くたびれた足を引きずって 
いつもの夜道を帰ってきたら 
祖母の部屋の窓はまっ暗で 
もう明か ....
きのうから十時間と四十五秒起きてる。
  
  {引用=「どこ見ても黒い縁どりが邪魔をして、どう ....
どこに行っても暗闇のじめじめした神経が張り巡らされ
だれひとり彼を人と認める人もなく
まして、よ ....




曲がった僕を

曲げて真っ直ぐにしてくれる


だから僕は曲を聴く

 ....
水色の匂いがした

午前の光に撹拌されて

僕と彼女の鼻に入り込んだ


どこかで蛙の ....
カミーユの様に、ジョーの様に、廃人になってしまった方専用です。
まさに、廃人専用。シャア専用ではご ....
その時 私はまだ幼い少女だった 

まだ言葉を覚えぬ少女だった

ただのひとことさえ 言葉を ....
長生きがしたければ お腹一杯食べなければ良い
全ての生き物は 腹7分目でもっとも長生きなので
 ....
君は生まれ 

死を目前とし
 
僕に願った

この手に触れて

この手に触れて
 ....
ポツポツと
感情の中に出来た
吹き出物

それは紅く
腫れ上がって
痛痒く

爪を立 ....
ナモ サダルマプフンダリカサ スートラ
さまよふ
啓示にみちたサガレン

    ☆

 ....
死ぬ準備ならちゃんと出来ているよ
あなたを殺さない方法もわかっているよ
全てが本当なわけじゃない ....
とうとう雲雀がやって来て
春の幕を落としていった。

雪の下からのぞいた蕗は
眩しそうに太陽 ....
腹をすかせている子に
乳とパンを与える
喜んで飛びつく
重圧を感じる。

長女に久しぶりね ....
春を告げるなら
サヨナラの前にしよう

白い息を吐いて
抱き合ったぬくもり

競争して
 ....
 
 声は届かず、
 
空白による想像
繰り返し重ねてみる
 
透過はやがて
いちいち ....
               090310




くたばりぞこないが
へっついにもたれ ....

すべらかな声は
よるのはじまりの、そのすきまを
ゆるゆると 這って 消えた

(あしたま ....

霧雨が舞っている。交差点には、今日も遅れずに午後四時がやってくる。

位相差。彼女の視野は位 ....


ぼくの頭の中の目覚まし時計は鳴り響く
急いで飛び乗った電車は回送だった
、なんていう
 ....





火の境い光の境い冬ひとつ


穂の奥の鉛の森ぞ燃えさかる


岐に至 ....
私はいろいろなことを思いながら
歩いてきたけれど
確かなことなどなにもなく
ただ歩いていくその ....
指先に針を刺せば、私の体を廻る血液はドーム上に膨れ上がる。
何度も指先に針を刺すのは、その赤の中に ....
美しさは
人見知りするのだろうか
いつもつつましい
声をかけられるまで
犬小屋でかくれんぼし ....
果てるなら
果てるなら
あなたの瞳に
溶けて
今夜だけは
今夜だけは
あなた ....
春めくもつかの間一転寒風寄す


蕾もつ少女なる君黙読し


眼差しの貧しき部屋にインテ ....
赤い銀がみを
しわを広げて
羽織り
巻きつけてみたら
わたしはすべてが
チョコレートになっ ....

シフトチェンジしてダイヤルロック。
今夜雨が降るだなんて信じられないな。
まあオレが信じよう ....
肩を叩かれた気がして振り返ると
日が沈もうとしていた


曖昧な藤色の空にうっすらと月が照り ....
従事する仕事をかみしめる
とても落とされそうな現実だった けれど
指にされそうな夜の中 
明日 ....


私はなんのために生きているの?
なんのために、こんな苦しい気持ちにならないといけないの? ....

気取らない中国小説家余華の『許三観売血記』の文体

前の中国語生徒さんが中国語 ....
 
一枚の雨
窓しかない列車が
なくした足を探していた
わたしがいたら
遊園地がある
そ ....
私が消えた

薄くなっていたけれど

消されるなんて

消されたんじゃない

 ....

昼下がり
並列自転車のトンネルで
独りの黒猫に出会いました。



一目で野 ....
 
