大手菓子メーカー製造の
5個入り徳用大福に手を付ける
機械練りの餡であっても
小豆は小豆だ ....
目をつぶっちゃえばさ
右も左もわかんないのに
前進と後退に縛られる
決まり事が多すぎる
....
幻の花に
私
水をあげるのを忘れてしまった
あまりにも長い間
自然に咲いていたから
....
あの強い光のかたまりが
拾いあつめた白熱灯だとは
知らんふりをしていた
あの広い体育館の隅 ....
毎日不安だった
誰も私を必要としてないんじゃないかと
誰かの一番になれないんじゃないかと ....
オナっていたほうがマシ オナっていたほうがマシ
ぐんぐん煮るからグングニル ぐんぐん煮るからグング ....
この 外交交渉 は 歳月 だ
明暗 の 認識 が 超臨界水 が 強 ....
太陽 は もっと 鳥 のは 横たはつた
かがやく 目の進化モデル ....
寒いね
さむーい
しんけいつう、になった
肋間神経痛だって
(初恋の痛みだと思いこんでた)
....
はなればなれになる 白骨
楔形 宣伝戦 は ロドプシン の ....
耳の周りや頬の近くやらを
冷たく刻み込むような
秋の驟雨が染み込む
家路を逝く靴音には
永い ....
幾千の出会いの
張り巡らされた紅い糸の中で
偶然
手に取った一本の糸が君と つながっていて
....
納豆を混ぜながらふと思う
もし私がこの粒のひとつだったら
ずっと君とくっついていられるのに
細 ....
スコープのさきに
わたしは詩をとらえた。
詩は、スコープのなかで揺らぎつづける。
狙い ....
大学からN駅まで歩いて行くことがあります、と話しのついでに言ふと、先生は興味を持たれた様子で、その ....
たった一人で
たった一粒の
愛へ落ちてゆく
街角で
目があった
おんなのふるくなったひ ....
「逃げる」を見つめてました
ある時は空腹から逃げました
耐えきれずに食べてしまったのです ....
水のそばに
水の羽があり
四つの水を映している
ひとつだけ蒼い波が来る
ふい ....
うろこ雲の尻尾につかまって
東の空へ流れ去った君は
雨雲に紛れ込んで
細やかな涙を降らせた ....
ゆうひと呼ぶには余りにも始まりに似て
さざめきと呼ぶには余りにも産声高く
かさぶたと呼ぶ ....
グラブが白球をはじく
グランドがしわくちゃの絵になる
天上にぶら下がり
ゆれるショート
....
夢の後味は
雨上がりに似ている
ほんのり苦い香りが
漂っている
今
目をつむっ ....
大阪の黒川に魚が死んどる
生臭い水面に不衛生な雨がぶち当たって
救いようの無い水疱瘡
あの中は ....
ちぎられた契りは
女の裏切りで
真理に昇華された
男の世界に
破られ、壊された
女の歌声は ....
実態がない
1ミリもない
あの子の必要としているのは俺じゃあ無くて
俺が必要としてい ....
憂鬱な金融機関に預金してあげる
木曜の昼休みに窓口でスマイル
ATMの顔色うかがってもしゃー ....
森の色 珠海の色
巻きつけた雨の紐
せせらぎは水の路
跳ね上げる声 鐘の号泣
旅立ちだったお ....
トワイライト、トワイライト
きみはそうしてすぐ消える
これが夢だとしても
ぼくは忘 ....
おめでとうございます。
永い道のりだったでしょう。大変ご苦労様でした。
この壮絶な死闘に見事、勝 ....
私の鉄の足が
今日も震える
しかし今は先へ進もう
血走った眼下に広がる
光と影の織り成す ....
曇り空
九月がいらついて
べつに傘どもが
地面に
こびへつらう訳もなく
....
水色を
記録しよう
ぼくの水色
あなたの水色
泉であり
小川のせせらぎであり
美 ....
遠い、
遠い稲光。
何度も、
何度も光。
とりあえずは、
....
中に隠った空気が窓に当たって泣いている
じっと見つめたボクは聞いた
『何故、 ....
妹が泣いていた
だいじなオルゴールの中に
嫌いな虫が隠れているという
ふたを開けると
と ....
ゆっくりと立ち昇っていく煙草の煙を
いち、に、さん、し、と雨が打ち消して
季節外れの、風鈴の音が ....
今迄に
幸せのボールを取り損ね
ベンチ裏で独り、涙を手で拭い
辛酸を{ルビ嘗=な}め尽く ....
新鮮すぎて盛られた皿の上でなお、ぴちぴちしている鯛の煮物
洗剤で洗われた後、絵の具で鮮やかなピンク ....
くだらない事で神経をすり減らし
まだ死ぬ気にはなれない
そう
楽しくないのは死ぬ理由にはなり得 ....
ひねったら水が出ます ひかっています で? 好き、に理由なんてないよ
踊り場の全員うえを向 ....
平坦な田畑の中に小高い高台があってそこに十前後の墓がある。家内の実家の墓はそのひとつ。お隣りは戦没者 ....
いつも果物をならべている
腐ったものはないか確認しながら
ひとつひとつのウマさが
....
冬の継ぎ目を
誰にも気づかれないように
走りさったあの日
あの日は毎年やってくる
....
おまんこルンルンしないこんな日はおちんちんをおうちに帰ろう。
....
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