さとうさんちのおはか。
きるきすみー
お墓の前を薄汚れたスニーカーで通った。
お墓に刻まれた文字は「佐藤」
佐藤、佐藤佐藤
僕には全部同じに見えた。
佐藤家之墓
全部同じに見えるけれど
時々ここに来る彼らの大切な人は
場所も違いも分かってる
僕には全部同じに見える
さとうさんちのおはか、は
誰かにとっては大切な泪の理由です
そう思うと生きてる気がして
ちょっと怖くなった、
でもね、
怖いのってだれだと思います?
さとうさんでは無い気がする、
すにーかー。
自由詩
さとうさんちのおはか。
Copyright
きるきすみー
2009-03-11 22:05:05
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