春が訪れた
ある晩
列車に乗って
終着駅にたどり着くと
妹はまだ
待ってくれていた
 ....
熱帯の
硬い鱗の斑の洪水
しなやかに動く鰐の暗色のながれ
眼睛のファサード
エメラルドに輝き ....
みんな終わりにしようと思ってたんだ
いいことなんてひとつもなかったし
こんな人生もういらないんだ ....
キラキラとフライパンが
禿げて銀色が出てきてしまい
目に光が飛び込んで
そのまま赤錆に変わって ....
 びおうびおうと風が吹いた。不純物が混ざると雑音も増すのだろう。雪混じりの風は音を強く感じる。雪国と ....




なんにも無い


夜中の空気が

ぱっかりと割れて



僕自 ....
空に最も近いセラミックス・ビルディングが傾げたのは
数百年前のことだったでしょうか
後文明再開発 ....
帰路、夢堕ちぬ

栄誉こそなくし

マントほつれ、裂けても

火、胸へ

闇を笑う二 ....
前日 Home 翌日
2009年3月10日
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
遺影のまなざし ー四十九日前夜ー 服部 剛自由詩2009-3-10 23:45
スクールガールファンタジーとエトセトラaidani...自由詩409-3-10 23:44
草野大悟自由詩109-3-10 23:35
北星三天自由詩0*09-3-10 22:19
卒業式吉岡ペペロ自由詩509-3-10 22:02
廃人がポツリとつぶやく部屋9過去ログ倉庫09-3-10 21:23
空爆楽恵自由詩2*09-3-10 21:04
長生きがしたいですか?会長自由詩009-3-10 21:04
Rem梨玖自由詩009-3-10 21:03
吹き出物未完自由詩1*09-3-10 20:43
修羅を読む(6)Giton短歌0*09-3-10 20:29
浅はかな絶望笹子ゆら自由詩209-3-10 20:25
冬を見送る子昏(ヤッカ)自由詩0*09-3-10 20:15
所帯染みた臭い話ペポパンプ自由詩5*09-3-10 18:57
春を告げるなら風音自由詩209-3-10 18:52
call琥霙ふうり自由詩1*09-3-10 18:33
表現の自由あおば自由詩7*09-3-10 18:11
予感yuri.自由詩309-3-10 18:03
記憶/ピアス自由詩309-3-10 17:46
無人駅にてゆうと自由詩2*09-3-10 17:25
晩冬夜木立 悟俳句209-3-10 17:12
海へkiriko自由詩209-3-10 16:53
赤の世界携帯症候群自由詩009-3-10 16:28
祈り乱太郎自由詩22*09-3-10 16:20
夜行列車自由詩7*09-3-10 16:19
晴れ・雨・曇りアハウ俳句009-3-10 15:48
カカオ唐草フウ自由詩4*09-3-10 14:37
Correct answerBOOKEN...自由詩3*09-3-10 14:17
夕暮れに呼ばれた感情あ。自由詩2*09-3-10 13:34
農村で気化されK.SATO自由詩2*09-3-10 13:02
とわ自由詩209-3-10 13:01
気取らない中国小説家余華の『許三観売血記』の文体里欣散文(批評...109-3-10 12:35
虹織たもつ自由詩709-3-10 9:35
消されたわたしm_on+自由詩0*09-3-10 8:37
黒猫の航路図夏嶋 真子携帯写真+...9*09-3-10 5:56
ある晩、春は小川 葉自由詩509-3-10 2:55
碧眼ファサード片アングラ少女自由詩209-3-10 2:36
それは意外と単純な答えでした涙(ルイ)自由詩3*09-3-10 1:39
復活K.SATO自由詩1*09-3-10 1:37
博士の愛した異常な数式影山影司散文(批評...209-3-10 0:36
夜中の卵北星三天自由詩0*09-3-10 0:29
ヒステリカル-ロジック-02【パラダイス・マシンの電池】北街かな自由詩3*09-3-10 0:23
現代いろは歌昏(ヤッカ)自由詩1*09-3-10 0:14

加筆訂正:
農村で気化され/K.SATO[16:18]
43rows, 1.05sec.