買い手のつかぬまま
何年か空き地だったお隣に
店舗兼アパートが建った
店舗といっても
コイン ....
人間って悲しいなあ
そういう現実をつくりだしてる自分
変わろうと思ってもそう簡単に変わら ....
ラクダに乗って
コブをゆらしている子
子に何を聞いても
ユーラユラとしか答えない
ラク ....
嵐の去った夏の空は
純粋な空が広がり
地上には青い風が流れる
暑い気温でも空を見れば涼しい
....
いとう「インターネットの閉鎖性」
http://po-m.com/forum/showdoc.ph ....
ふしあわせな こころに
にじを かけそこなった
せつなさの はてを はなで
かざれなかった き ....
絶え間なく落ちる水は
その優しさの象徴
穏やかに浮かぶ笑みは
平和を見守るまなざし
彼は ....
記憶は左から右へ過ぎ去り
流れる雨に歪んだ街並みは
僕の黒い顔を窓に映している
暗い路 ....
溢水の、細胞ははがれやすさに
幾度となく さざ波は
ついて はなれ
たい
鶴がいなく ....
霧雨が運ぶは遠い音ばかり
我が水の薄さに萎える羽虫かな
触れ ....
何をみんなは 笑っているの
濡れぬ肢体を えろんと舐める
苦し紛れに ペンキ撒いたの
何も ....
曇天の空に轟音がこだまし、
先に飛び立つジェットの一機
また一機と つづく滑走路の直線
野蛮 ....
僕らは空気を育てた
空気を育て空気と遊んだ
外を連れて歩くと
人はそれを風と呼んだ
空気は僕 ....
はちがつようかのその下には
あのひとの死体がうまってる
わたしの夏が赤いのは
夏があのひと ....
微笑みは遠くに。
麦わら帽子は陽射しを遮り
君の表情も影で隠す
君の小さな口元 ....
華やいだ雑踏を抜けて
遥か高く聳え立つ構造物に
押し潰される
ワインレッドの血の
芳しさに恍 ....
恥ずかしくて
勇気がなくて
まだ云えない想い
明日
夕立のあとの
涙のあとの
夕暮れ ....
遥かかなたの
赤い想いをめがけ
心をこらしている
届くだろうか?
私の想いは
この矢と ....
闇に灼けた丘の上から見下ろしていた
都市銀河が燃えてゆく
尽く
熱に凪ぐ雑草が足元 ....
春の陽射しは
いつも優しく
夏の陽射しは
焦がれる熱射
秋の陽射しは
どこか冷たい
....
火がついて
泣き出した
わたしの心臓の悲鳴が
肺からもれて
ひゅ ....
いいかい
君がいくら誰かに不満をもっていても
君が何も言わなければ
君の不満はどんどん膨らんで ....
人間は汚れている。身も心も。
人の世のニュースを写すテレビ画面の中で。
私の姿を映す鏡の中で。 ....
一.
なんだかね
スーパーに行ったんだ
この街は夏でも冷房とかあんまり無くて
でもそのス ....
本当に申し訳ない。心より、深く、お詫び申し上げる。私は恥ずかしい。顔向けできない。
私を育んで ....
毎日流されながら
何かにこだわりながら
狭くなった世界に地に這いずりながら
生きる ....
‥もう終わりだね
呟いたのは
あなただったか
わたしだったか
照らし出された
顔だけが
暗闇に蒼 ....
こんばんは わたし
こんばんは あなた
窓の外で
覗いてるのはだれ
....
新しい病院へ向かう車の後部座席で
寝転がって窓の向こうを見ていた
お泊りはもういやなんだけど
....
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