09-3-11 18:27
雪花
夏嶋 真子
短歌
4*
09-3-11 17:37
手品の妙
亜久津歩
自由詩
6*
09-3-11 16:58
宗教のための宗教とは(2)
生田 稔
散文(批評...
0
09-3-11 15:16
そんなこと
チアーヌ
自由詩
3
09-3-11 14:59
バター
つばさ
自由詩
1*
09-3-11 14:43
何も無い昼間
チアーヌ
自由詩
4
09-3-11 12:47
歪み
udegeu...
自由詩
2
09-3-11 12:47
愛ちゃん
ペポパンプ
自由詩
6*
09-3-11 12:45
春
未有花
自由詩
16*
09-3-11 12:42
heaven
ロリータ℃。
自由詩
7
09-3-11 10:02
鉄夜
木立 悟
自由詩
2
09-3-11 8:52
カーラジオ
邦秋
自由詩
0
09-3-11 8:41
観覧車
小川 葉
自由詩
6
09-3-11 3:23
路線バス
shu
自由詩
8
09-3-11 1:48
嘘の砂漠
智鶴
自由詩
3
09-3-11 1:46
カンパネルラ
セシル
自由詩
3
09-3-11 1:35
「 なま卵としての月へ。 」
PULL.
短歌
1*
09-3-11 1:12
ピアフ
西日 茜
自由詩
5*
09-3-11 1:11
ベッドの上で
kiriko
自由詩
1
09-3-11 1:11
成熟した空虚 二〇〇九
kauzak
自由詩
6*
09-3-11 0:33
フォールアウトボーイのフィロソフィー
aidani...
自由詩
5
09-3-11 0:28
棺
satyri
自由詩
0
09-3-11 0:22
44rows, 1.04sec.