あたしは、たくさんの人に支えられていた。
それだけは今言えます、
Eさんの卒業証書が渡されなか ....
見えていたものが
見えなくなり
何かに気づいたふりをしていたら
首筋の辺りの皮膚が
ひりひり ....
店を出ようと思ったのに
もう一杯
コーヒーを注文してしまった
お財布の中を確認する
ギリ ....
満月から三日目の
良く晴れた夜空に浮かぶ月が
一番高く昇るその瞬間
かぼちゃ畑に
化石が生え ....
思い起こすことがくるしい。
思い出すことが苦しい。
記憶を自ら消す。
何気ないきっかけがトラウ ....
雪化粧 天の羽衣 峰飾り
夕紫峰 天の羽衣 纏いけり
白むくに 天の羽衣 峰立ちぬ
空綿毛 枯 ....
雷鳴よ、
私を垂直方向に裁いてから誘拐してください
アイスピックのようなもので行為を強要し
体 ....
みすぎ
ききすぎ
はなしすぎ
なきすぎ
わらいすぎ
たのしすぎ
たずねすぎ
し ....
週休出勤の帰り道
駅のアナウンス(それも合成音声)が
曖昧な事を言っている
まもなく、普通 ....
わたしのなかの
過去と今
現実と非現実が
背中合わせで
わたしを巡る
蛍光色を ....
まだか、少年チック
ごめんな、ピアスが捨てられなくて。
じつは、天然シック
これまで言わず ....
泣いてばかりの君も
火をつけられて数時間後には
カスカスの白い骨になっていた。
僕たちは黒をま ....
誰かと話しただけで幸せな気持ちになれる程
心が敏感な日の後には
必ず、誰とも話したく ....
闇よりも暗い海の底で
そっと 約束を喰い千切った
悲しい とか 苦しい とか
そんな言葉 ....
狂ったようにチョコレートに噛り付いてる午前2時過ぎ。
現状において何が不満なのか。 ....
たべたらなくなる
ミスドでは
アメリカーな音がバシバシ流れる
どうする?
なんか物凄 ....
下北沢の安いオンボロアパートメント
若くてブッ飛んだ一組のカップルのジャンクな生活
....
ドアを開ける。
廊下
風
壁
渦巻く
すべての白が
クリーム色になりたく ....
((ア、
した、明日/
あわく、中に いる(の
遊泳す/る、書物の朗読するなかに/かんた ....
四角い四角い箱の中
あの子は皆に殺された
ジリジリジリ
あれは何の音ですか
....
宇宙と
そこに存在するものとのあいだには
違和感がある
物理学者も
宗教家も ....
ダッシュコマンドを使うと
壁にぶつかるまで止まれないから
砂漠のようなフィールドで敵に遭遇した
....
今日が決戦の日だ
そんなときでも
明日からのことを考えている
メモ用紙に
ぬかりないように
....
でけえ島日本は世界の文化記憶する
メモリー持つべき土地の因縁
南海の少 ....
夜はいづこにはてすらむ
◇ 胸にふきそふ、若草(にこぐさ)の、
羽織れる吐息に ....
なにか良い案がひらめくとき
人のあたまの上で電球が点ります
あたまをいくらひねっても
なんにも ....
人は産まれたときいくつか知れない確率の不運を
ギャーっと叫ぶ
人はパンクにココロを開 ....
気が付けば ボクの尻尾が切られてた
可愛いのにな、ゆらゆら揺れて。
草原を自由気 ....
トビモンオオエダシャクのタマゴはろくしょう色
トウカエデの樹皮に産み付けられていて
日本 ....
だって痛いから
傷口から咲く花が
美しくて不思議なんだ
君を含め
も ....
陸上競技の大会で
入賞した
優勝ではなかったけど
おにぎりが
少し塩辛い気がした
....
金融不安っていうか
もう800円しかないから不安とか
死ぬまで童貞ぽくて不安ってのならまだ分かる ....
長い階段を登り切った僕は
僕を山手線へ、地下鉄から減速と
加速を交互にくり返している人の改札 ....
機関銃をうち鳴らしていた
弾薬が僕の体じゅうに巻き 動かす
その、戦車のコントローラーと
....
しっぽを空へ
ぴーんとのばして
ここにはいない人たちと
話していた
わたしたちには
....
誰かが誰かに語りかけている。これは、詩だ。詩的表現という言葉が僕はあまり好きではないことのお話。 ....
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